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2005.01.26

大学受験のこと

logができなくて、200点満点の数学の共通一次テスト(現在のセンター試験)で、196点をとった私です。発言の内容から、そんなに理系科目が得意そうに思えません。どうして私は数学のテストがそんなにできたでしょう? 
実はそのときの勉強方法が、そのまま臨士の試験勉強に生かされました。5教科7科目の試験を乗りきらなければならなかったあのとき、私は受験の技術を自ら開発し、身につけたと思います。

って、おおげさな・・・
私は根気があります。少し強迫的なところもあります。作業には集中できます。
高3のとき、数学の模擬テストができませんでした。数Ⅰは範囲が広いです。後からゆっくり解き方を思い出せば出きる問題なのに、テストではできませんでした。範囲が広すぎたし解き方をすっかり忘れていたのです。これはいけないと思いました。
私は決心しました。「解き方を全部覚えよう!」 それから毎日私がしたことは数学のノート作りです。ルーズリーフ(以下LL)を使いました。今まで自分がやった問題、実力テストや模擬テスト、それを一問ずつ、LLに写しました。問題は四角で囲み、どこに出ていた問題かを書きました。そして、その下に、完璧な解き方を書いていったのです。
くる日もくる日も、新しい問題は新しいLLに写し、解いていきました。そして、同じ解き方を使う問題は、同じLLに写しました。つまり、私は問題を分類したのです。
ノートは全部で100枚以上になりました。それを私は項目ごとに並べて、きちんとそろえていました。一番大事だったのは、解き方が違う場合は決して同じLLには書かないことです。それと、解き方が同じだと必ず同じLLに写すことです。そうすることで、私は一問解き方を覚えれば、同じ解き方の問題なら解けるようになっていったのです。
そして196点でした。(^_-)v

ほんと、しらみつぶしにやっていくので、時間はかかりますが、ロスはないですよ。警察のローラー作戦みたい。
生徒を見ていて、勉強が苦手な子ほど、知識の定着がないのです。一度やったことを次につなげられません。前にやったのに、それを使えなくてまた一からやり直し。やるたんびに新しい問題では、何も蓄積されていきません。
頭で一度に覚えられないのだから、紙に書いたり、しるしをつけたり、いつでも検索できるようにしておくのがいいと思います。

昨年から私の臨士受験のための勉強法をご存じの方は、なるほど~とおもわれましたか? 高3のときからやってました。σ(^^) ヒントをもらったのは岩波新書、梅竿忠夫さんの「知的生産の技術」からです。硬派な高校生でしたσ(^^)。

さて、私の5教科7科目対策、社会編(特に世界史)も壮絶なのですが、またの機会に。

明日(って今日ですが、26日)は、朝から人に会うことになっています。洗濯もする日(2日に1回(^_^;)なので、午前中は勉強の方の記事は書けないと思います。だからこんなんでお茶を濁しました。すみません。

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コメント

おひさしぶりです。
最近、勉強部屋、力入ってますね。
私もここにお世話になりながら覚えたこと忘れないように勉強してます。
ほんとうにありがたいです。>ひろみさん
今年、試験受ける方、ここなら大丈夫、是非がんばってくださいね!

ひろみさんのパワーには頭が下がります。
問題をジャンル分けする方法はいいですね!
そうすると山も張りやすいですし。これは私もやってました。
過去問をやるっていうのは、それ自体が山を張る作業になっているので、
それを意識的にやるってのはすごく効率がいいと思います。

ただひとつ、ひろみさんと違うのは、
私は絶対に強迫的にはならないなぁ、ということです。
紙に書きたければ書けばいいし、書きたくなければそれもいい。
わからないところも、わかろうとしなくてもいい。
わからない、ということだけわかってれば、いつかわかるだろう。

そんな感じです。
このダル~い力の抜けた勉強法(笑)は自分としてはかなり効きました!
勉強しようという動機が低下しないのです!!

論述では、必ず書くことが常識のように言われますが、
ほんとにそうかー?と思います。
ぼやっとわかっているのではわかってることにならない、
ほんとにそうかー?と思います。
大切なのは「わからないところはどこか?」これを知っていることです。
つまり自分の現在の能力の限界ですね。
(クライエントへ向うときも同じなのかな。
自分ではできるのか、できないのか、その見極めは非常に大切ですよね。)

わからないところがわかっていると
わかろうとしなくても近いうちにわかるときが来るもんです。

自分として大事にしたのは「全体性」です。
早く全体をつかむことです。
ぼやっとしていても、細部に詳しいより全体つかんだほうが
あとあとのスピードが違うかな、と思っています。

社会に出ると時間とか納期とかの戦いですよね。
みなさん苦労されているでしょう。
特に民間で仕事をするとそうです。
ムリ難題なスケジュールで迫ってきます。
そんなときどうやって要領よくこなしていくかって言うと
細部より全体をつかんでいればなんとかなる、
戦略も刻々と変えることができる、
そんな感じです。
フットワークが軽くなります。

全体をつかんだあと、細部を波状的にピンポイント攻撃するような感じでしょうか。
そしてピンポイントやってるときも、全体は絶えず気にしている。
私にはこのやり方が性に合ってます。

私と同じような人がいるかもしれないと思い、
なにかの参考になればと思い書かせていただきました。

投稿: しーちゃん | 2005.01.26 12:47

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