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2004.10.02

心理査定-動作法

問題番号(年度-番号): 5-61,7-74,8-64,12-74,14-83,15-66

●動作法
歴史的には脳性麻痺の児童の肢体不自由を改善するための動作訓練が発端
「動作」とは自分の意図の通り身体運動を実現しようとすること
適法範囲は、脳性麻痺児童のみならず、自閉症、他動児、ダウン症、脳卒中後遺症、高齢者の健康法などにも利用されている
神経症、強迫神経症、境界例にも有効
課題動作の体験過程を通して、日常生活の体験も変容させ、より能動的な主体になろうとするもの、行動療法や精神分析療法とは異なる


5-61・・・自閉症といわれる子どもへの動作法
2.パニックを起こしそうになったとき、肩を抑えたり、抱き止めたりして、興奮を抑えさせる練習をする
4.子どもの腕や肩に面接者が手を添えて、その部分をゆっくり緩めさせたり、動かさせたりする
7-74
A.筋緊張を緩めたり身体を動かす練習をするときは、Clの主体的な努力を尊重して進める
C.神経症の人の治療にあたっては身体への気づきを促し、この気づきにもとづいて精神的な状態への洞察を促すようにする
D.自閉症児の指導にあたっては、対人的なコミュニケーションを形成するために、快適な身体の体験や努力の体験を共有できるように援助する
8-64
a.動作を道具として用いる考え方によっている
b.動作法の技法のひとつとして「おまかせ脱力」がある
c.わが国で成瀬悟策が独自に考案した臨床技法である
e.脳性マヒ児の動作不自由を改善する手だてとして動作法は始まった
12-74
C.指導者の手で身体各部位を動かし、動きが妨害される位置で弛緩させる
14-83
a.「動作」を道具とする新しい発想に基づく心理療法である
b.脳性マヒの肢体不自由が催眠暗示で変化した事実を契機にしている
c.方法は動作法と呼ばれ、心理臨床の分野で発展してきた
e.動作の背後にある「主体活動」としての体験の仕方を重視する
15-66
a.動作がClによって体験される過程が重視される
c.脳性マヒの肢体不自由が暗示によって改善した実践例が基礎になっている
d.その方法は、臨床動作法と呼ばれる
e.わが国で生まれた心理療法である


5-61
1.そっと、「からだ」のどこかに触れてやり、スキンシップによってコミュニケーションを図る・・・動作法は「スキンシップ」ではない
3.同じ年齢の集団の中に入れて自由に遊ばせ、人との交流を図ったり、自然のうちに会話の練習をさせる・・・「自然のうちに会話の練習」が×?
7-74
B.他動な子どもや興奮の強い子どもには、身体を拘束してその行動を罰するようにする
E.指導にあたっては、身体へのかかわりが中心になるので、言葉がけはできるだけ用いないようにする・・・言葉がけは行う
8-64
d.身体運動面を重視するのでカウンセリング場面では行わない・・・カウンセリング場面でも使われる
12-74
A.初めにストレッチングを行わせて、全身の筋について十分な弛緩を図る・・・「ストレッチ」が×?
B.立位姿勢をとらせ、姿勢の歪みを見つけてそれを修正する運動をさせる・・・「歪みの修正」が×?
D.手のひらを背中にやさしくあてて、互いの心が通い合った体験をさせる・・・「心が通い合った体験」が×?→5-61
14-83
d.肢体不自由の改善など「動作」自体の望ましい変化を主眼にする・・・「改善」が×?→12-74
15-66
b.正確な動作の遂行について考えさせる

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