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2004.09.26

ロールシャッハ・テスト

問題番号(年度:番号): 5-36,6-49,7-36,7-50,8-43,8-44,9-53,10-49,11-46,12-27~29,13-40~41,14-42~44,15-46~49

私がどの程度ロールシャッハを学んだかはすでにお知らせしている通りです。頼りないですが、私なりの解説をしますので、補足をよろしくお願いします。

5-36
A→○・・・F+%とA%はともに知的機能を表します
B→×・・・M(人間運動反応)が何を表すのか、また攻撃性を表す指標は何なのかわかりません。
C→○
D→○・・・CF(色彩形態反応)は情緒発達に伴って減少し、代わりにFC(形態色彩反応)が増加します
E→×・・・W(全体反応)が多いのが普通です

6-49
・・・dが間違い。Piotrowski,Z.A.らによるアルファ指標は、分裂病(統合失調症)を識別するもので、問題文に書かれている「脳の器質障害の有無を査定する」のはオーガニック・サイン
である。

7-36
・・・継起分析とは各カードの反応内容の流れを読む解釈の方法。
A→○
B→×・・・赤色部分は加わっています。後半の「反応に失敗してもたいして問題はない」が間違いでしょうか。
C→○・・・ヒトが向かい合っているように見えるカードです。M(人間運動反応)が最も出やすい。
D→×・・・通称「父親カード」、後半の「濃淡もあるので母親への依存性もみられる」が誤りか。
E→×・・・Ⅴ図は通称「休憩カード」、記述の後半「ここへきて混乱した被験者も安心して回復する」の部分は正しい。「濃淡のために、毛皮が平凡反応として与えられる」はⅥ図。

7-50
A→○・・・質問段階はコード化のために最も重要
B→○
C→○・・・サイン・アプローチとは、内容分析に対して、コードを読み解き解釈する技法。
E→×・・・コード化についてのSVも必要

8-43
A・・・「反応領域」は、課題をどのように捉えているか(全体的にみることができる、細部にこだわる、漠然とおおまかに捉えるなど)を表す→○
B・・・情緒統制の強さを表すのは、「形態色彩反応とその他の色彩反応の比(FC:CF+C)」、「人間運動反応と色彩反応の比(M:ΣC)」は体験型を表す→×
C→○・・・F+%=70が基準
D→○
E・・・「反応内容」とは、Clが示した具体的な反応のことで多種多様。一概に何を表すとか言うことはできない。ステレオタイプな思考は高すぎるP(平凡反応)→×

8-44
A・・・R=15~25→×
B・・・W%=60%程度?→○
C・・・M:ΣC=2:5、M<ΣCなので外拡型→×
D・・・F+%=70以上必要→○
E・・・FM(動物運動反応)=0↓→×

9-53
A・・・R=15~25なので選択肢は微妙だが、反応数15は低すぎ
B・・・M=2程度→bceは正解から省く
C・・・F+%=70以上→bceは正解から省く
D・・・P=5~8なので選択肢は微妙だが、P反応7~8はどちらかと言えば多すぎ
ということで、正解はaかdか迷いますがaを取りましょう

10-49
a・・・人間運動反応(M)は動物運動反応(FM)よりも通常多く見られる
b・・・R=15~25程度、29は多い方
c・・・Dd%=10程度
d・・・感情統制ができている大人では通常FC>CF+Cとなる
e・・・現実検討能力のある大人ではF+%=70以上となる
・・・答えはc

11-46
A・・・反応数(R)が少なすぎる場合は検査への拒否的態度を示す→○
B・・・知的水準とは関連しない。社会性や共通感覚→×
C→○
D→○

12-27~29
・・・事例問題は最初にスコア全体を読むのではなく、設問を先に読み、それにあったコードを探すのはよいと思います。

12-27
A.物事の総合的把握・・・反応領域を見ます。W:D:Dd=3(14%)↓:14(67%)↑:4(19%)↑と、全体反応(W)が極端に低いので、物事の総合的把握はできていないと判断します→×
B.感情の表現は豊か・・・色彩反応数でみます。ΣC=0なので、感情表現が豊かとは言えない→×
C.現実検討能力・・・F+%=70→○
D.物事の特異な見方・・・Dd%=19↑と特殊部分反応が高いので→○

12-28
A.対人関係・・・人間反応を見る。人間反応(H)と人間部分反応(Hd)の比はH:Hd=1:4で、Hd>Hであるので、他者に対する警戒心が強い→○
B.情緒統制・・・形態色彩反応とその他の色彩反応の比で見るが、色彩反応が全くない→×
C.自己顕示願望・・・人間以外の運動反応と濃淡や無彩色反応の比で見る。FM+m:Fc+cF+c+FC’+C’F+C’+c+C’=3↓:2でFM+mが低いので、内的な欲求を表現できていない?→×
D.感情萎縮・・・無彩色の総数と色彩反応の総数(包括では重み付けした)の比で見る。無彩色反応の総数が多い場合、感情を過度にため込んでいる。このケースでは、色彩反応はなく、無彩色反応があるので、感情をため込んでいると考えられる→○

12-29
A・・・色彩反応ゼロ→感情の平板さ、顕著な内向性も前問、前々問より○か?→○
B・・・28Aより→○
C→×
D・・・わかりません、感情表現を押さえていることを防衛と考えるのでしょうか?

13-40~41
・・・お手上げなので、解説は控えます。Δ(デルタ)は片口だけで使われる統合失調症を表す指標のようです。今後は包括式が出題されると予測して、時間をかけてあえてやる必要もないかとも判断しています。

14-42~44,15-46~49
・・・それぞれ単独で記事として解説しています。

H12年問題について書いているときに、それまでに書いた内容を全部消してしまいました。また一からやり直し・・・トホホでした。

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過去問の解説-ロールシャッハ」カテゴリの記事

コメント

モリリンさん、しーちゃんさん、じゅんさん、コメントありがとうございます。

昨日はログを休んでしまいました。でも、みなさんのコメントに支えられています。ありがとうございます。

13-40は私も確信的なことは言えません。そもそも、問題と実際の解釈は違う、と思っています。
スコアⅡが陰性症状と考えられる根拠は、Δ%が下がったことの他、R=10と少なくなっている点も上げられます。しかし、R1Tは早くなっているので、これも矛盾と言えます。
F+%については、このClさんは、もともと高い方なのではないでしょうか。スコアⅠの陽性症状のときでも、F+%が比較的高いからです。

投稿: ひろみ | 2007.10.02 22:18

じゅんさん

レスありがとうございます。
なるほど!と思いました。
私の考えが足りませんでした。恥ずかしい限りです。
でも、すっきりしました。
ありがとうございました。

投稿: モリリン | 2007.10.02 18:43

モリリンさん

他の方のコメントにもあるかもしれませんが、H5年の36番の「D反応よりもW反応の方が少ないのが普通である」は対象が大人であるのか子どもであるのか明記されていません。子どもはW反応>D反応であるのに対し、大人はW反応<D反応がなので必ずW反応が少なくなるとは限らないため間違いになるのだと思います。

投稿: じゅん | 2007.10.02 04:35

しーちゃんさん、ひろみさんコメントありがとうございました。
しーちゃんさんのH13年の問題については私も分かりません。。。

また別の問題になってしまいますが、
H5年の36番、「D反応よりもW反応の方が少ないのが普通である」
という文章が×なのは何故でしょうか。
D%が平均50%ぐらい、Wが28%ぐらいと考えると少ないのが普通と判断して良いと思ったのですが・・・。

投稿: モリリン | 2007.10.01 20:41

ロールシャッハの事例 13-40D の質問です。

スコアIとスコアIIの推移をみて、統合失調症の発病初期と結論していますが、
それは、ΣF+%がアップし、Δ%がダウンしているところから
急性期から陰性期へ移行していると読んでいるようです。

ここで疑問なんですが、
陰性期は会話が貧困になるのでΔ%が下がるのは納得いくのですが、
現実検討能力は通常に戻るのでしょうか。

実際だとそんな単純にスコアを読み込んだりしないと思いますけど。。

投稿: しーちゃん | 2007.09.23 13:40

防衛機制は私も苦手です。
エクスナーを使っていますので、防衛機制は正面きって出てきませんし。

ただ、スコアから防衛を読むよりも、
継起から防衛を読むみたいですよね。

こないだ高齢者援助のための辞典をみていたら
適応規制の階層という表がありました。
それによると

4つの段階があって
下の階層から、精神病>未熟>神経症>成熟型と区分され、
成熟へ向うほど適応が良いとされていました。

否認(精神病レベル)を使っていた人が投影(未熟レベル)を使いだし、それが置き換え→隔離(神経症レベル)と向い、
知性化を通って、最終的に健康的な昇華(成熟型)を使うようになる、
とかありました。

継起を読みながら、
これらの防衛のどれを使っているのかを判断していくみたいです。

防衛機制は難しいので
このくらいのことしか私には言えませんが
参考になりますか。

投稿: しーちゃん | 2007.09.17 12:02

モリリンさん、コメントありがとうございます。
防衛については、Dの特にdrが指標となるようです。解釈について、ここではあまり書かないことにしています。詳しくは私宛のメールでお問い合わせください。

投稿: ひろみ | 2007.09.17 08:27

はじめまして!いつも拝見させていただいています!
ロールシャッハがとても苦手で、人一倍時間をかけて勉強
しているつもりですが、なかなか進みません。。。
いつも疑問に思っていたことをここで質問させていただきたい
のですが、「防衛」という言葉が過去問にたまに出てきたり、
直接防衛という言葉が出てこなくても、「防衛」を意味している
ような文章が出てきていると思います。
ところで、「防衛」を示すような記号はあるのでしょうか??
以前、drが防衛機制の隔離を示しているというコメントがありましたが、その他にも、「防衛」を意味するような記号がありましたら、
是非教えてください。

投稿: モリリン | 2007.09.16 17:09

はるさん、いつもコメントありがとうございます。

「ふつう」の解釈悩みますね。Wの割合は片口と包括でも違うようです。

私が持っているテキスト(片口)「ロールシャッハテスト-その実施・解釈・臨床例」では、

日本における正常成人は、W:D=1:2と考えておいてよかろう、とあります。

しかし、W%の平均は39%で、35~60%が平均的ともあるので、必ずしもW<Dがふつうとは言えないのでしょうか。

あるいは、たとえば10-49では「健常一般成人の」とあります。そのような記述がない場合は、子どもも含めるのでしょうか。

いずれにしても、まぎらわしいです。

投稿: ひろみ | 2005.08.02 12:14

ひろみさん
 名古屋のはるです。ご無沙汰しております。
 さて、5-36のロールシャッハ・テストの問題で質問があります。「ようこさん」が下記のアドレスで解説されていますが、Eが×になることが納得がいきません。
 ようこさんが示すように「成人ではW<D、子どもではW>Dの傾向」になるます。
 一般的にも大人を基準に考えるべきで、「D反応よりもW反応の方が少ないのが普通である」という文章で、子供を想定しなければならないものでしょうか?子供でなければ、明らかに○になると思うのですが…

http://hirominobenkyobeya.air-nifty.com/pleasecomein/2004/09/post_39.html#comments

投稿: はる | 2005.07.30 18:33

ありがとうございます。
お答えいただき、嬉しいです。♪~(^-^q)q(^ ^)p
ロールシャッハに関しては(も)、丸暗記システムでの対応型なので、せっかくこんなにご親切に教えていただいているのに、ドンでもない理解の仕方をしていては、申し訳ないと思って、かなり真剣に、覚え込もうとしています。

意気込みだけは・・・・買ってください!!! 
とはいうものの、私の脳細胞は、動機付けだけでは、強化されないようです。。うーーん。。。でも、頑張ります。。。

投稿: サリー | 2004.09.29 23:48

ひろみさんの解説をかなり大まかに書くと、「FM+m≦3だとあまりよくない。FM+m≦1だとさらによくない。FM+m≧8でもよくない。」=「4~7がちょうどいい」という感じでしょうか?

私の持っている本では、FM+mの平均範囲は3~6だそうです。

ちなみに、FM=3~5が平均。
     m=0~2が平均。(FMより少ない)

ひろみさんの解説と大差がない(1くらいしか違わない)ですね。
FMとmの数値の組み合わせによっても解釈が違うので、このくらいの違いはありうるのではないかと思います。

投稿: ようこ | 2004.09.29 23:08

サリーさん、ごめんなさい。

本をそのままうつしているので。

FM+mは4~7が平均的な発現数です。
したがってFM+m≦3というのは発現数が少ない場合です。そのときははどうかということです。
そしてさらに少ないFM+m≦1の場合はその程度がさらにひどくなる目安の数ということです。
だからサリーさんがおっしゃるような意味なのですが、程度の問題なので1≦FM+m≦3とは厳密に分ける必要がないのです。
でも、それぞれの場合について書いていることになんか矛盾ありますね。もしかしたらどこかまちがってるかもしれないです・・・でも、これについてはすぐにお返事できないです。ちょっと調べますので、しばらくお待ちください。

投稿: ひろみ | 2004.09.29 23:04

本当に、色々細かなアドバイスありがとうございます。これをバッチリ覚えて試験にのぞみたいと思います。
ところで、数値のことで、質問なんですが、

ひろみさんの解説の中で、出てきた数値なんですが・・・
>FM+m≦3・・・内外の刺激(要求)を適切に処理していな
>い。欲求にただちに反応
>FM+m≦1・・・欲求の表現になんらかの問題
>FM+m≧8・・・焦燥感、注意の集中が妨げられている、何かに動かされている感じ

FM+m≦3というのは、1≦FM+m≦3という意味なのでしょうか? ご存知の方にとっては、周知のことなのだと思いますが、ごめんなさい! 教えてください・・・こんなところで、つまずいてしまうwatasiです。

投稿: サリー | 2004.09.29 22:24

ひろみさんご指摘ありがとうございます。
皆さん混乱させてすみません。

私は空間把握が苦手で、右とか左とか、北とか南とか、回転がかかる時は特によく間違えます。
当然方向音痴です。

以下は不等号の向きを修正したものです。

SumC'+SumT+SumV+SumY
→これは、eb右辺とも言われます。
 ebは基礎体験のことで、FM+m:SumC'+SumT+SumV+SumYです。
 eb右辺は2~5の範囲で、左辺より小さいのが普通。
 (FM+m>SumC'+SumT+SumV+SumY)
 逆に、FM+m<SumC'+SumT+SumV+SumYなら精神的苦痛や不快感が存在。

投稿: ようこ | 2004.09.29 21:33

ようこさん、いつもありがとうございます。

私もわかっていないところだったので、大変たすかりましたぁ~

でも、ebに関して、不等号の向きが逆なような気がしますが・・・

これからもよろしくお願いします。

試験の日、お会いできるのを楽しみにしています。

投稿: ひろみ | 2004.09.29 21:24

昨日にゃんちちさんの質問気になってたんですけど、レスできませんでした。
今日は大丈夫です。

SumC'+SumT+SumV+SumY
→これは、eb右辺とも言われます。
 ebは基礎体験のことで、FM+m:SumC'+SumT+SumV+SumYです。
 eb右辺は2~5の範囲で、左辺より小さいのが普通。
 (FM+m<SumC'+SumT+SumV+SumY)
 逆に、FM+m>SumC'+SumT+SumV+SumYなら精神的苦痛や不快感が存在。

FD
→SumVとセットで解釈します。
 「FD=SumV=0」なら「内省(自己点検)に乏しい」
 「FD=1、2でSumV=0」なら「適度な内省」
 「FD≧3、SumV=0、1」なら「著しい内省」
 1、2くらいがちょうどというところでは?

An+Xy
→0か、あってもせいぜい1
 2以上は身体的関心

投稿: ようこ | 2004.09.29 19:54

にゃんちちさんのご質問のお答えです

SumC'+SumT+SumV+SumY
FD
X+%=65~82% 平均55
X-%=5~13% 平均10
An+Xy
MOR=0 平均0.35
Afr=0.34~0.54 平均0.47

書いていないところはわかりません。
FDとAn+Xyは1~2程度だと思うのですが、資料がありません。
SumC'+SumT+SumV+SumYは私も知りたいです。
どなたか(ようこさん)補足をお願いします。

投稿: ひろみ | 2004.09.29 07:01

ロールシャッハ・キーワード その2(完結編)

シリーズ2作目にして完結編です。
1作目は、「2004.09.26 ロールシャッハ・テスト」に投稿済みです。

キーワード作戦を、H15で出題された問題に沿ってまとめました。
以下の「キーワード」→「記号」の部分、および各記号の基準値を頭に入れた後で、
H15-46~49に取り組んでみてください。
片口式の方は「2004.09.26 ロールシャッハ・テスト」に投稿した翻訳版を参照してください。

H15の出題内容のみまとめてあるので、他にも当てはめられるものがあるかどうか発見してみてください。

試験の時には、H15に出なかった記号が出ても慌てずに注釈を読んでください。

注:分類が「認知」・「思考」となっているものは、認知の三側面(その1参照)の中から2つずつ複合されたものです。


15-46  認知の側面

 「キーワード」→「記号」

A.「漠然、刺激を処理」→「DQv」

※「v」はVague(=あいまいな、はっきりしない、漠然なという意味)
 DQ(発達水準)の種類には以下がある。
 統合度の高い順に、「DQ+」、「DQo」、「DQv/+」、「DQv」
 これらは、「情報処理の質、効率が良い、悪い」といったキーワードと関連。
 統合度の高いものが多そうだったら質や効率が良い、低いものが多そうだったら質や効率が悪い。

B.「意思決定、課題解決」→「M:WsumC」

※「思考よりも感情」の場合は外拡型かどうか確認
 「感情よりも思考」の場合は内向型かどうか確認
 「一貫性がない、やり方が決まっていない」の場合は不定型かどうか確認

C.「感情刺激、混乱」→「彩色図版への反応の仕方、
            片口のⅧ+Ⅸ+Ⅹ/R、
            エクスナーのAfrなど」

※「感情刺激」というのは、図版の色彩による刺激のこと。
 Ⅱ、Ⅲの彩色図版や、Ⅷ~Ⅹの多彩色図版に対する態度を見る。

D.「常識的・慣習的」→「P」


15-47  思考の側面

 「キーワード」→「記号」

A.「現実検討力」→「X+%、X-%、F+%」

B.「思考の構え、価値観、可塑性」→「a:p」

C.「思考、他のことが浮かび、注意、集中」→「FM+m」

D.「悲観的な構え」→「MOR」


15-48  感情の側面

 「キーワード」→「記号」

A.「攻撃」→「AG」
 (今回は出ていませんが、AG≧2なら攻撃性。)

B.「対象が明確でない不安、精神的苦痛、不快感」→「SumC'+SumT+SumV+SumY」

※「感情の発散を抑制」→「SumC'≧3」
 「喪失感、寂しさ、飢餓感」→「SumT≧1」
 「ネガティブな感情、自己評価」→「SumV≧1」

C.「感情、(頻繁に)抑える、苛立ち」→「SumC':WsumC」

D.「感情表出、調節、統制」→「FC:CF+C」


15-49  自己イメージの側面

 「キーワード」→「記号」

A.「自己愛、肥大した自己価値感」→「Fr+rF≧1」

※今回は出ていませんが、Fr+rFは反射反応です。
(「鏡に映っている」など鏡像反応とも呼ばれるもの。)

B.「自己内省」→「FD、SumV」

※「適度な自己内省」→「FD=1、2でSumV=0」
 「内省に乏しい」 →「FD=SumV=0」

C.「自己、否定的、ネガティヴ、悲観的」→「MOR≧2」、「SumV≧1」

D.「身体状態、身体的関心」→「An+Xy」


以上です。
「キーワード」→「記号」は絶対的なものではありませんが、
特徴のある言い回しが多いので、ある程度まで参考になると思います。
困った時にはキーワードを類似後に置き換えるなどしてみて下さい。

修正点・疑問点があったら教えてください。

投稿: ようこ | 2004.09.29 00:44

仕事からさっき帰ってきました。ようこさん、本当にありがとうございます。
明日拝見します。
急ぎ、御礼まで。。。

体力的に仕事と勉強の両立は厳しい・・・
今日は仕事だけで精一杯でした。。おやすみなさい。

投稿: メロン | 2004.09.28 23:52

ありがとうございます。
私も、感謝でいっぱいです。

投稿: サリー | 2004.09.28 23:43

ようこさん、いつもわかりやすい解説有難うございます。本当に感謝です。ここのところプリントアウトが激しく、この間換えたばかりのインクが今日切れてしまったので、明日購入したらすぐにプリントアウトします。
それから、次回のキーワードコレクション心から楽しみにしています。なんだか、今頃になってやる気が出てきました。

ひろみさん、お疲れの様子。大丈夫ですか?どうぞお体気をつけてください。

投稿: sandy | 2004.09.28 23:29

ようこさん、ロールシャッハの講座ありがとうございます。新規記事としてアップさせていただきます。
ただ、今日はちょっとお疲れモードなので、明日以降にします。

にゃんちちさんのご質問だけでもお答えしようと思ったのですが、ちょっと無理です。ごめんなさい&お休みなさい。

投稿: ひろみ | 2004.09.28 22:57

ロールシャッハ・キーワード その1

Sandyさんリクエストの、ロールシャッハ・キーワード作戦をまとめる前に、
エクスナーの解釈の際に用いる分類(=クラスター、側面)を示します。
どの記号がどの分類に入るのかが何となくでも分かれば、問題文を読んだ時に
解答のために必要な記号をイメージしやすくなります。

エクスナーでは、以下の分類に従って解釈をしていきます。
(解釈の順番やクラスターの種類は、人によって異なる。)

1、統制とストレス耐性 (文字通りの意味です)
2、状況関連ストレス  (最近経験した状況的なストレス)
3、感情        (文字通りの意味です)
4、情報処理過程    (情報を入力する際の手続き)
5、認知的媒介過程   (入力された情報を翻訳する働き)
6、思考        (情報が翻訳された後の思考過程。思考の概念化と関連。)
7、自己知覚      (自己イメージ、自己への関与)
8、対人知覚      (対人認知、対人行動)

※4~6は、まとめて「認知の三側面」と呼ばれる。
例えば、認知には以下のような流れがあります。
4、情報の入力: 試験でロールシャッハの事例問題を見た。
   ↓
5、情報の翻訳: エクスナーの問題だと捉えた。
   ↓
6、概念化  : 「うえっ、難しそう…。でも勉強したから大丈夫。」と思った。

上記の側面のうちH15に出たのは、以下の通りです。
15-46「外界を認知する仕方」=「4、情報処理」と「5、認知的媒介」
15-47「思考の側面」    =「5、認知的媒介」と「6、思考」
15-48「感情の側面」    =「3、感情」
15-49「自己イメージの側面」=「7、自己知覚」

問題文の中に「認知」・「思考」と書かれていたら、認知の三側面である4~6の中から出題されます。それ以外だったら、文字通りのクラスターが出ると考えてよさそうです。

この内容は特に暗記する必要はありません。
読んでみて、解釈の流れと全体像、およびH15の出題範囲を把握する程度で良いと思います。
次回の、「キーワード→記号」は暗記すると良いかもしれません。

次回予告:「ロールシャッハ・キーワード その2」
(シリーズものです。)

投稿: ようこ | 2004.09.28 22:30

いつも、勉強させてもらっています。ありがとうございます。
以下のスコアの平均的な数について教えていただけないでしょうか?
もうどこかに解説があるのかもしれませんが探せませんでした。

SumC'+SumT+SumV+SumY
FD
X+%
X-%
An+Xy
MOR
Afr

投稿: にゃんちち | 2004.09.28 16:13

ようこさん、早速のお返事有難うございます。アドバイス通り、まずはひろみさんの解説を再確認してしっかり覚えます。ようこさんのコメントで少し気が楽になりました。付け焼刃でどこまでできるかわかりませんが、何もしないよりははるかにいいですよね。試験まであと少しですが、よろしくお願いします。ありがとうございました。

投稿: Sandy | 2004.09.28 11:26

ようこさん、

ロールシャッハの丁寧な解説本当にありがとうございます。私も努力だけではどうにもならなかったところを埋めていただけて、いくら感謝しても足りないくらいです。

でも、最近のコメントの多さ、情報の多さは、管理人もついていけない状況です。今は分野別過去問解説をとにかく全部やってしまおうと必死なんで・・・

でも、新しく解説をアップすると、またコメントがついて、さらに情報が増えて・・・これってうれしい悲鳴というのですね。

早く過去問解説を終わって、みなさんのコメントをゆっくり読みたいです~。メドとしては今週いっぱいのつもりです。とにかくがんばります。

みなさんも、一緒にラストスパートして、一緒にゴールしましょう! 

投稿: ひろみ | 2004.09.28 01:13

>メロンさん
H13の問題のコメントをH14のところにぶら下げてしまいました。
そちらを見てください。

>Sandyさん
エクスナーで出ても、それをようこさんのリストで翻訳すれば、判断の基準(%)を当てはめて考えてよろしいのでしょうか?
→私はそれで大丈夫だと思ってます。
 昨年度の問題でも、片口の知識や基準がどうにも役に立たないのなら、敢えて片口の注釈を付けることはないはずだと感じました。
 それに、昨年度の問題でエクスナーが前面に押し出されているとは感じませんでした。
 本当にエクスナーをやっている人にしか解けない問題であれば、もっとわけのわからないエクスナー特有の記号がたくさん出てきたはずだと思います。

 それと、「このキーワードだったらこの記号を見る」といった「キーワード→記号」の作戦も結構役に立つものがあるので、後でまとめてお知らせします。

投稿: ようこ | 2004.09.27 22:18

ようこさん、はじめまして。Sandyです。エクスナーの翻訳版、最高ですね。私はエクスナーが出題されたら諦めようと腹をくくっていたのですが、ようこさんの記事を見たら、なんだかやってみようかなという気持ちになりました。今更という気がしないでもありませんが。私はひろみさんの資料をもとに、それぞれの平均%や内容を表にして勉強しております。エクスナーで出ても、それをようこさんのリストで翻訳すれば、判断の基準(%)を当てはめて考えてよろしいのでしょうか?
また、「思考の構え」、「価値観を変えにくい」、「可塑性」などといった言葉が並んでいたら、この「a:p」を見ます・・と、キーワードと見るべきデータが併記してありましたが、
他にもこのようなものはありますか?付け焼刃で何とかしようとしている私のようなものにとっては、心強い味方になってくれると思うのですが。もし、ご存知で、そして時間がおありのようでしたらお教えいただけませんか?試験まで後わずかですので、本当に時間があったらで結構です。
では、お互い、最後まで頑張りましょうね。

投稿: Sandy | 2004.09.27 15:52

試験前日まで気長にお待ちしております(笑)
ご自身のことを1番になさってくださいね。

>H13の⊿%は私の知っている通りでした。
これを伺ってほっとしてます。ありがとうございました。

投稿: メロン | 2004.09.27 13:16

ロールシャッハの本、どちらも高いんです。
エクスナーの本を書店で予約する時も、店員さんから「高いけど大丈夫ですか?」みたいなことを確認されました。

>ようこさんにとって当たり前のことを・・・お笑いください。
そんなことはないですよ。
私も、いつも解説書に頼ってばかりいないで、この機会にしっかり確認します。

H13の⊿%は私の知っている通りでした。
解説はまた後でやってみます。

投稿: ようこ | 2004.09.26 22:02

平成13年の事例問題に出てくる Δ%について知っていることを書かせていただきます。間違えていたら、ようこさんにお聞きしないと・・

Δ%について
正常者は 5%以下       平均値 1.88
神経症  10%以下      平均値 4.41  
旧分裂病  半数は10%以上  平均値 18.15

旧分裂病は統合失調症のことです。長くなるので短くさせてもらいました。

どなたか、この問題の解説をして下さいませんか。
な~んとなくしかわからないので。

投稿: メロン | 2004.09.26 19:51

ようこさん、ありがとうございます。心より感謝です。
普段仕事でロールシャッハをしないのですが、片口法で解釈法と量的分析解釈シートをまとめました。
最初は何か何だかわからなかったのですが、まとめているうちに、記号の意味がなんとなくはわかってきました。(まとめたのはもう1年以上前ですので、ひさしぶりに見直したら見事に忘れていました)

片口は読んでいてなんとかなる。
でもエクスナーはさっぱり・・だったので、とてもありがたいです。
ようこさんのお薦めのご本、さっき食事に出るついでに見てきましたがありませんでした。9000円近くするのですね。びっくりしました。今年落ちたら購入して0から勉強しなおします。

私は、記号の意味をまとめたあとは、まず、『正常成人』の場合はどうなのか・・というところを一覧表にしてみました。
それをいつも頭に入れておくと違う気がします。(ようこさんにとって当たり前のことを・・・お笑いください。)
ようこさんかれのレスはコピーしてゆっくり拝見します。
ありがとうございました。お忙しいのに申し訳ありません。

投稿: メロン | 2004.09.26 18:33

エクスナーでは、A%の高低はさほど重視されていません。
だけど、片口の知識として平均的数字を知っておくことで、エクスナーの問題にも結構対応できることがあると思います。
(逆にエクスナーの知識でも、片口に対応できます。)
どっちも分からないという人でも、各記号の平均を大体頭に入れておくだけで違うと思います。

それぞれの方法は厳密には異なることが多いけれど、どの方法であっても共通する部分があります。

昨年の問題でも丁寧に注釈がついているので、片口では何のことを言っているのか置き換えて考えれば大丈夫だと思います。
「エクスナーだ。分からないよぉ~。」という焦りに負けず、片口の知識で冷静に考えれば解ける問題が結構あるので、諦めないでください。

H15-46~49事例問題の「注」の部分を片口に翻訳してみました。
大まかなものですが参考にしてください。
以下、「エクスナー=片口」または「エクスナー≒片口」という書き方です。
①「WS=W,S」
 「DS=D,S」
②「DQv≒マイナスプラス」(入力法が分かりません。±が上下逆になったやつで、-の下に+が書かれたもの。)
③体験型「M:WSumC=M:ΣC」
 「外拡型=外拡型」、「内向型=内向型」、「不定型=良貧型と両向型」
(厳密にはもっといろいろあるけど、テスト対策としてはこう覚えてください。)
④材質反応「T≒c」なので、「FT≒Fc」
 立体反応「VあるいはY≒K(FK、KF、K)」
⑤形態立体反応「FD≒K(FK、KF←Kは形態が乏しいので同じではないかも。)」
⑥純粋形態反応の比率「L(ラムダ)≒F%」(Lは%ではなく小数点で表示。)
⑦形態水準における良形態と不良形態
「X+%≒優秀水準+、標準(良向)水準±、許容水準マイナスプラスのを合わせた割合」
「X-%≒不良(病的)水準-」
⑧積極的運動反応:消極的運動反応
「a:p=なし(片口ではない)」
 これらはエクスナーのみの概念。
 片口で言う運動反応FM、M、mに付けるものです。
 運動の内容が積極的(大きい、激しい)ならaを付けます。
 消極的(小さい、静か)ならpを付けます。
 (例:人が大きく手足を動かして走っているなら「Ma」、人が立っているだけなら「Mp」)
※「思考の構え」、「価値観を変えにくい」、「可塑性」などといった言葉が並んでいたら、この「a:p」を見ます。
この比は、一方がもう一方の2倍を超えることはありません。
その差が大きくなればなるほど、(どちらが大きかったとしても)思考の構えや価値観が凝り固まり、可塑性が欠如している(柔軟性に乏しい)と言えます。
⑨植物反応「Bt=Pl」
 衣装反応「Cg=Cloth」
 食物反応「Fd=Food」
 火反応 「Fi=Fire」
 風景反応「Ls=Lds」
 楽器反応「Mu=Music」
 解剖反応「An+Xy=AtやX-Ray」
 その他 「Id=Other」
⑩協力的な運動「COP=なし」
⑪損傷反応「MOR=逸脱言語表現のズタズタ反応」

投稿: ようこ | 2004.09.26 17:02

すみません。ようこさんは、Wについて書いてくださっていましたね。
その他のA%だのいろんなのは、エクスナーだとどうなるんだろう・・・
エクスナーの本を買っておくんだったわ。もう捨てようかな。エクスナーは・・

投稿: メロン | 2004.09.26 14:06

ようこさん、こんにちは。
こんなにお詳しい方が出ていらっしゃると存じていたら、ロールシャッハ素人が出てきませんでした。。すみません。

あの・・ようこさん、お忙しいところ申し訳ありません。
私は片口式の本しか持っていないのですが・・
もし、よろしかったら・・・
包括式の場合の正常成人の場合の一覧を教えていただけないでしょうか・・・

片口でしたら・・
例えば、W:D:Dd=39.0 : 50.8: 8.6
W%=39%
    W-%=3.6%
    W:D=1:2
このようなものがエクスナーだとどうなるか・・
去年がエクスナーだったことをすっかり忘れていて・・
ご存知でしたらよろしくお願いいたします。
ご無理でしたら、このような失礼なお願いをしましたことをお許しくださいませ

投稿: メロン | 2004.09.26 13:33

私は仕事でロールシャッハを使います。
片口とエクスナー(包括式)、どちらも勉強しました。
…が、解釈をする時にはいつも解説書とお友達です。
今日も解説書を片手に補足をさせてもらいます。

文献:
片口安史 『改訂 新・心理診断法』(1995)金子書房
ジョン・E・エクスナー 『ロールシャッハの解釈』(2002)金剛出版
※仕事でロールシャッハを使用する予定の方にはどちらもお勧めです。
ただし、試験のためだけに買うにはもったいないので、あまりお勧めしません。
基本的には、今から解説書を読むよりも、このHPの解説に書かれている内容を押さえることが大切だと思います。

「⇒」以下が私のコメントです。

5-36
B→×・・・M(人間運動反応)が何を表すのか、また攻撃性を表す指標は何なのかわかりません。
⇒Mは想像力や知的機能と関連します。(Mが多ければ創造性や知性が高い傾向。)

E→×・・・W(全体反応)が多いのが普通です

(1)片口式
 成人; W(39.0%)<D(50.8%) Dd(80.6%)  幼児; W>D
(2)エクスナー
 10歳以上の児童と成人;
 W:D:Dd=1:1.3~1.6:Dd<4(W<Dです)
 10歳未満の児童; W≧D   
(3)共通点
どちらの方法でも、成人ではW<D、子どもではW>Dの傾向。
通常は、全体(W)よりも部分(D)の方が反応を出しやすいし、もともとDの方が絶対数が多いです。
(W反応は各図版に1個しか出しようがないけど、D反応は1つの図版につきいくつも出せる。)
でも、子どもでは漠然と全体を見ることが多いので、Wの方が多くなります。
従って、子どもの場合にはWの方が多いのでEは×になります。

7-36
D→×・・・通称「父親カード」、後半の「濃淡もあるので母親への依存性もみられる」が誤りか。
⇒「依存性」は不明ですが、「母親カード」はⅦ図。

8-43
E・・・「反応内容」とは、Clが示した具体的な反応のことで多種多様。一概に何を表すとか言うことはできない。ステレオタイプな思考は高すぎるP(平凡反応)→×
⇒高すぎるP(≧40%)の他に、高すぎるA(≧60%)もステレオタイプ(紋切り型)の指標になります。

8-44
B・・・W%=60%程度?→○
⇒片口では、W%=39%が平均的。

12-27
A.物事の総合的把握・・・反応領域を見ます。W:D:Dd=3(14%)↓:14(67%)↑:4(19%)↑と、全体反応(W)が極端に低いので、物事の総合的把握はできていないと判断します→×
⇒HやAよりも、HdやAdといった部分の反応が多いことも総合的把握ができていないことの指標になります。

12-28
A.対人関係・・・人間反応を見る。人間反応(H)と人間部分反応(Hd)の比はH:Hd=1:4で、Hd>Hであるので、他者に対する警戒心が強い→○
⇒HdやAdの内容を見ても、顔や目の反応が多いので、過敏だと考えられます。

12-29
D・・・わかりません、感情表現を押さえていることを防衛と考えるのでしょうか?
⇒drの多さに注目。drの多さは、強迫性障害で見られやすい指標です。
HdやAdなどの部分的な反応の多さにも注目。
これらがある程度までの多さであれば、強迫的になる(些細なことにこだわる)ことで安定を保っている(防衛している)ことが考えられます。
あいまいで漠然としたインクのしみを見せられると、誰でも多かれ少なかれ不安になり、防衛を働かせます。強迫的なタイプの人は、図版の細かいところに目を向けることで安心を得ようとします。
私たちの日常でも、あいまいで漠然とした状況では、少しでも確かさを求め、細かいことに目を向けることで安心しようとすることってありますよね?
(過去問の細かいところを確認したくなることがまさにそうです。多かれ少なかれみんなそうですよね。)
この事例では、病的な反応が前面に出ていなかったり、衝動を統制することで自己を保っているので、強迫的防衛がある程度機能していると考えてよいと思います。
このような防衛が失敗すると、防衛を働かせることもできずにかなり病的な状態になってしまいます。
(例えば、過去問で確認した部分を何十回も確認し続けて止まらないのは病的と言えます。しかし、細かい部分を何回も繰り返し確認することで身に着けていくのは病的ではありません。)

一応、「ロールシャッハテストを受ける立場の方がこの解説を目にしても、検査結果を歪曲できない。」ということを前提に書かせてもらいました。

投稿: ようこ | 2004.09.26 13:22

>B→×・・・M(人間運動反応)が何を表すのか、また攻撃性を表す指標は何なのかわかりません。

M反応は、運動因子のひとつで『想像力の指標』になります。
形態質のよいMは、高度の想像力を示すし、高い知能をもっていると言えます。そのような人は、当然ながら「内的な安定性」をもっていると言ってもよいでしょう。
正常者のMは2~5(平均は3)%ではなく、実数が問題。
成人でMが0や1では、適応性に問題あるかも。

低い知能では多くのMは出現しないです。しかし、高い知能だからといって必ずしもMが多いとも限らない。(周りの方で想像してみるとよくわかるでしょう)

Mについては必ず以下も考慮すること。
W:M  M:FM  M:ΣC


攻撃性を表す指標ね・・
FC<CF+C や 
CFだけが存在していて、FC・C・Mが欠如していると無統制ですよね。
FMも衝動性だし。

わかるところだけですみませんが・・・

投稿: メロン | 2004.09.26 13:22

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