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2005.12.15

英語の勉強方法

「合格したら!」にたくさんのコメントありがとうございます。
自分へのご褒美、家族への感謝、研究、実践とたくさんの思いを聴かせていただいて、管理人もまた思いを新たにすることができました。

名刺は私もつくりました。「臨床心理士」の肩書きができたら!とその日を心待ちにしていたので…なかなかよい気分ですよ。

今日、大学院入試を目指していらっしゃる、あららさんがコメントをくださいました。特に英語でご苦労なさっているそうです。よいアドヴァイスをお持ちの方はコメントをお願いします。

管理人の意見です。
私も院試は2度失敗しました。あきらめないでくださいね。

社会人入試なら、英語の試験が免除されますが、適当な大学院はありませんか?
というのは、ストレートの学生に関しても、結局差がつくのは英語だと聴いたことがあるからです。大学入試の英語の力を維持している学生と勝負するには、大変な時間をかけなければならないのでは、と心配です。

私の勉強方法に近道はありません。とにかく地道です。そして足跡を必ず残すといいますか、一度やったことはわかるようにしておいて、それを常に確認しながらその上に学習を積み重ねていくことが鉄則です。この積み重ねがなければ、いくら時間をかけてもいつもゼロからのスタートになり、先へ進むことができません。

英語に関しては、おそらくテキストの購読が課されるでしょうから、毎日決めた量の英文和訳をしていくことでしょう。
一度やって知らなかった単語は書き出すなり、辞書や単語集に印を入れるなりして、前にやったことがわかるようにしておきます。そのときは覚えなくても、とにかく印をつけます。するとまたその単語を知らないと思って、印を付けようとしたら、前つけた印を見て、そう言えば…と以前に調べたことを思い出します。それを地道に繰り返して、単語を覚えていきます。すぐには覚えられませんが、紙に覚えておいてもらい(記録を残す)、何度も確認するうちにどうにか覚えます。
単語は書いて覚える必要はありませんが、必ず声に出して発音することをお勧めします。読めないと視覚情報だけしかあたえられませんから、それでは覚えられません。読むためには発音記号を知らなければならないという障害もありますが、慣れればいいです。
そして、発音するときに一番大切なのは、アクセントですよ!知らない単語を見たら、正しいアクセントで10回読んで、意味より先に音を覚えると意味はあとからついてくるものです。

英文和訳は、たとえばヒルガードですか、全部は大変ですから、まずは1章を選ぶなりします。それを数行ずつでいいから、毎日和訳していく。少しずつでいいから、毎日です。
ようやく1章を訳し終えても、できた!と思ってはダメです。また最初から始めましょう。1回目よりも早く読めるようになっているハズです。1日に訳せる分量は増えていますか? 辞書を引く回数は減りましたか? そして1回目より短い日数で2回目終了できたら very good です。
しかしまだ終わりませんよ。3回目もやってください。このときは新しい章の1回目の和訳と並行してできるかもしれませんね。3回目の目標は、辞書なし、和訳なしですらすら読めて意味がわかること!です。

という訳で、ものすごく大変で時間がかかります。急がば回れで、最初はしんどくても、ある時期を越えたらだんだん楽にはなると思いますが。

みなさんはどうされましたか? ご意見をお聞かせください。

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院試関係」カテゴリの記事

コメント

あららさん、クロさん、コメントありがとうございます。

あららさん、がんばりが報われてよかったですね。オメデトウございます。 院試を目指していらっしゃる方の励みになることと思います。

クロさんの優しさに「じ~ん」となりました。みなさんの優しさに支えていただいています。

これからもよろしくお願いします。

投稿: ひろみ | 2006.10.30 20:27

 あららさん、院試合格おめでとうございます。「カエルのピョンちゃん」を推薦しましたクロです。
 去年12月「(臨床心理士試験の)発表待ちの心理職公務員」と書いてましたが、その後無事合格しました。去年の今頃のドキドキ感を思い出して、このサイトを「みんな頑張れ~!」という気持ちでのぞいているんですが,あららさんの合格発表が目につき、思わずレスしてしまいました。こちらの方は日々少々ハードな臨床業務にいそしみつつ,英語の文献の勉強も続けています。あららさんもこれから多忙な中、本格的な勉強が始まることと思いますが,頑張って初心貫徹されることを期待しています。

投稿: クロ | 2006.10.29 23:28

こんばんわ。以前英語の勉強法のことでご相談しましたあららです。9月にチャレンジして、やっと合格しました。この2年はとても長く大変でしたので、本当にうれしく思っています。仕事をしつつ、主婦をしつつ、勉強を続けるのは、時間をいかに上手に利用するかにつきますね。このサイトを知らなければ、「しょうがないよ。仕事しているし、主婦だし、年だし」といろいろ理由をつけてあきらめていたことでしょう。ひろみさんをはじめ、英語の勉強法ではいろいろな方々からアドバイスを頂き、本当に感謝しております。これから院に入ってからも、またお世話になりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。これから受験の方々どうぞ風邪を引いたり、疲労をためたりして体調を崩さないようがんばってください。心より応援しております。

投稿: あらら | 2006.10.29 21:39

 以前英語の勉強法についていろいろご意見をいただいたものです。明日は、4校目の院試です。自分なりにはがんばってきたつもりなのですが、全くできていないような気がして、心がざわざわして、思わずひろみさんのお部屋にお邪魔しました。落ちてしまった方、受かった方それぞれがんばっていらっしゃるご様子に、だめでもともとやってみるぞという気持ちになりました。
 ところで、先日の英語の勉強法についてのコメントを見た私の友人が、直接教えてくれた参考書がありますので、ご紹介します。「留学生教科書シリーズ 留学生必修講義2 新版 心理学入門」三修社 
栄陽子留学研究所編 です。
これは11章からなる心理学の解説書なのですが、ヒルガードよりもやさしい文で、左ページに英文、右ページに日本語訳が載っています。また難しい専門用語は、ピックアップされて訳も出ています。

 私は、その本の2回目に挑戦中です。ひろみさんがおっしゃっていたように、3回はやろうと心に決めています。これが3回できたらヒルガードに挑戦です。
それからクロさんがご紹介くださった「どんな英語も絶対読める、びっくり英読法」もすごく勉強になりました。長い文章の構造がわかるようになってきました。

 今回4回目の受験ですが、受かるまで何度でも受けてみようと思っています。通信の大学だったので、英語の試験も無く入ることができたので、今になって大学受験以上の勉強をしなくてはならなくなりましたが、まるでわからなかった英文が「あれ?読めた」という経験をすると、「がんばってきて良かった」と素直に思います。今年だめだった方も、またがんばりましょう。私もがんばります。

やっとざわざわがおさまってきました。今まで勉強したところをさっと見直して、お風呂で体を温めて寝ます。
おやすみなさい。

投稿: あらら | 2006.02.17 21:40

英語の勉強法について、ひろみさんをはじめ、さまざまな方からアドバイスをいただきまして本当にありがとうございました。正直言って、大学受験もしたことのない私が院を受けたいなんて、無理なのかもしれないなと落ち込んでおりました。また今日このサイトをあけるまで、こんなに皆さんからコメントをいただけるとは思ってもいませんでした。
すごく元気がわいてきました。

社会人入試については、社会人入試を導入しているところもあることはあるのですが、合格者は看護士、相談員といった現在実際に現場を持っている方々が多く、私のように主婦の場合は、かなり不利のようです。また院の合格者データを見ても1人か2人しか社会人は取らないので、かえって倍率は高くなっています。今後の専門の勉強のすすみ具合と、英語の出来具合で一般入試か社会人入試かを決めようかと思います。

みなさん工夫して努力されていることを知ることができました。それだけでもすごく力がわいてきました。これからもいろいろな勉強方法や院試についてのアドバイスを宜しくお願いいたします。本当にありがとうございました。

投稿: あらら | 2005.12.17 10:46

私は時間がなかったので(今回の臨床心理士の試験と同様に)過去問をひたすらやりました。
いくつかの過去問を取り寄せると、何となく「傾向」が分かることも…。(あったような…。)

「教科書的な文章」より「最近話題の文章」が出題されていた気がします。

投稿: ゆっこ | 2005.12.16 22:33

ちぃさん、クロさん、ふむきちさん、コメントありがとうございます。私も勉強になります。

紹介していただいた書籍を「英語の参考書」というリストを作って掲載しました。「みんなの参考書」の下です。よろしければ、当サイトスルーでお求めください。

投稿: ひろみ | 2005.12.15 21:44

英語の勉強法について

 
 英会話を上達させる勉強方法と院入試の合格に向けた勉強方法とでは、同じ英語の勉強方法でも、工夫の仕方が違ってきますよね。英語の勉強のどこが一番苦しく感じていますか。それにもよると思うので、参考になるか分かりませんが、英語の勉強法について書き込みさせて頂きます。

・心理学の専門用語の英単語の和訳には、啓明出版(株)が出している「必修 1000 心理学基本用語集」500円税別を参考にするとよいです。大学で心理学を教えている先生方が書かれたものです。この言葉はこう訳すのかあと分かります。

・書く、見る、口に出すなど英単語を覚える方法をいくつかもつといいです。私の場合、毎日、英単語の小テストと称して、自分で訳せるかどうか試して、訳せなかったものは次の日もできるようになるまで、続けました。もう一つは、紙に英単語や言い回しをサインペンで大きく書き、部屋のドアの内側などに貼り、その部屋に出入りするときは、必ずその訳や意味を口で言ってから、出入りするようにしていました。家中、英語が書かれた紙だらけになりましたが。すると知らず知らずのうちに、覚えるようになっていました。これはオススメします。

・基本的なことかもしれませんが、関係代名詞が出てきたら、カッコで囲むとかですかね。

以上です。
ふむきち

投稿: ふむきち | 2005.12.15 21:11

 発表待ちの心理職公務員です。
 英語の勉強法ではないのですが,自分が使ってみて非常にいいと思った英文読解のテキストを紹介します。
 神戸康弘著「どんな英語も絶対読める!びっくり英読法」(中経出版)です。
 ベタな題名で,かえるのぴょんちゃんというキャラクターが出てきたりして、購入時38歳(のおっさん)だった自分にはかなり抵抗がありましたが,内容は目からうろこ的なすばらしさです。大学を出てから15年全く英語と縁がなく過ごしていたのですが,研究の必要から英語論文を読むことになった際に見つけて,このテキストのおかげで(スラスラとはいきませんが)英語論文をなんとか読めるレベルになりました。著者は「英文解釈とは,単語の意味の解釈でなく,付ける「てにをは」を解釈する(正確に決める)こと」とし,5文型を離れ(改良し),この「てにをは」の付け方のルールを詳しく説明してくれています。文の構造がホントよく見えてくるようになりますよ。お勧めします。

投稿: クロ | 2005.12.15 20:10

こんにちは。英語の勉強について話題になっていたので書き込みさせていただきます。私は大学時代に院進学を目指しました。しかし自分の大学に院はなく,外部の院をさがさないといけない状態でした。その頃まだ臨床心理士が話題になりかけた所で,指定校とかもありませんでしたので,指導官の先生の意見を聞きながら試験では隣接の学科を受験することにしました。外部からの受験は厳しいと常に言われていたので,猛勉強でした。英語に関しては,大学の色があると聞いていましたので,過去問をとりよせたり,その大学が好んでいる心理の専門(例えばフロイトやピアジェなど)の英文を探し勉強しました。心理の英文は,心理用語などを使っているので,それに慣れておく必要もあったと思います。みなさんお持ちかもしれませんが,「学術用語集 心理学編 」という単語が載っている本を覚えたり,社会心理学や発達心理学の用語辞典を何度も反復しながら読んだりしました。ひろみさんが書かれているように,毎日ちょっとでも英語には触れていた方が良いかと思います。私は特に英語が苦手でしたので,英語の壁を乗り越えるための工夫をこらしました。今思えばよくしていたな~と思います。学生だったと言う事もありますし,親のすねをかじりながら生活できていたこともあり,勉強に全力投球できていたのたしかです。今は仕事もし,1人暮らしといえ生活をしないといけないのでそれにみあった勉強法があるかもしれませんけどね。でも今回,資格試験の際,ひろみさんの勉強方法をしり,いかに整理しながら,自分の物にしていくか!の大切さをかんじています。院入試も傾向と対策を練りながら,進まれるといいのかもしれませんね。ちなみに試験勉強中にはまっていたドラゴン桜(この曲を聞くたびにうぉ~がんばるぞ~と思っていました)には英語攻略で,①基本例文を覚える②リズムよく覚える③ビートルズの曲は参考になる④時間内で取り組むことの反復練習をしていました。このTVを見ている時には,自分もすごく頭が良くなるんじゃないかとおもちゃってました。本気でです。すみません。なんか頼りないアドバイスで。でもあの苦しかった日々を思い出して書き込みさせていただきたくなりましたので,ご了承ください。
PS.15日・・・今日って中旬?明日から下旬?

投稿: ちぃ | 2005.12.15 11:52

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