« 不処分と無罪判決 | トップページ | 追加問題16-47 »

2005.10.04

追加問題16-4

一位を目指して!! 応援よろしく! 人気ブログランキング

私も追加問題を入手しました。難しいですね!! 正答率は25%です。各年1問しか正答できませんでした。私が受験生だったら、今になって、ちょっと(かなり?)へこみますよ!! 有明さんだけとちゃいます!!

でも、有明さんもすぐに気持ちを切り替えられましたが、落ち込んだり、自信喪失して感傷に浸っているヒマは私たちにはありません! 知らないことがでてきたら、それを覚えていくだけです。でも、調べてもすぐにはわからない問題もあるので、一人で考えないで、ここでみんなで知恵をしぼりませんか。

16-4は気になっていたMilgram, S. の権威への服従に関する問題です。

A.残虐な行為すら平然と行われることを実験的に明らかにした。
B.課題を達成するとき、短期間で単純な課題ならば、独裁型権威が民主型権威より有効であることを実験的に明らかにした。
C.権力や偏見などの社会的問題の解決をめざす研究法として、実践と研究の統合が提唱された。
D.倫理的な配慮がなされた実験であり、研究方法における倫理上の模範となった。

a.○○×○
b.○×○×
c.○×××
d.×○○○
e.×○○○

Milgram, S. の実験は有名なアイヒマン実験です。
2人の被験者がくじをひき、教師役と生徒役を決め、教師役の被験者が出す問題に生徒役の被験者が答えられなかった場合、罰として電気ショックを与えます。その電気ショックは生徒が間違うほど強くなっていくというものです。実験者の指示に従い、最高の電圧である450ボルトまでの電気ショックを与えた被験者は65%いました。

この実験では、生徒役の被験者はサクラで、くじはサクラが必ず生徒役を引くようになっています。サクラは電気ショックを受けて苦しみますが、実際には電流は流れておらず演技でした。教師役の被験者はそれを見て大変な心理的葛藤を感じますが、最終的に実験者の言うとおりに最高の電気ショックを与えた被験者は6割以上でした。

A→○
B→×…ミルグラムの実験によって明らかになった訳ではないのでしょう
C→×…これもミルグラムの実験とは無関係だと思われます
D→×…被験者の中には実験の後PTSDのような症状が出た人もいたようです。倫理的にたいへん問題のある実験でした

|

« 不処分と無罪判決 | トップページ | 追加問題16-47 »

過去問の解説-心理学基礎」カテゴリの記事

追加問題」カテゴリの記事

コメント

まどさん、コメントありがとうございます。
6-11と7-10はここ
http://hirominobenkyobeya.air-nifty.com/pleasecomein/2005/02/post_2.html#
にあります。ご確認ください。

投稿: ひろみ | 2005.10.11 23:37

ひろみさん、いつも見ながら勉強させていただいています。
質問ですが、条件付けの問題、6-11,7-10が過去問の中に見当たらないのですが・・
どこにあるのか教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

投稿: まど | 2005.10.11 21:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 追加問題16-4:

« 不処分と無罪判決 | トップページ | 追加問題16-47 »