お待たせしました!
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ようこさんが、16-96についてコメントをくださいました。こちらに新規記事としてアップさせていただきます。ようこさん、体調が悪い中、ほんとうにありがとうございます。みなさんに支えられて、サイトの運営ができていること、改めて、感謝!です。
以下、ようこさんのコメントです。
お待たせしました。
今回の風邪は喉と鼻の症状に加え、微熱が出ました。
動けないわけではないんですが、これが試験当日だったら辛いだろうなと思います。
みなさん気を付けてください。
ヒントを一通り書いていきますので、考えてみてください。
解説も用意していますが、必要な方は私までメールをください。
ただし、メールは今回載せた16-96のヒントに関することのみにさせてもらいます。
その他の問題やご質問などは勉強部屋にコメントをお願いします。
16-96
A.抑うつ状態
抑うつ状態というのは感情面のサイン(CやC’)、思考(M)、反応時間、反応数などに幅広く影響を及ぼします。
一言で「抑うつ状態」と言ってもさまざまです。うつ病による抑うつ状態もあれば、うつ病でなくても何らかの出来事がきっかけで抑うつ状態に陥っている場合もあり、いろいろなんです。抑うつ状態の特徴(例:抑うつ・抑制が強い場合、不安感・焦燥感が強い場合)や病前性格によってもロールシャッハにおける反応が異なります。だから、ロールシャッハ上のあらわれもいろいろです。
誰もが思い浮かべやすい抑うつ状態やうつ病のイメージだけで考えようとすると、引っかかってしまいます。
B.被害念慮
被害念慮が生じやすい場合には、ある反応がたくさん出てきます。それと、思考や対人面にも影響が出てきます。
Ddが多いことと直接的な関係はないと思われます。
C.外向的でありたい願望
「M:∑C=8:5で基本的には内向型」というところまでは思い浮かべやすいかと思います。
内向型の場合は感情(∑C)よりも思考(M)が優位。外拡型の場合は思考よりも感情が優位です。
「外向的でありたい願望」とあるので、内向だったら内向で一貫性があるのかないのか、あるいは何か矛盾している所(内向型なのに外拡型の要素も示されているなど)があるのかがポイントです。裏の体験型も参考になります。
D.隠された自己顕示性や競争心
自己顕示的な反応内容は今までも出てきています。FM+mとの関連もありますが、それよりもMやHの内容を見ていったほうが分かりやすいです。
競争心というのは、競争心を反映するMの反応内容として出現しやすいです。
ただし、「隠された」というのが重要です。上記の反応が表面化せず、防衛によって隠されている可能性があります。
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コメント
ひろみさん、H17のロールシャッハ問題(36、47~50)についても解説していただけると助かります。
どうぞよろしくお願いします。
投稿: wanta | 2007.08.24 09:50