資格とお金
ほんわりさんからコメントをいただきました。少し長文ですので再掲載はしません。ジャンプしてお読みください。
まずは臨床発達心理士合格おめでとうございます。ますますのご活躍を期待します。
学会その他にかかる費用について、書いていらっしゃいます。ホント高額になりますね~。お考えや、こうしているよ!など、お聞かせください。
心理関係の費用を、私のわかる範囲で整理しておきます。
①臨床心理士になるには
書類の申請費用 1,500円
受験料 50,000円
交通費・宿泊費 ?万円
合計 51,500円+?万円
②臨床心理士に合格したら
登録費(5年ごと?) 50,000円
臨床心理士会会費(年) 8,000円
都道府県の心理士会会費(年) 1,000円
合計 59,000円
③学会関係(私が入っている学会の年会費)
8,000円×4=32,000円
④SV(月1回程度)
7000円/50分
⑤研究会や研修会参加費(年5~6回)
5,000~8,000円/1回
自分への投資として、削りたくない部分もありますが、とても大きな負担ですね。若い方は大変だと思います。
臨床心理士はとったけれど、発達系でやろうと思っている友人は、心理臨床学会には入っていません。たぶん心理士会にも入っていないかもしれません。自分が活躍しようと思っている分野に厚く、その他には義理を立てないのがいいのでしょう。
それから、もちろんのことですが、確定申告しましょう! 私は学会関係やSVの費用と書籍費、研修会等参加に関わる交通費の領収書は保管しています。
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コメント
初めて投稿します。
臨床発達心理士はどのように受験勉強されましたか?
臨床心理士試験とは違い、参考書などもでていないですよね?
投稿: けぴ | 2014.07.11 08:15
私は、現場でこつこつと困っていらっしゃる方への支援ができることが臨床だと思っている者です。
高額な料金をいただいても、給料をいただいているから、相手からは金銭を受けとらなくても、多分私の姿勢は変わらないと思います。
専門職としての責任あるかかわりで、その方に必要なことをすることに関して、差がでるとは思えませんし、責任の重さも変わるとも思えません。
そして、今の養成システムを、高額なSVをしなくてもきちんと臨床ができるようなシステムにするべきだと考えています。
大変なケースに対して、助言を求めるということはベテランの方でも必要なことではないでしょうか?
臨床心理士の倫理要綱にも、自分の力を知って、きちんと引き受けられることが書いてあったように思います。
SVを引き受けていらっしゃる方こそ、自分はきちんと仕事ができているか、責任をもっていらっしゃるのでしょうかと思う時があります。
事例検討や、他職種ならばコンサルテーションという相手の機能を高めていける力をもてることも、心理士には求められる大事な力だと感じています。
私は、現役の心理士の方が「自分が投資した分をとりもどすには・・・」と、支援を求めてくる方からとりもどそうというような発言を聞いたことがあり、背筋が寒くなった時があります。でも本音なのだと思いました。
医者、教師などに比べて、もう少し養成システムを整える必要を思うのは私だけなのでしょうか?
投稿: あえて名乗らず | 2006.02.20 20:07
みなさん、コメントありがとうございます。
私は自分の勉強にはホントお金をかけてきました。その分真剣になるので、「身銭を切って」というのは必要なことであると思います。
しかし、それも収入があってのことです。ひとそれぞれ事情はあるでしょうね。
さきさん、ごめんなさい。
私は源泉徴収されているサラリーマンなので、詳しいことはわかりません。書籍費、学会費、研修費、研修にかかわる交通費、など、経費として申告してみてはどうでしょうか。
投稿: ひろみ | 2006.02.18 23:57
こんにちは。ひろみさんのコメントを読ませていただき、確定申告について教えていただきたくてメールしました。
私は非常勤で働いていて今年、給与所得を確定申告をする予定です。その際、学会関係やSVの費用、書籍費、研修会などの参加に関わる交通費も含めて申告できるのでしょうか?
それとも、このようなものも含めて申告する場合には、申告の方法が異なってくるのでしょうか?
確定申告について調べてみたのですが、これらのことを含めていいのかわからずでした。申し訳ありませんが教えていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。
投稿: さき | 2006.02.18 14:39
まだまだ甘いです(笑)。SV1回8000×週1回。研究会費年20万円以上。学会費+参加費+交通費=計算するのが怖い。
平均すると月に7~8万円は心理系に消えています。最近ではそういうお金を払うことに感覚麻痺してる今日この頃(涙)。
しかし、SVが無料で受けれるのも良いのか悪いのか。金銭的には良いかもしれないけど、やはりお金を払ってSV受けているという真剣さはにじみ出ています。料金文のSVをしてもらえなかったときには思わず怒りも(笑)。
自費診療とかで心理療法もしてて、その時には1~1.2万円も患者さんからもらっていました。その時には本当に真剣です。でも、すっごく良い刺激だし、自分のできる限りのことをしなければという意気込みが違います。
良くも悪くも人間はお金なんです(爆)。お金が全てです(核爆)
いきなり書き込んでこんなアホなことばかりですいませんでしたm(_ _)m
投稿: セーイチ | 2006.02.18 01:38
はじめまして。
臨床心理士を取得したメリットですが、SCができることでしょうか。これの時間単価は高いです。病院の比ではありません。あと講演会の謝礼も大きい。大体2時間しゃべって3万円くらい頂戴します。自治体によって交通費を別にくださるところと、謝礼に含まれているところがあります。
今は半分がSCで半分が講演会のような生活です。病院はすでに退職しました。講演会の予約が半年先まで入っているおかげもあって、若いときに比べれば経済的にはずいぶん楽になりました。ただ、講演会は一日2つ、3つと掛け持ちになるときがありそういうときは強烈な移動距離になります。でも、わざわざ自分を指名してくださることは嬉しいことです。体の続く限り頑張って生きたいと思います。
投稿: 匿名希望 | 2006.02.15 23:04
資格とお金のことで、大事なことがあります。たとえ、資格をとっても、仕事をする時のお給料です。
これから心理の道に進もうという方は、そういうことも知っておかれることが大事だと思います。
私が知っている範囲のことなので、違ったら訂正してください。
心理職として、心理の先輩方ががんばって道を開いたSCだけは、ダントツに時給がいいですが、年間35週分ぐらいしかでず、夏休みは無給ではないでしょうか。交通費がでるようになったのも、最近のことだと思います。
SCの制度を作られた方たちは多分、医者のような専門職としての確立をめざして、制度をつくられたのだと思います。その道で、一家を養えるような年収を計算してだしたと伺ったことがあります。
でも、そういう給料をSC制度の確立のために、大学院出の医者の研修医のような方ももらって、それだけの仕事ができていないという批判は当然出ているようです。
その他の心理職の実際は悲惨だと思います。まあいい方の、自治体の非常勤公務員で、週4日で、年金、保険などがあったとしても(老後の年金などに関係してきます)、手取りが16,7万ぐらいかもっと下だったりします。
大学院出には、少し給料がよかったところさえ、他と足並みをそろえて、下がったそうです。
福祉に制度化されてきている心理職でも、週1日勤務で、月に20000円、週2日で月に40000万円という施設の募集をみました。
専門職として雇用しているクリニックや、病院では、経験によって、1日1万円から2万5千円とかというところを聞いています。
1件しか聞いていませんが、SCと同じ給料を払っているという病院の経営者のお話を聞きました。
1日に9ケース、10ケース以上など当たり前で食事をとるのもままならんかったり、当然記録などは在宅ワークになったり、会議などはでられないか、勤務外という感じだったりするところもあるようです。
医者や弁護士に比べれば、専門職としては最近の職業だから、はなはだ低い位置なのだと思います。
PSWや、SWなどと比べるとどうなのでしょうね。
国家資格が、専門学校卒でもというのは、給料を低く抑えるためと聞いたことがあります。
医者が心理職の国家資格化に反対するのも、自分の職域がおかされることや、高い給料を払わなければならないというのがあると聞いたことがあります。
身分が安定されず、専門職としても受け入れられていない職業ということがもっと知られた方がいいのではないかと思います。
保険や年金を初め、昇給も、ボーナスも、退職金も期待できない職業というのが現在の実態と思います。
そういう実態なのに、払うお金がかかることにもっと理解を求めたいし、養成システムの不備にも目を向けないと、専門職としての確立ができないと危惧されてなりません。
専門職を育てる専門職を含めた制度の必要性、を感じています。
投稿: あえて名乗らず | 2006.02.15 15:20
お久しぶりです。
ひろみさん、受験料は確か30000円だったように記憶しております。
投稿: ゆっこ | 2006.02.14 17:24
はじめまして。
私は本年度の試験で合格した者です。
地方で,かつ一人で勉強をしなければならない
私にとってこのブログは大きな助けになりました。本当にありがとうございました。
実は臨床心理士会のポイント制について質問があります。
最近心理臨床学会の年次大会の案内が来たのですが・・・,
①ワークショップに参加した場合は大会参加の2ポイント,ワークショップ参加の2ポイント,計4ポイントということになるのでしょうか,それとも二重取得ということでこれは2ポイントのみの取得となるのでしょうか?
②ポスターセッションによる発表は口頭発表扱いとなるのでしょうか?
いずれも基本的な質問ですいませんが,どうぞよろしくお願いします。
投稿: CPなりたて。 | 2006.02.13 21:14
ひろみさん、取り上げてくださってありがとうございます。
若くなくても、仕事をやめて学びに専念していると、生活費プラスでとても厳しいです。
でも、学生の方、また低い給料でがんばっていらっしゃる方も大変だと思っています。
私のわかる範囲で、心理関係の費用をお知らせします。
(1)臨床発達心理士の場合
①資格試験申請
(試験は1次10月、2次12月)
書類の申請費用 2500円
受験料 31500円
交通費・宿泊費 ?万円
(受験は東京と関西と2箇所のみ)
合計 34000円+?万円
②臨床発達心理士に合格したら
登録料 12000円
心理士会会費 28000円
(原則入会 5年分一括払い)
支部会費 10000円
(原則入会 5年分一括払い)
(尚、支部は2005年は7支部)
(支部のない県では当然、+交通費)
合計 40000円+??円
(2)私の知っている学会関係
・心理臨床学会
入会金 10000円
年会費 9000円
・発達心理学会
入会金 ?
年会費 9000円
(学生 7000円)
・遊戯療法学会
入会金 4000円
年会費 6000円
(学生半額 学部生のみ?)
・児童青年精神医学会
入会金 2000円
年会費 10000円
(3)SV
大学教官 6000円/60分
大学教官&自宅カウンセリングルーム
7500円/60分
大学教官 5000円/1回
民間機関15000円/60分
(4)研究会・研修会参加費用
無料(数少ない)
成育医療センター 発達障害
5000円から20000円(1日)
(5)大学の中での勉強会
10000円!(飲み会も含めて)
1000円~3000円
学会、研修会、勉強会はいろいろと情報を交換できたらと思っています。先日も、とある学会に参加し、長老と思われる方の非常識な発言に加えて、的外れな指導にびっくりして、入会はしない!と思いました。発表は勉強になったのもありました。学割で5000円でした。
学会、研修会、勉強会は、現場での勉強に欠かせないように思いますが、若い方の参加が余りないのが気になっています。
余裕がないのと、ここはお勧めというところが少ないせいでしょうか?
SVは、先生方が忙しい中、時間をとってくださる訳で、むずかしいですが、臨床的にご指導を受けたいという先生で、かつ良心的な先生をみつけて、熱意と誠意でぶつかり、後、受けて学んだことを現場でお返ししていることが示せると、困った時に助けていただける関係が築けるのではないかと思います。
SVは、大学で授業料の中でやっていただけることが当たり前のことだと思いますが、そうでないところが多いようですね。
学生の時はもちろん、卒業しても3年間無料でやってくださる大学もあると聞いています。
確定申告の情報ありがとうございます。税金を払っていらっしゃる方は、もどってきますよね。
税金を払っていないと、だめです。
アルバイトで税金をとられている人はもどってきます。
時期は3月にすんでいる自治体の税務署などです。
今日も、99円ショップで買ったおでん(6種類ぐらい入って99円)をおかずにして、メインの食事をしたところです。
文具類は100円ショップでまかないますよね。
本はアマゾンの古本でまずさがします。
あれば、早く郵送してくれてとてもいいですよね。
こういう苦労は、恵まれた生活を重ねられず、支援をもとめていらっしゃる方の気持ちが少しわかる部分もあるかと思ったりしています。
貧乏は時に気持ちをすさませたりすることを味わっています。
また人の情けが身にしみたりしています。
また長々々々となってしまいました。
同じような境遇の方、がんばりましょう!!
投稿: ほんわり | 2006.02.12 14:21