補足-系統的脱感作
睡眠不足がちょっときつくて限界です。簡単に気がついたことを補足しておきます。
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「必勝マニュアル」の頻出項目の整理と解説[85]p、系統的脱感作について
レスポンデント条件づけの消去の理論を前提。拮抗条件づけの原理に基づく。
とありますが、言葉が並んでいるだけで、説明になっていません。補足しておきます。
レスポンデント条件づけの消去の理論:
「条件刺激に無条件刺激を随伴させなければ、やがて条件反射は消去される」ということです。つまり、ベル音(条件刺激)に肉粉(無条件刺激)を随伴させて唾液反応が条件反応として条件づけられた場合でも、ベル音ばかりで肉粉がなければ、やがてベル音(条件刺激)で唾液反応(条件反応)は起きなくなります。こえが消去の理論です。
行動療法は、不安障害などの不安の反応も、学習された条件反応であると考えます。そこで条件刺激に対して、条件反応が起こらないように段階的に訓練するのが系統的脱感作法です。条件刺激のみの提示にして、不安や恐怖を起こす無条件刺激は除去します。これがレスポンデント条件づけの消去の手続きです。
しかし、強く条件づけられた不安や恐怖の反応は、それだけでは消去されにくいのです。そこで拮抗条件づけが使われます。
拮抗条件づけ:
拮抗条件づけとは、不安や恐怖を引き起こす条件刺激に対して、相反する不安・恐怖とは相反する弛緩状態をあえて条件づけることです。これによって条件反応の消去が促進されます。
補足になりましたでしょうか? あとは系統的脱感作の手続きなど、参考書でご確認ください。
レスポンデントやオペラントの学習理論の理解ができていないと、行動療法は難しいです。そこから弱い!と思ったら、勉強しなおしましょう。
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