学校心理士
学校心理士についての質問をいただきました。情報をお持ちの方、よろしくお願いします。
ところで、『学校心理士』について、詳しいこと(過去問題等)を御存知でいらっしゃる方、どんなことでも良いので、教えていただけませんでしょうか。
ネット検索しても、有益な情報があまり得られませんでした。
学校心理士の協会のHPは、http://gakkoushinrishi.jp/shinsei.htm
ですが、どんな試験なのか、どんな問題が出るのか、具体的な情報は得られませんでした。
先日、上司から、学校心理士などの、学校、スクールなどを冠にした資格を取得するよう命じられました。
正直言って、また試験を受けなければならないのか!?どうして??と思っておりますが、
上司(教育委員会)のねらいは、
『臨床心理士』(心理臨床に関わる全般業務が可能であることの証)+『学校心理士』(臨床心理士に加えて、更に、不登校、LD等など、学校生活に関わる様々な心理臨床も可能である、または、臨床心理士で、学校、教育に関わることが専門である、得意としているという証)
という状況を作れということのようです。
日々の職務に追われ、アップアップの状態ですが、来年度には試験を受けなければならない状況です。
ひろみさんの、臨床心理士の学びの場であるブログのお力をお借りしてしまう形で、大変申し訳ないのですが、
『学校心理士』について、詳しい方の御意見を拝聴させてください。
学校心理士資格を取得して、現場で活躍なさっている方の生の御意見、学校心理士の試験問題はどんなものなのか、などなど、御存知の方、
よろしくお願いいたします。
(コメント以上)
saTさん、コメントありがとうございます。
私は学校心理士の資格を持っていますが、試験は受けていません。単位を取り、レポートを提出して認定されました。試験はどのように行われたのでしょう? ご存じの方、情報をお願いします。
学校心理士資格を持っていても、私の住む地域では、SCとして活動することはできません。採用は臨床心理士に限られています。
情報や研修会は、教育心理学会に入っていれば得られます。取ったものの…私の場合は使い道が見つかっていません。名刺に臨床心理士と学校心理士を並べて、学校関係の専門性が高いです!とアピールできるくらいでしょうか。
| 固定リンク
« 「ひらば」の意識 | トップページ | 学校臨床 »
コメント
Yさん、
ご本名でしょうか、しばらく気づかなくてそのままにしてしまって、ごめんなさい。イニシャルに訂正しました。
学校心理士資格は、実は、私は失効してしまいました。更新のためのポイントを貯めることができなかったのです。
というのは、臨床心理の更新ポイントと全く重なっていなくて、学校心理士と臨床心理のそれぞれのポイントを取る余裕がなかったからです。
受験資格や試験の方法も、私が受験した時とは変わっているのでしょうね。今のことは、全く不案内です。当時は大学院生だったので、指導教官に推薦してもらいました。
Yさんは、教育相談にかかわっていらっしゃるなら、管理職またはSCに推薦してもらうのが妥当かなと思うのですが、見当違いですか?
投稿: ひろみ | 2016.06.16 00:52
はじめまして
現在、公立学校に教員として勤務しています(10年目)
資格取得をめざして勉強中で試験は来年度受験します
スーパーバイザーに証明をしてもらわなくてはならないのですがあてがありません
みなさんはどのように人選 依頼されたのでしょうか?
体験談または具体の方法をご回答いただければ幸いです
投稿: Y | 2016.05.21 16:52
はじめてコメントします。
日本心理学会のシンポで、資格問題のことで、かなり衝撃を受けて帰ってきました。
そんなことになってるの?!
でした・・・
二資格一法案はみなさんご存じのことかと思いますが、(ある政治家の先生は、法案が今年中に通るようなことをおっしゃってるようですが・・・)
前回法案が出されたとき、医療心理師は問題ないが、臨床心理士はかなり言われた・・・。そんなとこまでは私もわかってたのですが・・・
骨子の書き換えを検討しているうようで、その内容に驚き。
臨床心理士を医療以外の分野に限定?!
に近いことを言ってらっしゃいました。
だから名称も、社会心理士にするとかななんとか。
もちろん、それは医療心理師を推進してる二名の先生の意見のようなもののようでしたが・・・。
結局、なんで医療心理師なんて作ろうとしてるんでしょう・・・
私は、臨床心理士は、包括的に働くことができないといけないと思ってがんばってきました。
勉強してきました。
だから、すごく時間がかかりました。
10年目。
ようやく受験資格を得て、二次試験までこぎつけたというのに・・・
「臨床心理士が医療の分野で貢献できるかどうに疑問がある」というようなことまで言ってたな。誰だあれは・・・
すみません・・・
ここは勉強部屋なのに・・・
でも・・・
みなさんは、資格問題について、どう思われますか?
簡単にとれる資格は意味がないどころでなく、苦労してとった資格だって、国家資格ができたら、意味がないものになるのではないかという不安を感じました。
投稿: riko | 2006.11.04 20:42
はじめまして、私はひろみさんと同じく臨床心理士と学校心理士の両資格を有する教員です。
私のまわりにも優秀な学校臨床家がたくさんいますし、その中には学校心理士の方もたくさんおられます。
今後は、学校心理士の資格については、取得方法および専門性の面で、改善がなされ、より発展していくのだと思われます。しかし、ひろみさんが言われるように、現場で教育相談の実践を地道に行い、大学院で専門的な訓練・研鑽を積んだ人がレポートで不合格になっている方も知ってますし、自分のクラスでいじめ問題が起こっているにも関わらず、対処もできず、チーム援助も受け入れられない人でありながら、資格を有している方もおられます。
また、現時点では、学校心理士のトップにおられる先生方は、教育心理学者が多く、研究者としては一流でも、実践力という点では…学校臨床を深く実践されている方はT大のI先生を筆頭にまだまだ少ない状況だと感じています。
学校の内側の人間として、苦戦する子ども達をチームで援助していくことは大切な活動だと感じています。そういう意味で、学校心理士が、真に現場になくてはならない存在となるよう期待していますし、自分自身も研鑽していきたいと思っています。
投稿: ダックス | 2006.11.03 17:24
hiroさん、コメントありがとうございます。
もちろん「資格」ではなく「人」であることは、言うまでもありません。
また、学校心理士がだれでもとれる資格とは、私は感じていません。(受験資格についても知っていますし、後輩で不合格が何人もいたと聞いています) 私の方で、もっと早くに、「だれでもとれる」というコメントに対してきちんと対応すべきでした。ご指摘に感謝し、自分の対応を反省しています。
ただ、私の知っている範囲では、学校心理士の活躍の場があまりにも限れられている(というか、ほとんどない)のが現状です。なんとかなって欲しいものです。
投稿: ひろみ | 2006.11.03 16:13
初めまして、投稿欄を読んでいて、少しひっかかるところがありましたので、学校心理士はだれでもなれる確かにだれでもなれますが、今は、無試験ではありません。広い範囲の勉強と、学校現場での実践がなければ、無理ですよぉー(-_-)試験もみなさんが考えているほどなまやさしいものではないし、臨床と学校では、入り方がちがいます。ブランドが欲しいなら臨床心理士でいいんじゃないですか。私は教員生活25年、その内生徒指導15年、学校心理士さんにもずいぶんお世話になりました、やくにたたなかった臨床心理士さんて感じかなぁー(~o~)そんなこと言ってるヒトには、学校現場に来てほしくないです。
投稿: hiro | 2006.11.03 13:31
みなさん、いろいろと参考になる御意見、御指摘ありがとうござました。
『臨床心理士+学校心理士』という状況であれば、学校心理士を取得しても、損ではないかな、というレベルですね。
でも、セットさんのご指摘の通り、
学会維持費、資格更新料、勉強会などなど
忙しくなりすぎますよね。
もう一度、上司に相談してみます。
特別支援教育士という資格は、私は勉強不足で、あまり詳しくは知らなかったのですが、
興味のある分野でもあるので、ちょっと調べてみようと思いました。
ありがとうございました。
投稿: saT | 2006.01.26 22:32
学校心理士・・って嬉しそうに肩書きに書く人がいるけど、私からしたらだれでも簡単にもらえる認定心理士のようなレベルでしか見れないな。
今時だれでも取れる認定心理士を、わざわざ履歴書に書いたらおかしいですよね。学校心理士もそれと同じ感覚。単独では却下。
やはり臨床心理士とセットになって初めてその良さが出ると言う感じです。ですから両方持っているのなら「勉強家」「努力家」と見てもらえるのでかなりOKはないでしょうか。
県によっては学校心理士の研修会はだれでも参加できますので(学校心理士でなくても)わざわざ資格を取らなくても研修会の参加だけでもいい勉強になりますよ。あとは登録料と更新も問題。臨床心理士ひとつでも結構維持が大変ですから2つとって忙しくなりすぎませんように。あくまでメインは臨床心理士です。
投稿: セット | 2006.01.26 22:06
特別支援教育士の名前もでてきましたが、発達障害、不登校、非行、精神症状、虐待、PTSD、メンタルヘルス、コンサルテーションなど、いろいろなことが学校での支援を行おうとする時にたくさんのことが求められると思います。
学校によって求められるものが違うのが現状のようですが、それでも、学校現場には学校現場独特の求められるものがあるように思います。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学など対象によっても、また私立と公立でも違うだろうと思います。
大学院の時にどういうことを身につけておくことが必要か、養成システムへの意見を含めて、意見をいただけると有難いです。
投稿: ほんわり | 2006.01.26 02:01
私は、3年前、大学院1年目の時、学校心理士の資格を取るために、レポートを提出し試験を受けました。受験資格は学校現場の経験5年以上の類型でした(当時)。その時の試験は、簡単な基礎心理がほとんどでした。それと学校現場での臨床(発達障害、不登校など)にまつわるいくつかの問題だったと記憶しています。臨床心理士の資格試験に比べると相当易しい問題で、一問一答、一つの記号選択が多く答えやすかったです。ただ、その時のレポートが大変お粗末なものだったので結果は不合格でした。たまたま、合否判定員が私の院の教授だったので、教授から「試験は良くできていたが、レポートがダメだったと聞きました」翌年、もう一度チャレンジしましたが、その時は、指定単位修了の院卒業見込みの類型で受けました。(一昨年はこの類型では無試験でした)結果は合格でした。試験については、3年前については、今述べたように、院試レベルで十分だと思います。それと私も学校心理士と臨床心理士(昨年末合格です)の二つを持っていますが、資格はあって邪魔にはならないと思います。学士は年2回半日の研修と登録料などが負担になりますが、それをどう取るかはその人次第だと思います。私は臨床心理士の資格を持っておられながら、発達障害などへの臨床が不得意なSCや教師とうまく連携のとれないSCを何人か知っています。学校心理士の有資格者がそのあたりをカバーできるのかどうかはわかりませんが・・・。それより学校現場でのより実践的な資格なら特別支援教育士があると思います。(特別支援教育士は取得するのは結構大変ですがその資格価値は保護者や児童、教師に還元できるのは間違いないと思います)
投稿: sin | 2006.01.25 20:44
はっきり言います。
臨床心理士をお持ちならば学校心理士はいらないです。
お金と時間の無駄。
SCに行って中学生と目すら合わせらない方が合否を決めるなんておかしい。合否の基準もはっきりしない。去年までは書類だけでOKだったそうです。まさに乱発状態。
簡単に通る資格はあんまり意味がないです。結論:不要
投稿: 不要 | 2006.01.24 21:52