心理療法-体験過程(フォーカシング)
問題番号(年度-番号): 7-64,8-66,12-59
●体験過程
Gendlin, E. T.
「気持ち」「体験」「身体感覚」を明らかにしていく
イライラしている感じや圧迫されている感じ、違和感を重視・・・フェルトセンス
こうした違和感に対して、どうしたいのかという志向性を見いだすと体験が変化・・・推進
ぴたりとくる体験を持つ・・・フェルトシフト
神経症、登校拒否、境界例などに有効
7-64
A.まさしく、今生じている感情の過程であり、豊かな意味を含んで進行する
B.Clはカウンセリングに参加することで、この体験過程に直接または無媒介に注意を向け、それに象徴を照合させることができる
この感情過程に直接リファーすることで自然に導かれて概念化が進む
8-66
a.まさしくいま、現在、この瞬間瞬間に起こっている現象である
c.体験の内容や特質を、身振りや絵などの象徴を用いて表現する際の指標もしくは導き手として当てにできるのは、本人が実感している体験の流れそのものである
d.体験過程は本人にとって個人的な意味を持つが、その意味はすぐにそれとわかるような明示された意味というよりは、暗黙のうちに示されるような含みに富んだ性質のものである
e.体験過程に含まれる意味は、概念や言葉になる以前の未分化な段階にある
12-59
A.フォーカシングとは、からだの内部の言語化できる以前のものに焦点を合わせていく取り組みである
B.Gendlin, E. T. のこの構想の基本には、1958年から数年間続けられた精神分裂病者との心理療法の臨床的な経験が踏まえられている
D.フォーカシングでは、リスナーとフォーカサー両者の間の集中的な情緒関係が成立することが前提条件になる
誤
7-64
C.有機体としての人間は成長し、変化し、適応へと向かう・・・Rogersか?
8-66
b.その経験に対して、人は何かの媒介物の助けを借りて、直に実感でき、注意を向けることができる・・・「何かの媒介物の助けを借りて」が×?
12-59
C.フォーカシング技法には、学習用の「ショート・フォーム」はない・・・ショートフォーム(簡便法の手順を書いたもの)はある
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