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2004.09.22

心理学の基礎-「対人認知」「印象形成」

問題番号(年度-番号): 6-14

●印象形成
対人認知において、他者に関するいくつかの特定の情報を元に、その他者の全体的なパーソナリティーを推論することをさす。
印象形成に関する古典的な研究者としてAsch, S. E(1946)のものがあげられる。彼は、性格特性を表す形容詞のリストを用いて、そうした人物の全体的印象は「温かい」「冷たい」といった中心的特性を核として他の情報が体制化されることで形成される(ゲシュタルトモデル)のであって、個々の特性がモザイク的に合成されるのではないことを主張した。さらにAschは、同様の手続きの実験から、リストの呈示順序によって、同じリストでも異なる全体的印象が形成されることを示した。
今日では、性格特性に関する限られた情報からでも他者の全体的な印象が形成されるのは、バーソン・スキーマや暗黙の人格観のはたらきによると考えられている。また、印象形成の過程では、光背効果、寛大効果、ステレオタイプ化といったさまざまなバイアスが混入しやすいことも指摘されている。

※光背効果(ハロー効果Halo effect)
他者の性格を判断する際、その他者に顕著に好ましいあるいは好ましくない特徴があると、その他者のほかのすべての特徴についても不当に高く、あるいは低く評価してしまう傾向をいう。

※寛大化傾向、寛大効果
他者の望ましい面が強調され、望ましくない側面は控えめ、つまり寛大に評価されやすいというバイアスのこと。結果として実際よりも好意的な評価になる可能性tがある。

a.対人認知とは性格、欲求、感情などについてどのように理解し把握しているかをいう。→○
b.他人を認知する場合、その人について断片的な情報しか得られてなくても全体的な印象を形成することができる→○(印象形成という、ゲシュタルトとの関連)
c.同じ情報を与えても、情報提示の順序が異なると人の印象は異なったものになることが多い。→○(初頭効果、新近効果)
d.印象形成には他人の良くない面が注目され、良い評価を避けようとする寛大効果が働く・・・後半は「良い評価を避けようとする」の部分が誤り→×
e.正確な認知ができる人は経験、類似性、自己洞察力などを持っている。→dが×なので○

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