追加問題15-20
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人格理論に関する問題です。適切でないものを1つ選ぶ。
a.Jung, C. G. は、心的エネルギーの向かう方向によって内向性・外向性に分け、これに4つの精神機能(思考、感情、感覚、直感)をかけ合わせた8タイプを考えた。
b.Allport, G. W. は、多くの人に共通する「共通特性」と、個人に特徴的な独自の特性があると考えた。
c.Cattell, R. B. は、特性を表す形容詞を項目群として、因子分析法によっていくつかの特性を抽出した。
d.Guilford, J. P. は、人格の構造は4水準(個別的反応水準、習慣的反応水準、特性水準、類型水準)から構成されるとした。
e.ビッグ・ファイブ(Big Five)とは、人格を理解するための5つの重要な特性である。
正解:d
こんな問題も出ていたんだ、となんだか感慨深いです。人格論については、「しけしん」の臨床心理学編に載っているのをまとめては、特性論関係はあまり出てないわね、と思っていたのですが…出てたんですね。
私のまとめはこちらです。ユングの精神機能については書かなかったのですが、カヨさんがコメントしてくださっています。ありがとうございます。
また、特性論については、こちらでもまとめました。
本を読んで書き写しただけなので、内容がこなれていなくて、恥ずかしいです。
ということで、dはEysenck, H. J. についての記述です。
キャッテルも階層構造を唱えていますが、キャッテルの場合は5階層ですね。
特性論は、オールポート、キャッテル、アインゼンク、ビッグ・ファイブと覚え、それぞれの特徴を覚えておきましょう。合わせてパーソナリティ検査も開発されているので、チェックしましょう。
ギルフォードですが、Y-G検査のもととなった、ギルフォード性格検査の開発者ですが、人格理論に関しては名前が出てきません。また調べておきます。
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コメント
d.のGuilford, J. P. の人格論について、「頻出問題」に少し載っているのをたまたまみつけたので、お知らせします。
人格の特性は,刺激汎化と組合せによる固有の傾向が定着したものであるとし、刺激を受けて反応を生ずる過程を特性とからめて図示した。
以上です。
投稿: ひろみ | 2005.10.09 23:17
みゆみゆさん、コメントありがとうございます。お返事が遅くなってごめんなさい。
ご質問の件は、「頻出問題」に載っているのは知りませんでした。実は時間が取れなくて、まだ確認もしていません。
しかし、「頻出問題」と「しけしん」を比べると、「しけしん」のほうが著者の信頼性が格段に高いです。ですから、「しけしん」の方を信用しましょう。
投稿: ひろみ | 2005.10.09 00:19
いつも勉強させてもらっています。
こんな間際になって変な質問ですみません。
論述試験の書き方ですが、あるサイトに「論述問題については、文頭のマスはあける必要はなく、段落変えもしない」とありましたが、そうなのでしょうか?
また、年号の書き方は1マスに二つの数字(「1900年」ならば3マスで記入)ということも書かれていました。
もし、論述の書き方についてご存じでしたらお視得て下さい。
投稿: なっきー | 2005.10.07 19:10
いつもこの勉強部屋には大変お世話になっています。1歳の子どもをなんとか寝かしつけて勉強時間を捻出する日々です。
ひとつ質問があります。
ひろみさんの第2回模擬テスト問題14のC
C.自我の自動性とは意識的な注意を向けることなく遂行される自我機能の1つである。テニス選手のラケットさばきなどの身体的な活動はその一例として挙げられる→×となっています。
試験に出る心理学の臨床心理学編(P175)でも同様に×です。
ところが、頻繁問題【改訂版】では○になっていました(P142)。心理臨床大辞典の自我機能の分類では(P976)「自我の自動性」はありませんでした。×でいいんですよね?
投稿: みゆみゆ | 2005.10.07 04:44