2次試験-4領域
みなさん、2次試験、本当にお疲れさまでした。
今年の特徴は、
①圧迫面接が少なかった
②どのような勉強or活動をしてきたかを4領域に即して答えさせる質問が多かった
ということでしょうか。
③SVのオリエンテーション
というのも新手の質問でした。というか、私はカバーしていませんでした。
②に関しても、昨年までは全く報告がなかったです。しかし、今年の面接の柱としてうち合わせされていたのかもしれませんね。
マニュアル本を書いている私が申し上げるのもなんですが、言い訳ではなく、マニュアル通りにはいかない部分があるなぁと感じます。ですからそこを補う知識と臨機応変で適応的な能力の部分で、試されるのが試験なのでしょうね。
これから受験されるみなさんは、私の拙著は踏み台にしていただいて、それ以上の勉強や適応能力が必要ですよ!!
しかし私も、マニュアル本の執筆者として、受験の基本として、一度出題されたことは完璧に!という原則は追求していきます。臨床心理士の4領域について確認しましょう!
「臨床心理士になるために」より引用します。
◇臨床心理士とは学校教育法に基づいた大学、大学院教育で得られる高度な臨床心理学的知識と技法を用いて
①臨床心理査定
②臨床心理面接
③臨床心理的地域援助
およびそれらの
④研究調査等
の業務を行う(臨床心理士資格審査規定第4章「業務」第11条)。
改行および、まる数字は私がつけました。
昨年までの報告は私の面接でも、①②については質問されましたが、③④に関する質問はなかったです。でも、どなたでも、③④に関して、なんらかの活動はされていますね。質問されたら、落ち着いて答えましょう!
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コメント
試験を終えたみなさま、ごくろうさまです。御質問にあるSVのオリエンテーションですが、スーパーバイザーがどのような立場に準拠しているのかということを聞いているので、「精神分析です」とか「来談者中心療法です」というのが正しい答えかと思われます。ちなみに、指定大学院の教員は、「複数の異なったオリエンテーションの教員で構成するように」と指導されるようです。
投稿: ゆら | 2005.12.04 22:36
面接の内容、自分の受け答えなどを、ふと思い出したり、色々なコメントを読んだりして、なんだか不安になってしまう、というの、分かります(^_^;)
もう終わってしまったことを、色々考えても仕方ないのだけど・・・この1年、仕事と受験の両立が思った以上に大変だったので、受かってて欲しいなぁ、と(*^_^*)
結果が出るまで、ちょっと長いですよねぇ。
でも、終わってみれば、あっという間なのでしょうか?!
投稿: saia | 2005.12.01 00:44
・①②については、こんな感じです。
<臨床心理に関して、これまでに身につけたことを、端的に述べて下さい。>
「はい、○○○などを勉強してきました。」
<心理査定は?>
「はい、○○」
<面接に関しては?>
「はい、○○」
試験官の方々はうなずいて、突っ込みもなく、次々と質問が続きました。
・③については。
「私は将来、SCになりたいと思っています。」
<では、あなたが考えているSC活動での臨床心理での領域はどれですか?>
「臨床心理面接と、・・・地域支援です。」
<支援? え~、では、具体的にどのような支援を行おうとお考えですか?>
・④については
<修論は~についてですね。それをこれからどう活かして行きたいですか?>
「○○で、これからも研究を続けたいです。」
<(一種の)大学院で研究されていますからね(ひとりごとにように)>
「はい」
程度で、それ以上は(圧迫という感じも全く)なかったです。
それと、答えるたびに、試験官の方二人とも、B5の紙(白と青)にチェックしていました。○かCかは見えませんでした。
投稿: mina | 2005.11.30 09:36
無事試験を終えられたみなさん、お疲れ様でした。
結果が出るまで落ち着かないかもしれませんが
どうぞゆっくり休んでくださいね(^^)
ところで、ひろみさんがまとめている今年の3つの特徴なのですが、②は去年もありましたよー。私も聞かれましたし、周りもほとんど聞かれていました。
昨年受ける時点では、聞かれることがわかっていたので、きっとその前の年も聞かれたのではないでしょうか?
別サイトでも報告されていたので、定番の質問だと思っていました。
それから「オリエンテーション」についての話題が多くでていましたが、日常的に「オリエンテーション」って言葉をみなさんはあまり使わないのでしょうか?
昨年までの段階では、「SVについて」「あなたのオリエンテーションについて」はやはり定番の質問だったので、「SVのオリエンテーションについて」はその応用編のようなものですね(笑)
ちなみに他に定番の質問としては、「どのような心理検査を使えるか」に対して、赤本に沿って、「投影法・知能検査・質問紙法をそれぞれ2つ以上答える」というのがありました。
たしか赤本には、これを有資格者の最低条件として書かれていたと思います。
学部・院でそれだけ学んでいたとしても、現場で使えるレベルで維持し続けるためには、やっぱり相当の努力が必要ですね・・・。
投稿: みどり | 2005.11.30 01:21