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2004.10.11

H16問題-論述

何人かの方がコメントされているので、私の場合を書きます。
問題は
臨床場面での2大研究方である、「事例研究」と「数量的研究」の異同について述べなさい
でした。

知識を問う問題が出るとは思っていなくて、一瞬頭真っ白でした。しかも、私が苦手な「数量的」ときて、どうしようと戸惑いました。

でも、切り替えは早かったです。論述の筋を一瞬で決めました。出題者の意図は見え見えです。それは、

「2つの方法は一見全く違った正反対のものに思えるが、実は共通点がある」

というものです。すぐに下書きを始めました。

書き始めは「事例・・・と数量的・・・という二つの方法は一見正反対で全く違った方法である」かなんか。すぐに改行。
そして私が思う事例の方法、数量的の方法について書きました。それから共通点について話題が変わるところまで下書きをしました。500字以上はあると判断して、続きは清書しながら考えることに。
共通点はよくわかなくてごまかしました。結局2つはアプローチの方向が違うが、Clを捉えるという点で共通で「相補的な関係」にあるみたいな結論にしました。例によって1000字に足りない部分はまとめ水増しして、3行ほど残して終わりました。

時間のメドは考える余裕がなかったですが、1hで書き終わりました。終わっちゃうと、もうさわれないので、そのままぼ~として、隣の人がちょっと遅かったので、応援(心の中で)していました。

今回のような問題は、出題者が書いて欲しいことは見え見えです。それに添って、はったりでもなんでも書いちゃえばいいと思いました。
中身がまちがっていたら、お話にならないです・・・お茶会で「数量的研究方法」って何?て聞きたかったですが、恐くて聞けません。(他の人も同じかな?) とまどった、意外だったという話題に終始しましたね。(^_^;)

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H16問題」カテゴリの記事

コメント

クマさん、いらっしゃい。コメントありがとうございます。

投稿は女性が多いでしょうか・・・利用していただいている方は男性女性関係ないようです。どうぞ、これからもコメントをお願いします。

論述については、クマさんの情報でほぼ完璧になりました。ありがとうございます。

1次試験の合格ラインについては、いろいろ言われていますね。でも~、私が怖いのは、ボーダーで1次合格しても、2次で落とされるみたいな気がするのです。面接でそんなに差がつくのか、結局落とされるのはマークシートの点数が足りない場合でないかと思うのです。その辺の情報をお持ちだったらまた教えてください。

投稿: ひろみ | 2004.10.19 12:23

 こんにちは、初めまして、クマ(男)と申します。このサイトを受験5日前に発見し、遅まきながら役立てていました。ありがとうございました。男性の投稿が見あたらなかったのでお返事していませんでしたが、お礼を申し上げます。試験の出来が良くなかったため、それ以来、ここへアクセスしていませんでしたが、皆さんも同じようなお気持ちのようですね。 
 さて、2点情報提供を、と思いまして投稿します。
 まず1点目ですが、「臨床心理士になるために」の本に記述されているのでご存じかとも思いますが、「一次試験の評価は100題の多肢選択方式により合格者を決定する。例年受験者の約80~70%の合格者をみている。」と記述されています。このことは換言すると「下位30%~20%の範囲内に入らなければ一次試験は合格」と解釈可能でしょう。そう考えれば気持ちが楽になりませんか? あるいは「上から数えて80%以内(厳しくても70%以内)に入っていれば合格」と聞くと、少し安心しませんか?(一番、自分が安心していたりします。苦笑)

 第二に、論述問題ですが、皆さんの記述で微妙に抜けている文章があるかと思います。今後のために、私の記憶している範囲で原文に忠実に論述問題を書いておきます。

臨床心理実践の基礎と深化にとって必要な(役立つ?)二大研究法である「事例研究法」と「数量的研究法」の異同について述べなさい。

 細部の言い回しは忘れてしまいましたが、「心理臨床実践」と「基礎と深化」という言葉を補足で情報提供します。求められる回答は、皆さんが書かれていることで良いかと思います。

 情報提供は以上です。
 「果報は寝て待て」と言います。淡々と日常を過ごそうと思います。
 それでは、失礼します。

投稿: クマ@初投稿です。 | 2004.10.19 11:50

すみません、H16に質問するのはちょっとどうかなと
思いますが、ここしか見当たらないので質問させてください。また、志望校の過去問で申し訳ないですが。。。

「カラーショック」
「社会的妥当性」

この2つがイマイチわかりません。
前者はロールシャッハテストのClの反応ですか?
後者は障害児が実年齢にそったスキルを身に付けていくってことですか?
心理臨床大事典にも載ってないしネットを探しまくったのですが、よくわかりません。


投稿: しーちゃん | 2004.10.12 22:47

ひろみさん、一般と個別の関係、よくわかりました。
目的は一緒なんですね。ありがとうございました。
一事例実験のABAB法なんてのは、
質的研究と量的研究の橋渡しをしている感じですね。
ところで認定試験の話とずれちゃって申し訳ないのですが、

「カウンセリングにおけるトランジション技法について述べよ。」

ってのが、志望校の過去問にあるのですが、
どこをどう探してもトランジション技法って見当たらないのですが、
ご存知ですか?交流分析のトランザクション(交流パターン分析)の誤植?とかしか思い当たらないのです。笑
試験直前ですが、
独学で勉強する社会人としてはこのサイトを見つけて天に助け~って感じです。
(今週は仕事を8時には切り上げてラストの追い込みです。)

投稿: しーちゃん | 2004.10.12 16:44

初めまして、受験前はこのサイトにずいぶんお世話になりました(1日5クリックくらい)。ありがとうございます。

択一問題は難しく、終わったあとに遊びまくってほとんど忘れてしました。しかし、近々行われる学会でたまたま「少人数に対するアプローチと大人数に対するアプローチの違いと意義」みたいなテーマを話せと言われていたので、論述で書いたことはわりとよく思い出せました。

こちらに再生したものをアップしたので、よかったらご覧になってください。「相補的関係」も少し書いてあります。

http://www.geocities.jp/glass_moon2002/cp2004.html

どっちにしても、論述は採点にほとんど考慮されないみたいですよね。

投稿: osamu | 2004.10.12 12:16

論述難しかったですね。なんか全く違うことをいくつも書いてしまったかもしれません。よく分からなかった私は、研究はクライエントの幸福のためにするべきで、研究のための研究であってはならない云々とうんちくをのべ、字数をかせぎました。

でも、論述に全く違うことを書いた先輩が受かったということもありましたので、あきらめずに期待しましょう。だけど、論述って2次試験に加味されるんですもんね。一次受かっても、論述ができなかったために二次に落ちたらいやですね・・・

投稿: かりん | 2004.10.11 22:40

しーちゃんさん、コメントありがとうございます。

私が書いたことは苦し紛れだし、正解でもなんでもないですよ。

私の大学先生が言っている、「方法は違ってもいい臨床はみんな同じ」というのがヒントになっているかもしれません。

私の論旨は事例検討は個別→一般(しーちゃんさんがおっしゃる理論)、一方数量的は一般→個別というベクトルを考えました。つまり、データを扱う数量的方法ですが、何のためにかと考えると、やはり目の前のケースの対応するためなのです。
だから、アプローチの方法は違っても目的は同じで、互いに両方をうまく利用することで、多元的にケースを捉えることができる、みたいなことを書きました。
相補的というのは互いに補い合えるということで、事例検討でも、数量的データの記録を取ることがあるし、数量的にやってから個別に目を向けるということがある、というようなことです。大したもんじゃないです。

投稿: ひろみ | 2004.10.11 22:29

こっちの方もにも、質問させてください。

事例研究は質的研究で理論などを作り出すときに用いて、
数量的研究は、実験法や調査法のことであり、因果や相関を検討するためのもので、認知行動療法の技法や知能検査・人格検査の開発などに用いる、っていうふうに覚えているのですが、
あってますか?

でも、同じところはどこ?って聞かれると
ほんとわかりません。
ひろみさんの「相補的な関係」ってどんな関係なのでしょうか?
よろしくお願いします。

投稿: しーちゃん | 2004.10.11 21:32

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