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2006.03.15

卒業式でした

昨日は中学生の娘の卒業式でした。今日とちがって寒かったですが、よい式だったと思います。

最後の学級懇談に参加したとき、担任の先生から次のように聴いていました。「今の3年生はこの時期になっても落ち着いていて、私学の専願や公立の前期で進路が決まった生徒も、まだ受験(公立)の残っている生徒のことを考えて静かに授業を受けている」
あたりまえのようですが、1つ前の学年は、自分の進路が決まったとたんに授業中でも勉強しない生徒も多かったそうです。

親としてよい集団の中で娘が学校生活を送っていることほどうれしいことはありません。アルバム写真の中でも、卒業の日も、娘は満面の笑顔でした。
そして、よい集団であることが単なる偶然ではなかったことが、昨日の卒業式でわかりました。

私も娘のクラスの学級通信を見たり、懇談で話を聴いたりして漠然と感じたことです。
娘の担任の先生はほとんど毎日のように学級通信を出して、生徒が思いをつづった作文を載せて、「みんなこんな風に感じているんやで! みんなもしっかり考えなあかんで」みたいなメッセージを発信し続けてくださいました。量がすごいので、それだけでも頭が下がります。そのメッセージはしっかり生徒の心に届いていたようです。
そしてそのような取り組みは、娘のクラスにとどまらず、学年全体で取り組まれていたのです。「自分の気持ちを友だちの前で話す」「友だちの話を聴いて受け止める」「友だちの問題を自分の問題として考える」という活動が、行事のたびだけでなく、日常的に粘り強く続けてきました。
「卒業生の言葉」で代表の生徒からそれが語られたのですが、単なる形式的なことでなかったことは、3年生の最後の授業態度に表れていたと思います。偶然だけからはいい結果は残せないのです。それまでの積み重ねに対して、3年間指導を続けてくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

生徒の作詞・作曲によるオリジナル曲の合唱もありました。旅立ちの気持ちを船出にたとえた、ややステレオタイプな歌詞でしたが、2番では近くにともに励ましあえる仲間がいるという展開に変わります。これも仲間とともに歩んできた、3年間の取り組みの成果であると感じました。

たくさんのすばらしい思い出をもらった娘の、公立高校の入試は明日です。全国で一番遅いのではないかと思います~。今までは当たり前に感じていましたが、受験生の母としては、ここまで長くて苦しいものがありました。しかも、明日もいつものように娘よりも早く出勤しなければなりません。娘に申し訳ないと感じながら、体調を整えて、平常心で自分の力をしっかり出してきて欲しいと願っています。

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