知能の定義と構造
知能の定義と構造について、対応する過去問は特にありません。でも、基本的な事項なので、しっかり確認しましょう!
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年代順に人物のまとめをしてみます。
●知能検査の研究
Galton, F. (1822-1911) ・・・『天才と遺伝』(1869)、優勢遺伝の観点から個人差の研究、メンタルテストの提唱
Cattell, J. Mc. (1860-1944) ・・・Galton の影響を受け個人差研究、精神検査(メンタルテスト)の研究
Binet, A. (1857-1911) ・・・1905 ビネー・シモン式知能検査
Stern, W. (1871-1938)・・・知能指数の発案
Terman, L. M. (1877-1956)・・・1916 ビネー・シモン式を改訂したスタンフォード版、知能指数(IQ)を実用化
Yerkes, R. M. (1876-1956)・・・集団式の知能検査、α式(言語性)、β式(非言語性)、ヤーキス・ドットソンの仮説
Wechsler, D. (1896-1981)・・・偏差知能指数、知能とは総合的、全体的能力である
●知能因子の研究
Spearman, C. E. (1863-1945)・・・知能の二因子説、スピアマン・ブラウンの公式
Burt と Vernon・・・知能の階層群因子説
Thurstone, L. L. (1887-1955)・・・知能の多(群)因子説、サーストン法、因子分析法の開発
Guilford, J. P. (1897-1987)・・・知能の構造モデル、①内容(対象となる情報の内容)、②操作(情報に加えられる知的操作)、③所産(情報を操作して得られた産物)
●知能の定義
知能とは
抽象的な思考能力である・・・Terman、Thurstone 、Spearaman
学習能力である・・・Dearbone、Gates
適応能力である・・・Stern、Calvin、Pintner
総合的、全体的能力である・・・Stoddard、Wechsler
知能検査によって測定されたものである・・・Boring、Freemen
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