児童虐待防止法
おぐたんさんから、10月1日に改正された児童虐待防止法についてメールをいただきました。
新規記事としてアップさせていただきます。
10月1日に児童虐待防止法が改正・施行されました。
最近児童虐待は多いし、虐待の対応については過去にも出題されたことがあるので、一応おさえておいた方がいいかな、と思いました。
以下、改正された主な事項です。
1、通告義務について
「虐待を発見した場合」に限られていた→「可能性がある場合」に拡大
2、虐待の定義の拡大
・同居人が子どもに振るった暴力を保護者が放置したケース
・夫による妻への暴力など直接子どもへの行為でなくても心理的外傷を与えた場合
栃木の事件なども、親が知っていたとすれば、改正法だと虐待を放置ということになるんでしょうね。
以上です。おぐたんさん、ありがとうございました。
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コメント
こんにちは。
このHPはよく拝見しています。
しーちゃんさんのご意見を読んで
私も普段考えている事をお話ししたくなりました。
私は、私生活では3人の子の母ですので
母親仲間から、私的に子育ての相談を受ける事がよくあります。
仕事でお会いするのは、ほとんど
子どもさんの事で悩んでおられるお母さん方です。
それで、よく感じるのは
同じ言葉を発しても
私生活で母親仲間として話している場合と
仕事上でカウンセラーとして話している場合は
良くも、悪くも相手に与える影響が全く違う・・・・という事です。
カウンセリング場面では
何気ない『そうよね~!』という相槌1つにしても凄い威力を持ったりしてしまう。
それが、カウンセリングの凄いところであり、恐いところでもあると思います。
『子どもが、こうなったのは母親のせい』と、専門家に言われて
ショックを受けているお母さん方にたくさんお会いしました。
『母親のせい』と、はっきり言葉にしなくても
『もしかして、自分のせいかも・・・!?』と
考えてしまう事もあるお母さん方にとっては、
専門家の、ちょっとした言動の端々が
それを意味するような気になるものです。
『そんなつもりで言ったのではない。』
などと言い訳をするのはプロではありませんが
(私が考える“プロ”とは、全ての言葉の影響を考えて 発し、その結果を引き受ける人です。)
『そんなつもりがなかった専門家』はまだ良心的な方かもしれません。
はじめから、『母親が悪い』と責めるつもりだっただろうと思われるような場合も、よくあります。
母親の元気を奪う事が
子どもにとって良い場合などあるはずがないのに!!
『下手な専門家には、かからない方がまし』なんていう事は、あってはならないと思いますが
あるのが現状ではないでしょうか?
被害を受けたと訴えるどころか、
訴える元気もなく専門的な援助が必要なのに
それ自体を放棄してしまう場合が多い事を日々感じています。
私がClさんにお会いする事が
プラスにはならないにしても(上手くいけば、プラスでしょうが・・・)
せめて、マイナスにだけはならないようにというのが、私が普段肝に銘じている事です。
投稿: あおやま | 2005.02.09 12:51
しーちゃんさん、コメントありがとうございます。
しーちゃんさんの疑問とご意見は、臨床をされない方からのものだと受けとめました。でも、これからは臨床をされるわけで、慎重になられた方がいいかもしれません。
私はこのサイトでも、読者の方を傷つけました。友だちや家族のことを日常的に傷つけています。臨床の場面でも、Clを全く傷つけたことはないとは言えません。それがいいとか、しょうがいないとか、言うつもりはありませんが、誰にでも起こる可能性のあることだと思います。
相談の場合は、Clは面接を中断するという方法で自分を守ることができます。Th-Cl関係ならば、Clが傷つきを言語化できなくても、Thが気づくヒントは必ずあると思うのですが・・・私も自分がそこまで鈍感なThではないだろうと思います。でも、失敗は・・・やってしまうかもしれません。
投稿: ひろみ | 2005.02.06 00:53
ちぃさん、今度こそ3度目の正直、がんばってくださいね。応援してますよ!
(私も3年後には臨試を控えています~汗)
さて、クライエントへの被害ですが、
私の受験した院は、カウンセラーの倫理の論述がかなりの頻度で出ているのです。例えば、多重関係の禁止やタラソフ原則を説明せよ、みたいな感じです。
その対策で「カウンセラーの条件」という倫理問題をかなり詳しく扱った本で、去年は勉強しました。
私はワークショップオタクなのですが(笑)、
そこでカウンセラーから被害を受けたという話を時々聞きます。
それは性的多重関係というわかりやすいものではなくて、
カウンセラー自身が被害を与えていることに気づいていないような被害の話が多いです。
コラージュをしてもらっていてとても辛いものが出てきたのだが、カウンセラーは助けてくれなかった、という話をこないだ聞いたばかりです。
そういうのはしょうがない、と思う人もいるかもしれませんが、そういう人はカウンセラーの勉強以外に
やんなきゃならない勉強があると思うのです。
カウンセラーが心理療法を通して、
クライエントにPTSD体験させてしまっていることに対して、もっと敏感になってほしいと思います。
心理療法は「常識」を度返しした部分もありますが、
こういう被害の部分は、「クライエントを傷つけない」という「常識」をもっともっと心に刻んでほしいです。
アメリカがなんでもかんでもいいわけじゃないけど、APAのカウンセラーの倫理規定には「クライエントを傷つけない。傷つける行為をしない。」というのがありますが、それはまさに、このことを言っています。
臨床心理士の倫理規定は読んだことがないのですが、
きっと同じことがあるのでしょう。
そしてもしクライエントが傷を受けたと思ったら
どこへ言えばいいのか、間違っても傷つけられたカウンセラーには言えないでしょうから、
どこかへ言えることは傷が治っていく1歩だと思うので、質問をさせてもらったのです。
試験とはちょっと関係ないかもしれないけれど、
倫理という部分では大きな問題があると思うので、
質問させてもらいました。
投稿: しーちゃん | 2005.02.05 13:20
こんばんわ。初めてメールします。私も臨床心理士を目指す一人です。実は・・・私は2度試験に失敗しています。仕事の忙しさを言い訳に勉強をろくにしていなかった結果だと思っています。今年は絶対に合格したいと思い,いろいろな情報を集めるためにインターネットも開通しました。そこでであったのが,このひろみさんの勉強部屋です。読んでみて・・・自分の勉強のしかたの甘さを痛感しました。本当にひろみさんのホームページに出会えてよかったです。今年こそ良い結果がのこせるよう,一緒に勉強させてください。4月から通信講座も検討されているとか,本当に楽しみです。すがる思いで活用させていただきたいと思っています。一人ではなかなかスムーズに勉強も出来ないので,時々コメントを書かせて下さい。これからもよろしくお願いします。
投稿: ちぃ | 2005.02.03 01:22
しーちゃんさん、質問ありがとうございます。
でも、質問の答えについてはなぁにもわかりません。ごめんなさい。
普通に警察や弁護士に相談になるのではないでしょうか。協会内部に特にそのための組織はあるのでしょうか?
私はClの方が転移を起こしてThを誘惑しようとするのかと思っていました。Th側からの被害について、具体的にご存じでしたら教えてください。
確か以前にかりんさんが、Clと関係を持って資格取り消しになったThは2人いるという情報をくださいましたね。
投稿: ひろみ | 2005.02.03 00:46
ここで質問するのがいいのかどうか、わかりませんが。
例えば臨床心理士から被害を受けたというクライエントがいた場合どのような経路でどこへ訴えればいいのでしょうか?臨床心理士規定で決まっていたら教えてください。
また臨床心理士以外のカウンセラーからの被害の受け皿はどのようになっているのでしょうか?
被害というのも色々でしょうが、
最近、カウンセラーからの被害が急増しているという話を聞くので聞いてみました。
投稿: しーちゃん | 2005.02.01 13:22