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2004.10.02

心理療法-催眠療法

問題番号(年度-番号): 4-41,6-85,7-72,9-87,10-77,

●催眠療法
催眠性トランス・・・①企図機能の低下、②注意の再配分、③過去の記憶の視覚的イメージ化、④現実吟味の低下、⑤被暗示性の亢進、⑥役割行動、⑦催眠中体験の健忘
催眠を誘発するにはThとClの間に独特の強い結びつき(催眠性ラポール)が必要
強引で権威主義的な導入は避けるべき

7-72
催眠とは、人為的に引き起こされた意識の変容状態であって、被暗示性が著しく昂進する状態である。このような状態は催眠性トランスとも呼ばれており、覚醒時に比較して、運動、知覚、思考などの異常性が容易に引き起こされる


4-41
a.外からの音は聞こえても、それにわずらわされないでいられる
b.眠気を感じずに、ゆったりとした楽な気分でいられる
c.暗示の言葉を、頭の中で何となくゆっくり繰り返していられる
e.無理に暗示の通りになろうと思わないで自然のままでいられる
6-85
D.催眠療法は、誤解や偏見を受けやすい治療法であるので、その点に十分配慮した適用が望まれる
E.乱暴に催眠を解くと頭痛や吐気などが生じることがあるので、この点に留意して適用することが必要である
9-87・・・夜尿の催眠療法
B.催眠状態での治療暗示を聞くとき、十分に自己弛緩をさせるようにする
C.昼間遺尿を伴っていても、その減少についての治療暗示はしないでおく
10-77
B.催眠面接中の治療暗示は、覚えようとするより、ぼんやりと何気なく聴く方が効果が期待できる
C.催眠中に得た洞察は、意識レベルの違いから覚醒時と分離しているが、覚醒時の行動に対して十分な影響がある


4-41
d.暗示の言葉を、いつの間にか一生懸命繰り返している
6-85
A.催眠法は、権威をもって治療者主導で進めることができる治療法であることから、即効性のある技法とされている
B.催眠法では、治療者の万能感や好奇心が満たされやすいので、初心の治療者に自信をつけるための訓練法としても用いられる
C.催眠状態では、意志の力や脳に悪影響を及ぼすことがあるので、できるだけ催眠法の適用はみあわすのが望ましい
9-87
A.面接中に与えられる治療暗示を、十分な注意を払って聴くように指示する
D.暗示のメカニズムを説明し、治療暗示の意味を納得させるようにする
10-77
A.催眠面接法、援助者の操作的な手続きが多いので、主体の関与が薄く、他律的な技法である
D.催眠療法はカウンセリング等通常使用する方法では問題が解決しなかった場合に使用する

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