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2005.08.28

実験と準実験

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昨晩はY川の花火大会でした。自宅から遠くに見ることができました。夏の終わりを感じました。
壁紙が花火になっていますが、もう少しなごりをとどめようかな…

「心理学研究法入門」の必要なところを読みました。実験と準実験の違いも理解しました。

準実験は理想的な実験モデルを現実場面で作るのが困難な場合に用いられる方法を総称して呼びます。
理想的な実験モデルとは、完全無作為により実験群と統制群とに分けて実験群にのみ操作・介入を行う方法です。

「心理学研究法入門」には

①完全無作為1要因デザイン
②対応のある1要因デザイン(または1要因ランダムブロックデザイン)
③完全無作為2要因デザイン

があげられています。
15-8は①に当たります。③では、実験群は4群となり、2要因間の交互作用や主効果を調べることになります。

準実験は完全無作為にグループわけできない場合に、できるだけ条件をそろえて、結果の妥当性を高くするモデルです。例として

①不等価2群テストデザイン
②1群事前事後テストデザイン
③中断時系列デザイン
④単一事例実験

があげられています。
①は等価ではない群の一方に操作・介入を行い、その効果を比較する方法です。
②③は1群対象で、操作介入をおこないます。事前、事後の結果や時系列で推移を検証して、効果を検討します。
④は単一事例に関しての実験です。16-19でしたね。

ということで、15-8の
「準実験法」と「完全無作為比較統制試験」の意味と違いはわかりました。

「二重盲検比較統制試験」というのは、被検査者も検査者も検査の目的を知らされていない実験のことです。(一盲だと、被検査者にのみ知らされていない)

16-20aですが、
「統制」の意味(従属変数に影響を与える要因が複数ある場合、調べたい要因=独立変数としたとき、その他の要因=干渉変数=16-20dの剰余変数の影響がなくなるように操作すること)はわかりましたが、aの記述自体はなんのことなのでしょう。実験法の2要因デザインのようですが。


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コメント

Hitomiさん、現場からの情報をどうもありがとうございました。参考になりました。

投稿: Pie | 2005.08.30 10:30

私も勉強してこうだと言えるのではないのですが、経験なら話せますので。Pieさんはbの○が納得いかないのですよね。私は、中学校教師です。以前にSCと定期的に面接していた不登校生徒の母親が、内容を聞きに来たことがありました。その時、SCの先生は「私は生徒の味方であらねばならないから、いくらSCといえども、その内容に触れるようなことはできない。」と話されました。そして、学年主任であった立場上、この私がSCから「これ位なら良いです」という内容を簡単にお伝えしたことがあります。
納得がいかないかもしれませんが、自分的にはそうだなあ、と思っています。どうでしょう?

投稿: hitomi | 2005.08.29 21:56

同じ日に何度もすみません。13-10の条件づけの問題ですが、条件刺激がなぜ「膀胱圧の感覚」なんでしょうか?警告音じゃないんですかね?

投稿: Pie | 2005.08.29 17:35

14-76の答えの根拠が良くわかりません。日本では、学校からリファーされてきたわけではない親子でも、学校から問い合わせがあった場合に情報を開示するのでしょうか。アメリカでは、親から同意書を取らない限り情報開示はありえないのですが。したがって、D以外の項目は全部×になるのですが・・・。子の担当者ではなく親担当者が連絡を取るというのもぜんぜん納得がいきません。よろしかったら教えてください。お願いします。

投稿: Pie | 2005.08.29 13:10

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