minaさんからの質問
minaさん、質問ありがとうございます。
風景構成法の枠については、他の方からも質問をいただいています。
「心理臨床大事典」によると、風景構成法では「検査者」が枠を描くことの重要性が強調されています。
手元にたまたまあった、山中康裕編集『H・NAKAI 風景構成法』、皆藤章『風景構成法のときと語り』でも調べましたが、検査者がサインペンで枠を描いてから被験者に渡すとありました。
私が大学院で習った方法は「被験者」が枠を描くだったので、「被験者が描く」と書きました。しかし検査者が描くが本来のようです。混乱させてしまって申し訳ありません。いずれにしても、印刷された画用紙を使うことはありません。
ちなみに13-33のCは正しいです。スイスで伝統的に職業適性検査に樹木画を使っていたのを、コッホが標準化しました。
Dはこれという誤りの理由を見つけられていませんが、描画テストの流れでHTPをとらえた場合、人物画では不十分だから生まれたものです。ですからHTPの代わりにDAPというのはあると思いますが、Tの代わりにバウムというのは、なんだか変な表現です。
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