精神状態-強迫性障害、不安
問題番号(年度-番号):7-9,12-52,15-29
●強迫性障害: 12-52
①反復する強迫観念または強迫行為のために、重い苦痛や不利益を生じているもの。患者はしばしば強迫観念に対して抵抗を試みるため、強い心理的な衝突を伴う。
②強迫観念は、本人にとってその内容が不合理であると感じられているにもかかわらず、打ち消したり、無視したりすることができない。しかし自分の考えであるという感覚は保たれている。
③強迫行為は、強迫観念に反応して繰り返される行動である。強迫観念を中和する働きを持つ場合があり、(続けることだけでなく)中断することについても強い苦痛を伴う。
12-52
A・・・病識あり→×
B→○
C・・・強迫神経症の防衛機制は「置き換え」、また「肛門期」への固着が関与→×
D→○
※問題文にもあるとおり、古典的に神経症と呼ばれていた症例は、DSM-Ⅳにおいて不安障害(広義)などとして定義しなおされた。DSM-Ⅳでの呼び方を確認しておく。
◎不安障害
不安神経症→全般性不安障害またはパニック障害
恐怖症→広場恐怖、特定恐怖症、社会恐怖
強迫神経症→強迫性障害
◎身体表現性障害
心気症→心気症
ヒステリー→転換性障害または解離性障害
◎解離性障害
ヒステリー→解離性健忘または解離性遁走
離人神経症→離人性障害または解離性同一性障害(多重人格障害)
◎気分障害
抑うつ神経症→大うつ病性障害または単一エピソード気分変調性障害
●不安、不安障害: 7-9,12-29
7-9
A・・・恐怖のこと、恐怖がはっきりした対象を持つものであるのに対し、不安は対象が未分化で漠然としている→×
B→○
C→○
D→○・・・Lazarus, R. S.の不安の認知的評価(①否定的解説群、②否定的方向づけ群、③サイレント群)
E→×・・・認知的不協和理論はフェスティンガー
15-29
A→○
B・・・広場恐怖を伴うパニック障害、広場恐怖を伴わないパニック障害に分けられている→×
C→○
D→○
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コメント
ひろみさん、こんにちは
教えてください。
必勝マニュアル23ページには、潜在学習を証明する実験をしたのはTolman,E.H.とあります。
北大路書房『教育臨床 心理学中辞典』では、実験を行ったのはBlogettと書かれています。
異なる人が同じような実験をしたのでしょうか?
それとも、どちらかの記述に誤りがあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
時間がなくなりつつあり、焦っています。(^^;)
投稿: ベルン | 2006.10.03 16:24