自己呈示
自分にとっての望ましい印象を他者に与えるためのふるまい。自己の情報を他者に伝達するという側面では自己開示と類似しているが、自己呈示は自己の情報を「見せる」ばかりでなく、「見せない」ことも含めて自己に関するイメージを統制しようとする点を特徴とする。
自己呈示の機能
①報酬の獲得と損失の回避
②自尊感情の高揚や維持
③アイデンティティーの確立
印象操作と同義にとらえられることもあり、ネガティブな意味あいに受け取られがちな概念でもある。しかし実際にはさまざまな行為の形態を取って現れるきわめて日常的なものであり、重要な意味を持つ。
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コメント
トミナガさま、コメントありがとうございます。
思いがけない方からのコメントはうれしくて、元気が出ます。これからもよろしくお願いします。
投稿: ひろみ | 2004.12.03 14:04
はじめまして。
いつも楽しく拝見しております。
大学で心理学を専攻し、
知人も臨床心理士めざし受験中であることから、
「知らなかった。」「なつかしいなぁ。」の思いで、
毎日、拝見させていただいております。
とりわけランキングにこだわらない姿勢にも好感を覚えました。
これからも頑張ってください。
東大出版会の社会心理学の本、久々に読み直そうかな。
投稿: トミナガ | 2004.12.02 20:24