心理学の基礎-「創造性」
問題番号(年度-番号): 8-29
●Guilford, J. P.
集中的思考・・・与えられたただ1つの正解に到達しようとする際に働く思考・・・ビネーやウェクスラーの知能検査によって測定される、過去の経験や知識を利用して、なるべく早く正解に到達することが要求されている
拡散的思考・・・様々な可能性について考えたり、新しいアイディアを思いつく能力
●創造性と知能の相関
一般に正の相関を示すが、知能指数が120を越えるとこの相関は消失する。
●創造的思考の進展
準備期・・・必要な情報の収集と問題状況の分析
孵卵期・・・意識的な思考活動の停止、休息期のように見えるが、それまでに準備された内容が整理され消化される時期
啓示期・・・創造的思考の決定的要素であるひらめきが突如として出現する
検証期・・・ひらめきとして与えられた着想を枠組みにしたがって現実的に仕上げる段階
※創造的退行
芸術家が作品を創造するときには、多くの場合、積極的に無意識に退行する。そしてその状態においてふだんは無意識・前意識にあるような衝動や葛藤等を体験し、それが創造活動に影響する。芸術家は、退行という経験を通して得たものを、遂行によって適応的に再統合して芸術作品を生み出す。
8-29
a→×・・・孵卵期
b→○
c→×・・・「高い相関」ではない
d・・・孵卵期から啓示期のこと。「意識的自律性」ではなく「無意識的・・」→×
e→×
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