認知発達
Piaget, J. とBruner, J. S. についてです。
Piaget は過去問との関連が強いので、過去問の確認をします。問題番号:3-3a,3-8,11-2,15-3B
昨日はまたしても午前9時から午後11時までおでかけの日でした。更新できませんでした。m(__)m
今日は一日家なので、いろいろがんばります。
実は・・・ライブドアでやっている日記のブログを最近全く更新していないひろみです。事情がありますが、ぼちぼち復活しますので、またよろしくお願いします。
●Piaget, J. の認知発達
シェマ(シェム、スキーマ)
外部の情報を認知主体が自らの認識システムに取り込む際に用いる情報処理の図式あるいは枠組み
同化と調節
同化・・・環境を既存のシェマに取り込む働き
調節・・・環境にあわせてシェマを変える働き
→同化、調節、均衡化といった生物学的概念を駆使して知能の発達を説明した(11-2d)
→Piaget, J. は発達を子どもが生得的に持っている思考する力から発すると考えた(15-3B)
発達段階
①感覚運動期(0~18ヶ月)
感覚と運動を協応させながら、外界の事象を認知していく時期
②前操作期(18ヶ月~7歳)
言語とイメージの獲得により、シンボルによる思考が可能となり、ごっこ遊びが出現する。しかし、思考は自己中心的で保存は成立していない。
→過去問3-8(量の保存)、巧妙な保存実験を考案し、具体的操作がどのように表れてくるかを跡づけた(11-2e)
→実念論、アミニズム、人工論などを幼児期の自己中心的思考の例としてあげた(11-2b)
③具体的操作期(7~12歳)
保存など論理的思考が可能。自己中心性も脱する。しかし具体的な事物のと関連づけてしか行えず、抽象的思考は不可。
→事物の分類およびクラスの包含関係についての理解が可能となる。射影的構造および距離空間的構造としての空間把握が可能となる。2集合間の1対1対応によって規定される数の保存の概念化が可能となる。事物間の不等関係により順序づけられる系列性の理解が可能となる。(『頻出問題』から)
④形式的操作期(12歳~)
形式的・抽象的思考操作が可能。仮説演繹的思考も現れる。
→組合せや順序の操作による命題相互間の結合が可能となる(『頻出問題』から)
遊び
→遊びを言語発達の側面からとらえ、発達段階として機能を使うことの快さを求める遊び(機能的遊び)の段階、何かを何かに投射したり自分で演じられたりする遊び(表象遊び)の段階、ルールがある遊び(規則的遊び)の段階を考えた(『頻出問題』から)
→過去問にも「遊び」の問題があったのに、探せません。探しておきます。
●Bruner, J. S.
表象
なんらかの事物や事象を、それと一定の関係をもつ代用物で表したもの
①行為的表象・・・行為や動作を媒体
②映像的表象・・・イメージ(心像)を媒体
③象徴的表象・・・事象をそれとはまったく別の抽象的な記号で置き換えた表象
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コメント
13-2 3度やって3度とも間違えました。だれか有名な研究者の説でもあるのでしょうか。6カ月で喜怒哀楽の基本的感情が出そろうというのはネットで見つけましたが。
投稿: Kazu | 2014.10.28 15:48