セルフ・ハンディキャッピング
自分の何らかの特性が評価の対象となる可能性があり、かつ、そこで高い評価を受けられるという確信が持てない場合に、遂行を妨害するようなハンディキャップがあることを他者に主張する方策。自己高揚動機に基づいた自尊心維持の方略の一つ。
ある課題の遂行レベルが低くなることで、自尊心が低下することを避けるため、あらかじめ不利な条件を主張したり、実際に不利な条件を作り出すこと。
(例)競技試合でよい結果を出せそうにないとき、あらかじめ調子がよくないことを周囲に主張したり、実際に練習を休んだりする。そうすると、実際によい成績がだせなかった場合に「能力の欠如」があらわにならなくてすむ。また、もしよい成績が出せれば、ことさら能力の高さを示すことになる。
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