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2004.09.29

心理面接-一般

●心理面接一般: 3-26,4-53,9-56,9-60,10-57,12-56
問題文から


3-26
a.よく軽重することに心がけ、Clの自発的な発言を尊重しながら共感的に話し合いを進める
b.沈黙をむやみに破らず、その意味を考えながら接し、できる限りClの発言を待って応答する
c.言葉の上だけの理解に偏ることなく、表情や態度など非言語的な手がかりにも注目しながら、言葉の背後にある感情を共感的に汲みとるように努める
e.心理面接を研修のため録音、録画する際には、必ずClの承諾を得る
4-53
A.治療仮説としての心理療法的診断を行い、それを心理療法過程を通して検証する作業が繰り返される
B.ThはClを受容することよりも、Clと対決することの方が困難だと感じることがある・・・直面化
9-56
B.臨床的態度とは、事例性(caseness)の成立した特定の個人の問題に、個別性を基盤として理解を進めていく態度である
C.来談すること即事例性の成立とはみなされないので、事例化の援助も重要なケースマネージメントのひとつとなる
D.危機介入、治療構造維持およびClの家族や学校、職場等のネットワークの調整も、重要なケースマネージメントの職務内容である
9-60
A.Clの人権と福祉に反することは、いかなる場合も行ってはならない
B.進歩する研究成果を常に学び、専門性を高める努力を怠ってはならない
10-57
A.日常生活ではいろいろな事情はあるが、面接の曜日や時間などあらかじめ取り決めておくことがよい
D.学生相談室での面接は、春・夏の長期休暇をどう使うかが心理的援助の技法上も大切である
12-56
心理療法とは、情緒的問題をまつひとびと、基本的には自らの生き方に問いを投げかけているひとびと、それは、子ども、青少年、成人、老人を問わないのだが、そのひとびとに対する心理的コミュニケーションを通じて援助を与える人間の営みである。
その際、Th(臨床心理士)は、一定の訓練を通じて、Clとの間に望ましい特殊な人間関係を確立できることが要請される。これが要因として働き、現存する症状や行動的障害を除去し、変容し、あるいは発展を阻止するだけでなく、自己表現を可能にし、その個人としての生き方の再発見、発掘を可能にするのである。


3-26
d.Clの話の筋道や感情の流れを遮ってでも心理面接者の伝えるべきことがらを伝える
4-53
C.精神分裂病圏のClと治療同盟を結ぶためには、秘密を持たないで何でも話すようにと、ThはClにすすめる方がよい
D.専門家としての経験が浅いThは、経験を積んだ者よりもClに対する発言が少ない傾向がある
9-56
A.臨床的態度とは、対象の疾病性(illness)の表れとしての心的疾患に対する援助的態度をいう
9-60
C.Clを共感的に受け止めるためには、知識や技術よりも人生経験を積まなくてはならない
D.Clの意志の尊重のために、Clの要望には全面的に答えなくてはならない
10-57
B.十分にClの内面を把握できていれば、いつも決められた面接室でなくても問題はない
C.小学生低学年のClの場合、子どもを待合室に待たせて、まず親から詳しい事情を聞くことから始めるべきである

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