統計-検定
問題番号(年度-番号): 4-7,5-10,7-12AD,8-6B,11-14AC,15-23CD
●帰無仮説
最初に自分の言いたくないこと(帰無仮説)を立ててその確率を計算し、その確率が十分小さければ帰無仮説を棄却し、言いたかったこと(対立仮説)を採択する。
●有意水準
帰無仮説の確率が十分に小さいと判断される水準。しかし帰無仮説が棄却されてもそれが誤りである確率は残る。それを危険率と呼ぶ。
●Xの2乗検定
ノンパラメトリックな検定の代表例。名義尺度と名義尺度との間の関連を調べるための検定
●t検定
2つの群の平均値の差の検定に用いる
●F検定
分散の比の検定を行う、等分散性の検定に用いる
●分散分析
3つ以上のグループ間の平均値の比較をしなければならない場合
●交互作用
ある従属変数に対し同時に2つ(以上)の独立変数が影響を及ぼし、独立変数が単に1つのときとは異なる影響を及ぼす現象
4-7
2つのテスト結果の特徴
①Aテストの平均は男女とも90点で差がない→Aテストの男女差を有意とするaははずす
②Aテストでは4つの平均点は平行でない(交互作用の可能性あり)
③Bテストでは4つの平均値は平行である(交互作用の可能性なし)→c,dをはずす
bとeを比べてBテストでは男女差、年齢差とも影響がある可能性があるので、eが正解
5-10
解説省略
7-12
A→× 帰無仮説を棄却することにより、対立仮説に効果があることを主張する
B→○
C→× 相関と因果関係は別
D→○ 有意水準は習慣的な取り決め・・・8-6Bも同じ設問
11-14
A→○
B→×
C→× 有意水準5%とは、帰無仮説が偶然起こりうる可能性が5%であるという意味で、95%の確率で対立仮説に意味があるということにはならない。
D→○・・・68.26%が±1標準偏差の範囲内に入る
15-23
A・・・11-14D参照、でも文章が変。「2分の1の標本が」とすべきだと思う。→×
B・・・頻出!→○
C・・・頻出!→×
D→○
例題(国ⅠH10)
ある会社の社員を対象として、テレビ視聴時間に関する調査を行う際に、個人の特性として性(男性と女性の2水準)と年齢層(若者、中年、高齢者の3水準)を取り上げ、性や年齢によって、2週間のテレビ視聴時間の平均値にどのような差がみられるかを調べようとした。用いるべき統計分析の方法として妥当なものはどれか。
1.1要因分散分析
2.2要因分散分析
3.t検定
4.Xの2乗検定
5.クロス集計分析
解答:2
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