人生の宝石
志望校に合格した娘はピカピカの1年生です。ほんとうれしそう。今日も新入生歓迎会とかで1日でかけていました。明日も登校日になっていて、はりきっています。
さて、先日深夜にTVを観ていたら、なつかしい番組をやっていました。
ご存じでしょうか???
ステージ101
最終回(1974年)の再放送でした。
私はまだ幼かったですが、番組のファンでした。当時も感じていたし、再放送を観ても思ったのですが、出演者のレベルが大変高いです。
日本全国の音楽好きの若者たち(しろうと)をオーディションで集め、番組は作られました。毎回、彼ら(ヤング101と呼ばれました)は洋楽やオリジナル曲を歌って踊りました。そのレベルが高い。私も彼らのハーモニーの美しさや洗練された歌唱、元気いっぱいの踊りを印象的に覚えていましたが、自分の記憶に間違いがなかったことを再確認しました。
放送のあと、少し裏話的な解説がありました。やはり、ものすごく時間をかけて練習したそうです。2週間毎に新しく10曲の歌と踊りをマスターしたというから、すごいです。
OBで商業的に一番成功した人は太田裕美さんでしょう。(「木綿のハンカチーフ」の) 歌のお兄さんで有名な田中星児さんや谷山浩子さんもメンバーだったことは、再放送で始めて知ってびっくり。
さて、メンバーの一人が当時のことをこう語っているそうです。「人生の宝石だった」と。
私は高校までにする勉強や読書を、「人生の貯金」だと常々思ってきました。多いほど、後で使えます。でも、この言葉を聞いたとき、「貯金よりも宝石が欲しい!」と素直に思いました。
思い返したとき、私の人生で「宝石」と呼べるのは、高校生のときです。あれほど充実していて、自分が主役だと感じることができた時間はその後ありません。なんの悔いもありません。
その同じ高校に娘が合格したので、生き生きと楽しそうな娘を見るにつけ、うらやましくてしかたがないのです。
家族とともに過ごしている平穏な時間や、大学院で学んだ日々、臨床心理士の試験勉強に打ち込んだ日々も、いつか宝石だと感じられるときが来るのでしょうか。今はまだわかりません。
きっと宝石の原石はそこらじゅうに転がっていて、いつでも誰でも手が届くのだと思います。しかし、それを磨かなければ宝石にはならないのです。ヤング101の若者たちも、自分の若さと持っている能力のすべてをつぎ込んで番組に打ち込んだから、その原石が見事に輝く宝石となったのだと思います。私もいつの日か、小さくても、ささやかでもいいから、きらきらと輝く自分の宝石をもてるように、原石を探して、磨いていきたいです。
最後に、ステージ101のオリジナル曲「涙をこえて」から引用
♪涙をこえていこう なくした過去に泣くよりは
涙をこえていこう 輝く明日見つめて~♪
みなさんもご自分の輝く宝石を手に入れてください!
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コメント
yumoさん、コメントありがとうございます。
ご自身の一生懸命の青春と「涙をこえて」が、がっちりドッキングしているんですね。ステキ!!
私はコンクールで歌ったわけではありませんが、歌詞はよく覚えているんですよ。
♪涙に続く明日も 明るいでしょう
悩みを知らぬ若い 心の中で
こんなに胸がはずむ
すばらしいことがなにか きっとありそう♪
これこそ青春!という感じですね。
私はいっぱい苦労をして、大人にはなりました。それでも、この詞のように、明日に希望を抱いて生きていきたいです。
yumoさんも、キラキラ輝く明日に向かって、共に歩んでいきましょうね。
投稿: ひろみ | 2006.04.09 21:14
「涙をこえて」は、中学のときに合唱コンクールで歌った曲です。
懐かしくて、思わずコメントしちゃいました
その時ピアノ伴奏をしていたのは若かりし頃の私。今思うとホント可愛い青春していました。あの頃はそんなこと考えもせず、必死だったけど..(笑)その時はわからないものですよね。でも一生懸命することが、過去の自分にも未来の自分にも報いることなんじゃないかなーなんて、今は思います。
過去の自分にありがとう。そして未来の自分にエールをこめて、今を一生懸命がんばります。
新年度を迎えて、私も決意表明!
「涙をこえて、今年度こそ臨床心理士になるぞーー☆」(オー!)
投稿: yumo | 2006.04.07 18:23