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2005.02.23

発達-その他

Erikson, E. H. と Vigotsky, L. S. についてです。

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●Erikson, E. H.
全生涯を、新しい可能性を持った段階の連続とみなし、ライフサイクルを8段階に分けた。この理論では各発達段階には生活課題があり、次の段階に進むときに心理社会的な危機が訪れる。
発達段階-心理的危機
①乳児期(0歳~1歳) -信頼(trust) vs 不信(mistrust)
②幼児初期(1歳~3歳) -自立性(autonomy) vs 恥・疑惑(shame, doubt)
③幼児後期(3歳~6歳)- 積極性(initiative) vs 罪悪感(guilt)
④児童期(6歳~12歳)- 勤勉性(industry) vs 劣等感(inferiority)
⑤青年期-同一性(identity and repudiation) vs 同一性拡散(identity diffusion)
→青年期の危機は必要不可欠な発達現象であり、神経症や精神病的な危機からはっきりと分けうるものである(『頻出問題』)
⑥成人初期-親密性 vs 孤立
⑦成人期(壮年期)-生殖性 vs 沈滞
⑧老年期-総合性 vs 絶望

●Vygotsky, L. S.
精神発達における「文化・歴史過程」との結びつきをとらえるアプローチ
発達の最近接領域・・・他者からの援助、誘導を受けることで達成できる水準
→発達は先立つ教育の結果であると同時に今後の教育を規定し、教育は自力で解決できる水準と大人の指導の下でなら解決できる水準との開きに規定され、以後の発達を作り出す。(『頻出問題』)

過去問(年度-番号): 3-3,4-10,4-12,5-15,10-18,11-2,13-2,15-3
3-3
a.Freud, S. Gesell, A. Peaget, J. は、今世紀の人間発達の理論に大きな貢献をしている。→○
b.Bandura, A. は、古典的条件づけやオペラント条件づけの学習から、人間行動の社会化と発達を説明するには、あまりにも狭すぎるとし、モデルの観察、模倣といった認知的プロセスの役割を重視している。→○
c.人間の生涯にわたって認められる行動変容は、「成熟」、「成長-老化」のような単一、一方向の要因で説明できる。→×・・・「単一」「一方向」で説明できるものではない
d.生涯発達の心理学は、1960-1970年代に現れた。→○
e.成人期は、無変化の安定期ではない。人間生活のすべての年齢期に行動変容の事実がある。→○、ユング、エリクソン他も、成人期の課題や危機について述べている

ごめんなさい。たくさんあるので、続きは明日!します。m(__)m 応援よろしく!!

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コメント

カルラさん、ご指摘ありがとうございます。
訂正しておきました。

投稿: ひろみ | 2006.10.14 14:08

> c.人間の生涯にわたって認められる行動変容は、「成熟」、「成長-老化」のような単一、一方向の要因で説明できる。→○

単なる誤入力かろ思いますが、これは×ですよね。

投稿: カルラ | 2006.10.13 14:23

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