« ちょっとだけアフィリエイトします | トップページ | A-B-Xモデル(コミュニケーション理論) »

2004.11.16

バランス理論

Heider, F.
認知的均衡理論、P-O-Xモデルなどともよばれる。
P-O-Xの3者関係についての認知を取り扱ってりいる。

P: 認知する主体
O: 他者
X: 認知対象

①ユニット関係・・・2者がひとまとまりに認知される関係(関係があれば+、なければ-)。
②センチメント関係・・・好き嫌い、賛成反対などの評価の関係(肯定的+、否定的-)
3者関係の符号の積が+になれば均衡状態、不均衡状態にあるときには認知を変化させ、均衡化を図ろうとする。

(例)説得あるいは助言事態
P: 就職活動に悩んでいる自分
O: 公務員受験をすすめる大学の先輩
X: 公務員受験

自分は公務員受験に消極的・・・P-X
自分は先輩を尊敬・・・P+O
→先輩が勧める公務員受験(O+X)を受け入れることで認知的均衡化が図られる。→P+Xに態度が変化

自分は公務員受験に消極的・・・P-X
自分は先輩を嫌い・・・P-O
→すでに均衡状態になっているので、助言(O+X)を受け入れない。→態度変化なし

例題
Heider, F. が提唱したP-O-Xモデルによって説明できる例として妥当なものはどれか?
1.Aさんは、弟が交通事故にあって以来、車があまり好きではなかったが、大好きな恋人がレーサーになると聞き、レーサーの仕事を辞めるよう、恋人を説得した。
2.新しく家を購入したBさんは、自分が購入した家の広告はよく見るが、購入を検討した他の家の広告はみなくなった。
3.CさんH社とI社の入社試験を受けたが、H社だけに合格すると、不合格になったI社の方がよく見えてきた。
4.DさんはJさんを一目見て行為を抱くようになり、Jさんも自分と同じようにクラシック音楽が好きなに違いないと思うようになった。
5.Eさんは、それまであまりよく思っていなかったKさんが自分と同じ趣味を持つことを知り、Kさんに親しみを感じるようになった。

解答: 5
1.A-B-Xモデル
2.認知的不協和理論における「決定後の不協和」を低減するための行為(情報の選択的接触)
3.認知的不協和理論における、他に魅力的な選択肢が存在する場合に生じる不協和
5.Eさん:P、Kさん:O、同じ趣味:X →P+X、P-O、O+Xなので、P+Oに態度が変化

|

« ちょっとだけアフィリエイトします | トップページ | A-B-Xモデル(コミュニケーション理論) »

心理学用語-社会心理学「態度」」カテゴリの記事

コメント

cm3さん、コメントありがとうございます。
さび付いた頭をなんとか回転させました。
おっしゃるとおり、P+O、P-Oです。訂正しました。
P+Oでも、公務員試験がどうしてもいや(P-Xの方が強い)なときは、先輩を嫌いになる:P-Oに態度変化すると思います。
参照したのは、「試験にでる心理学 社会心理学編」です。

投稿: ひろみ | 2008.01.24 22:33

ある論文読んでて辿り着きました。分かりやすい解説ありがとうございます。

ところで、例の部分、
・先輩を尊敬
・先輩を嫌い
のところはP+O,P-Oじゃないでしょうか?
あと、1つ目の例の場合、”先輩を嫌いになる”という解決策も考えられるという理解でよいでしょうか?

投稿: cm3 | 2008.01.21 12:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バランス理論:

« ちょっとだけアフィリエイトします | トップページ | A-B-Xモデル(コミュニケーション理論) »