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2006.02.20

養成システム

今日は冷たい雨でした。睡眠不足がひどくて、ふらふらの一日でした。

あえて名乗らずさんから、臨床心理士の養成システムについてご意見をいただいています。

資格はとったけれど、仕事をしても十分な収入を得られないばかりか、出ていくお金が大きいという現状があるようです。みんなそれでもやってきたよと言ってしまえば、現状肯定になり、よい方向に変えていくことができません。
高額だけれど必要なSVに、他の方法はあるのでしょうか? また、研修制度はどのようにあるべきなのでしょう。ご意見をお持ちの方はぜひお聞かせください。


あえて名乗らずさんは、教師の研修制度が充実していると書かれていますが、そうでもないですよ。(^_^;
ただ、日頃からコミュニケーションを活発にとる機会があり、その中で先輩からも後輩からも学び、自分のやり方を是正していけます。また、1人で抱えるのではなく、チームでみるというシステムができていれば、それが自然と研修の場になります。もちろんいろいろな研修が、自主的なものから教育委員会指導のもの、教科主催のものなどあります。(管制研修は出張扱いになり、交通費が支給されます)

心理士とは働き方のシステムが違い、仕事の性格も違いますので、どのように心理士の研修に応用できるのか、私にはよくわかりません。

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臨床について」カテゴリの記事

コメント

少し補足します。

入る学校は選ばないと後悔しますが、いいところに入れたとしても、力を身につけられるかどうかは、自分にかかっています。
「馬を水辺につれて行く事はできても、水を飲ませることはできない。」と言うのは、思い通りにできないことの例えに使われますが、とにかく、どんないい環境にいても、自分のものにするのは自分の力に他なりません。

そういうことができていないと、どこに行ってもむずかしいということは、前提にあります。

専門職の養成に、カリキュラム、システム、指導者の問題が大きいので、発言しましたが、誤解された面もあるかもしれないので、補足いたします。

投稿: あえて名乗らず | 2006.03.13 21:36

コメントありがとうございます。

わたままさん、通信講座は心理学予備校のファイブアカデミーが提供しています。
こちらのURLからお申し込みいただけます。
http://5academy.com/koza.html

宣伝をするのもなんだかで~、お返事がおそくなりました。ごめんなさい。

投稿: ひろみ | 2006.03.13 00:04

わたままさんからの質問への答えでなくて、申しわけありませんが、これから大学、大学院を受ける方への参考になればと思って書きます。

教育は英語でEDUCATIONでしたっけ?もともとはラテン語の引き出すという言葉からきていることを知っていますか?その人の能力を引き出すところからきているわけです。

学校教育でも、臨床教育でも、臨床家の養成でも大事だと思っていますが、そのためには、指導するものの力量が問われます。
今の指定大学での教育がきちんと臨床家を養成できているのか疑問のところがたくさんあるようです。
授業でさえ、学生に何を身につけさせるかより、先生が何に興味をもっているかで、授業をしているところが、はっきり言ってあります。

こちらのサイトのバックナンバーに「大学院への勉強と共に、大切なことは大学院の選び方だ」というコメントがありましたが、私もそう思います。

臨床家になるために勉強するわけですから、そういう力をつけていただける学校を選ばないと、お金も、時間も、エネルギーもいかせないばかりか、卒業して困るのはほかならぬ自分です。
厳しいことを言いますが、きちんと内実を聞いて、選びましょう。自己責任の時代です。そして、構造改革ではありませんが、きちんとしていないところは、淘汰される時代なのだと思います。
はっきり言って、1種であるから、きちんとしているわけではないようです。2種でもきちんとしているところは、しているようです。

学校心理士や臨床発達心理士のことを聞いていらっしゃる方もいらっしゃいますが、学校によっては、そちらの養成システムの先生方の方が充実していらっしゃるところもあるようです。
資格としては、絶対に臨床心理士の方が知られていて、学校関係と、発達関係以外では、「何その資格?」という感じだと思います。でも、これからはどうなのかなあと思います。

そして、PSWでも活躍されていらっしゃる方もでてきていらっしゃるようです。
専門学校が下に見られていますが、実習を通して、実務をきちんと身につけさせようとしている気がします。内実をよく知らないのですが、指導者が現場の方が多いのでしょうか?声をあげることが弱い気がします。いつも医療者の下で甘んじていらっしゃったような印象ですが、現場では「使える」という印象があるのではないかと思います。

多分、大学院をでたからといって就職が保障されることはないと思った方がいいと思います。はっきり言って、大学院をでただけでは「使えない」という印象をもたれているところが多く、学校のバックアップがあってこそ、仕事ができている印象です。
ですから、そういうことも含めて学校を選ばれることをお勧めします。

地方はまだ、専門職が少ないので、需要があるようですが、都会は供給過剰でいながら、昨今の事件などの多さから力のある方は求められているようです。

むずかしいと思いますが、しっかり力をつけていただけるところをさがしましょう。現場とつながって、きちんとやれているところが、ひとつのめやすとも思います。現場で力を発揮できない先生に、要請を期待してもむずかしいと思われます。

入ってしまってからでは、遅いです。出る時とでてから苦労されていらっしゃることが、余り知られていないような気がします。
これから入る方は、入る前にしっかりと吟味されることをお勧めします。

投稿: あえて名乗らず | 2006.03.12 22:23

知り合いから有料で認定資格試験の通信講座があるとききました。どこを見ればよいかわからずここに書いています。詳しいことを教えてください。

投稿: わたまま | 2006.03.11 13:27

18年度SCに関しては、基本的には例年とおり文科省からの補助金(1/2)で運営決定。
総額の増額は認めらず、全国的に見た場合、SCの配属率の悪い道県への拡大等を鑑みると約8億の予算不足になる見通し。
そのため18年度については、消耗品費(全国で予算7000万)は全額カット。
さらに、残りの不足分を捻出するために、配属計画が出そろった時点で、文科省で各都道府県の状況を見て、20%~30%の減額の方針。
文科省としては臨床心理士時給5000円のラインは堅持するようにとの指示があるそうですので、そのラインは守られます。

平成19年度については、文科省も財務当局から国庫補助金での対応はできない旨の指摘を受けているということで、19年度からは、義務教育費国庫負担金か地方交付税交付金になる予定、予測では前者になると思いますが、現在のベースで考えますと、金額は税源移譲分をのぞくと約3分の1程度。
また、義務教育費国庫負担金になりますと、時給については一応のガイドラインは文科省から示されますが、原則的に県市の裁量権の範囲になりますので、現状の維持は難しくなります。
さらに、文科省では18年度中に教育基本法、学校教育法、同施行規則を改正する予定で、その際に、心理職の学校への配置を明文化し、制度化を図る予定だいうことです。
そうなると、「心理職」の資格要件が問題になりますが、教員との関係や、他法との整合性を考えますと、大卒程度、最高の条件が、教員免許のうち専修免許程度までが限度と考えられます。

SCと準SCの割合は、30%以内を堅持することはできました。文科省は40%まで認めるという方針を示しています。

投稿:                  | 2006.03.02 00:11

 私は相変わらず資格が取れなくて、勉強中ですが^^;
お役に立てれば…と思い、お邪魔しました。
SVについて、自分の環境をお伝えします。

まず、私の周りでは、
大学院を卒業し、就職した後に、卒業生が参加できる勉強会があります。
月1回のペースで、院でお世話になっていた教授をお招きして、集団討議というカタチで事例検討を行います。
それ以外にも、院でお世話になった先生方が月に1回は勉強会につき合ってくださるので、
月に2~3回の勉強会を行っています。
単発のものも含めると、年間でかなりの数になります。

内容も、
事例検討、講義(内容は様々。虐待、危機介入など子どもがメインですが)、テストアセスメント、グループ・アプローチなど。
結構多岐にわたっています。

先生方にも恵まれて、
先生方も「勉強する気があるなら」と安い講義料で快諾していただけてます。

もし、可能で在れば、同期や志のある方と共に、
お世話になった院で頼れる先生がいらっしゃったら、
定期的に勉強会の開ける環境をつくるとよいかもしれませんよ。

また、スクールカウンセラーに限っては、
県域でサポートシステムがあります。
年間5~6回、最近のスクールカウンセラー事業の動向報告も含めて、
勉強会や連絡会があります。
県が大きいのと発展的なので可能なことかもしれません。
この規模になると、その県に在籍している教授陣や、セラピストの志と県そのものとの関係性で大きく違いが出てくると思うので、
かなりの経験を持っていないと影響力は発揮できないと思います。


今は恵まれた環境で、勉強もできるのですが、
もともと地方出身で、
もし帰省して働くとなったら、
下手すると、有資格者は10人満たないかもしれないのです。
しかも県域で!
それが怖くて地元には最低10年帰れません。
地元に帰るときは、本当に専門家になっていないと仕事にならなさそうなので。

もし、お出になった院がお近くで在れば、
是非同期や現院生に声を掛けてみてはいかがでしょうか?

投稿: リン | 2006.02.28 17:31

ウソかホントか分かりませんが、院卒ホヤホヤの人たち(?!)用の研修施設みたいなものを創って、そこでしばらく養成しよう云々みたいな話もあるとかないとか。

ただ、情報源が不明なので、冒頭にも書きましたが、真偽の程は定かではありません(*_*)。

P.S.
前回の書き込みでは改行がメチャクチャになりましたが、後で見てみたら、ちゃんとなっていました。ひろみさんが手直ししてくれたのだと思います。お手数をおかけ致しました。ありがとうございましたm(__)m。

投稿: ぐうたら三昧 | 2006.02.25 14:55

今日就職が決まりました。まだ電話だけなので心配ですが、ちょっとほっとしました。

私の先輩では、出した履歴書の返送分だけでも重ねて何十センチになると笑っていましたが、就職はされました。

就職で求められているのは、即戦力のように感じます。
実際、院でなく、学部出でもかまわなくて、臨床経験を問われるところも多かったです。

学校関係ならば、
・4月から始まる特別支援教育に力が発揮で きるか?
・軽度発達障害への支援ができるか?
・先生へのコンサルテーションができるか?
・不登校への対応ができるか?
・保護者への相談に応じられるか?
などが問われるように思います。

軽度発達障害へのアセスメントも大事ですよね。
2005年に、LDIという学習障害のスクリーニングのがでたのは知っていますか?
各項目でみていく指針になると思います。

私の経験では、小学校への派遣カウンセラーのお仕事が増えている気がします。

今回なかなか決まらない方、私もいくつかは1次で残念でした。

でも、自分でがんばって勉強したこと、大学院の勉強だけでは、足りないと思って自分から勉強したことが随分役にたてるのではないかと今は思っています。
でも、本来は大学院のシステムで、これから必要とされることをやっておくべきだと思っています。

これから、PTSD、被害者支援、虐待、非行、ネットワークつくりと他職種との連携などが求められると思います。

精神医学の勉強も必須だと思います。
統合失調症はもちろん、操うつ症状、人格障害、神経症、摂食障害、心身症、強迫症状などさまざまな勉強が必要だと思います。

家族療法、地域支援、自助グループや発達障害の子どもへのグループアプローチなどグループ的なかかわりについても実際的に学んでおくことが、家族への支援、地域での支援、個とはまた違った角度での支援に役にたつように思っています。

勉強と共に、実習でしっかりと実際にかかわれる力を身につけておかないと、臨床の勉強をしたとは言えないと思います。
現場で、先輩、医療者、福祉の方の仕事から実際的なことを学んでおくことが大事だと思いました。

自分がどういうことをしているのか、できているのか、やってしまっているのか、みることのできる目をもてるように、しっかり指導も受けておきたいと思っています。

現場にでて困るのは自分ですよね。
現場にでてから困っても、支援を求めてきた方はもっと困るのだろうと思います。

困った時に助けていただけるネットワークを築いておけると精神的に随分楽ですよね。

私が十分にできていず、大学院で学んで、仕事につきたかったと後悔していることもあげました。

仕事でどのようにできるのか?どきどきの私です。
ずっと勉強なのもわかっているつもりです。

みなさん、がんばりましょうね!
グッドラック!!!

投稿: ほんわり | 2006.02.24 22:44

ひろみさん、とりあげてくださって、ありがとうございます。
私は、他の業界から心理の世界に入り、この業界の養成システムにとても疑問をもっている者です。

心理職は移動(転勤)もないことが多いと思います。そして、医者もそうですが、実務ができない、考えられない人が多いように思います。
はっきり言って、長年の古株の心理職や、精神科医で、社会性があり、常識的な判断、ふるまいができる人をとても貴重だと思うのは、私の偏見でしょうか?

なので、養成する指導者はそういう方がなっているわけで、臨床心理学が新しい学問で、学問自体がそのアイデンティティを模索している現状では、むずかしいのかなあと思わずにはいられません。

ひろみさんがおっしゃるように、学校では、現場ではきっとそんな理想的にはいっていないと思いますが、教師のライフステージにそっての研修を考え、教師の資質の向上は国家的な検討事項になっているのではないでしょうか?
つく人が問題とはいえ、指導者がついての新任研修から始まり、中堅研修から管理職研修まで、教育相談他専門研修がさまざまにあり、東京都であれば、質の問題があるとは思いますが、その時代に求められていることに即した、さまざまな研修が、夏休みを含めて、無料で提供されているところがあると思います。

また、授業研究他、校内研修は内容的な問題もあるかもしれませんが、ほとんどのところでやっていると思います。
同じ職種の中で経験年数のさまざまな方が、研修、相談、打ち合わせをし、よく言えば切磋琢磨、フォローし合える環境にあるようにみえます。
また、今は学級王国ではやっていけない面もあり、参観など、他の人の評価が得やすいし、少しずつ開かれてきている中で、随分変わってきたっように思います。
第3者評価も始まってきているようです。

そして、私立でなければ転勤もありますし、学年が変わればいろいろな人と組むので、問題が内奥しておかれる可能性が少ないように思います。
教育委員会というお目付け役もあります。

医者の世界はよくわかりませんが、学校をでたての医師には、指導医がついて、各科を回っての研修制度があるようですよね。
そして、診療にはたいてい、看護師さんがついていて、どういう診療をしているかが、見えやすいように思います。
でも、医局の問題や、学閥、各科の争いなど教育の世界よりは問題があるようですね

福祉の世界でも第3者評価が入り始めたようですし、同じ職種、違う職種との会議打ち合わせは日常というところが多くはありませんか?

司法の世界でも同じ職種の中では、研鑽がシステムの中できちんと位置づけられているように感じますがどうでしょう。

他の養成システムでは、専門職を養成するシステムが確立しているような気がします。
卑近な例を言うと、学生の勉強の参加費には、配慮があります。
心理は、民間の機関がこの間も「手作りの養成」をうたっていましたが、そのために何十万ものお金をとります。

他の職種が手弁当で、後輩を育てるために力を貸すのが当然なのと違って、心理職はきっと自分が高額な出費をして育ったからなのでしょうか?世間から言ったら、法外な料金を薄給のものからとって、何とも思わないようです。

SC以外の心理職の現状が、大学院をでていても、普通の新規採用ぐらいの給料で、昇給なし、ボーナスなし、退職金なし1年雇用というような現状なのに、多分昔々の精神分析時代の費用で考えているのではないかと思います。
そして、多分事例検討でもSVと称して、1時間で5000円から1万5000円ぐらいのお金を平気でとっていると思います。

学校でも、医療でもそういう心理の非常識に何も言えないのは、心理臨床学会が元凶だと聞いています。
けっこう大学の中では、臨床心理士の養成課程に対してひんしゅくをかっているところは多くあるようです。

若い心理士の方たちは、そうでもないようですが、古参の方たちには言えない雰囲気があるようです。

こういうことを言っても、これから大学院を受けようとする人、試験を受けようとする人、就職にがんばっている人に何にもなりませんよね。

でも言わずにはいられない現状で、長々と申し訳ありませんでした。

投稿: あえて名乗らず | 2006.02.24 21:52

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