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2005.07.03

SCについて

心理職について、たくさんのご意見ありがとうございます。

むらむらさん、とってもかっこいいです。どうか胸を張ってください。

森田さんは、SCについてのお考えありがとうございます。私が資格を取ろうと思った理由と重なる部分があります。実はSCについては5月のイベントでも質問をもらっていて、落ち着いたらシリーズで取り上げたいと思っていました。いい機会なので、始めます。

質問は、SCになりたいと思っているが、自分の親から学校のこともわからないのにSCは無理、まずは教師になれと言われたが、どんなもんでしょうか?というものでした。
私は思うことはいっぱいあったのですが、答えにくくて、あいまいな回答をしたかもしれません。

親御さんは、実は教師の方が収入が安定しているから教師をさせたくてそのように言ったのかもしれない、というのは一つ思いました。

私には森田さんのような思いはありました。自分で心理の勉強などやればやるほど、自分の中途半端さが嫌になります。いくら勉強しても資格がなければしろうとで、じゃあ、資格を持っていればいいのかと言えば、専門家と呼ばれる人でも学校現場に対して全く無理解であったりします。そしたら自分が資格を取ってしまうのが、手っ取り早いです。
だから森田さんも、がんばってくださいね。受験は2年先でしょうか。そのころには国家資格化され、状況も変わっているかもしれませんね。

しかし、現場経験のないSCは仕事ができない、とは言えないと思います。5月のイベントでも、大学院を修了してすぐSCをされている方と少しだけお話しました。「あなたに何がわかるの?」的な教師の反応に苦労されいるようでした。

では、どうしていったらいいでしょうか。私の考えはまた書かせていただきますが、みなさんのご意見もよろしくお願いします。

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コメント

初めまして、リンと申します。
現在、資格の勉強をしながら、現職でSCをやっております。
院を卒業して間もなくSCを始めました。
今年で3年目になります。
もちろん、教員の経験はありませんし、教員免許もとりませんでした。

もし、質問に対して私の意見がお役に立てるのなら・・・そう思って書いています。

これは、私が大学から現在もお世話になっている教授からの言葉です。
「学校現場におけるSCの役割の一つは”第3者”としてその学校がどういう良さをもち、課題を持っているのか、専門性を活かして見つけ出すこと。今まで学校現場にはいなかった存在なのだから、視点が違って当たり前。むしろ異業種からみた課題を提示することが大事」

私は、この言葉を忘れないように勤務しています。
先生からみた生徒、あるいは学校、心理屋からみた生徒・学校・・・それぞれの意見を持ち寄って、
「じゃあ、今どんなことをする必要があるのか」
というのを互いの立場で経験・理論を持ち寄って話合っていくというのが現在行っている先生方との話し合いのあり方です。
「こういう課題の場合、心理としてはこういう対応を取るのですが、学校では可能な方法ですか?」
と言えば、学校現場のことを知らなくとも経験のある先生方が教えてくださいます。

誰だって必ず「最初」がありますよね。
始めなければいつまでたっても、SCにはなれないし、
逆に始めてしまえば、SCになるために必死になります。
現場のことは入って1年2年みれば分かってきます。
初任の先生だって、学校現場を知り尽くして赴任される訳ではないのですから、大丈夫ですよ!


私は幸いにも、先生方に恵まれてあまりヒドイめには遭っていないのですが、
「期待していない」とハッキリ言われたSCもいますし、
仕事を妨害されている方もいるようです。

しかし、普通の先生方は、心理的な背景を知らないが故に(決して努力不足というわけでなく)、対応に困る、あるいは疲れ切ってしまっていることが多いです。
知ることで先生方は生徒にむやみに要求もしなくなりますし、要求に応えてもらえない無力感から解放され、メンタルヘルスが保たれるようになりますよ。
先生に知って頂くところが、私たち心理屋の腕の見せ所ではないでしょうか^^


一つ、SCに入るにあたって、「お、このSC使えるぞ!」とできるだけ早く思ってもらうために・・・^^
小学校なら、染色体異常による症状、情緒障害、知的障害、発達障害の知識と観察方法(どんなことを観察すると鑑別できるか。例えばグットイナフ描画や、心の理論など)、
中学校なら、発達障害(特にアスペルガー、高機能自閉、軽度発達障害、LD、AD/HD)の知識があると、
重宝されます。


SCに診断の権限はありませんので、
「それっぽいな・・・」と観察して感じたときに、
特に「アスペっぽい」などと言わずに、
特性の部分を説明して、対応方法を提案してあげると、
先生方は「すっきりした」とおっしゃいます。
”なんだか分かんない”をCSが説明できると、
先生方の子どもへ理解が深まり、安心して子どもに向かい合えるようですよ。


あと、小学校ならば、
「構成的グループ・エンカウンター」
ができると、途端にSCの株があがります^^(それだけニーズがあります)

SCというのは、非常に雑多な心理屋だと私は思っています。
専門知識を動員していかに臨機応変に迅速に対応できるかが、勝負になってきます。

そして何より大変なこと。
それは「一人職場」であることです。
同業者は現場にいません。
だからこそ、ネットワークは大切です。
他の学校のSC、学校でのキーパーソン、
院で一緒に学んだグチを聞いてくれる同期・・・

むらむらさんがおっしゃっている通り、
絶対に一人ではできない仕事です。
でも、私はこの仕事が好きです。
だから資格を目指します^^
お互い、頑張っていきましょうね

長くなりました、すいません。


追伸:
 医療心理士も臨床心理士も、法案会議から取り下げられましたね。
 当分は現状維持のようです。
 よかったのか悪かったのかはわかりませんが、
 現場としては心理屋として頑張るのみ!です☆

投稿: リン | 2005.08.05 01:46

SCの研究事業の時代に2年ほど、経験しました。
現場は、問題が山積で、そのためにSCに対する期待が大きい先生もいれば、全く期待していない先生も当然のようにいて、でも注目度は高かったです。とにかく、何とかしたいという雰囲気はありました。
そんな中でやってこれたのは、先生方と仲良くなったこと(飲み会で多いに遊べたこと)。同年代の先生が多かったことも幸いしました。あとは、関係機関を大いに活用したことです。バックグランドは精神科の病院で、精神保健福祉センターや児童相談所の公的機関と、積極的に活用し相談したこと(知り合いがいたことが最大の武器)。そして、最大は、コーディネーターの養護教諭の力が大きかったです。上手にSCを使ってくれたというとこです。
知識や技術以上に、自分自身の対人関係の能力が必要とされると思います。とにかく、一人じゃ何もできない。多くを巻き込んでいろんな力を利用する能力が問われると思いました。
参考になりますか。

投稿: むらむら | 2005.07.04 19:54

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