キーワードコレクション心理学
心理を基礎から学ぶなら、これが一番だと、私は思っています。
安藤清志ほか著 『キーワードコレクション心理学』 新曜社
この黄色い本を、私は院試のときから、何度繰り返し読んだかわかりません。
決して読みやすくはありません。初めの頃は砂を噛むようでもありました。しかし、必要事項がもれなくまとめられていて、1冊で学部で学ぶ心理学がほぼ網羅されていると言えます。
ただ、解説は簡略な面もありますので、ある程度知識がないと、理解しにくいかもしれません。わからないところ、もっと詳しく知りたいところは、他の本を見て、読み比べることはやはり必要でしょう。そうするうちに理解が深まります。
でも、まずは1冊をじっくり、ですよ!一通り読み終えてから、2回目以降、読み返すとき、他の本と対応させてみると、効果的なのです。最初からは目移りしないように!
私は院試のときは、『臨床心理学 キーワード』
臨床心理士受験のときは『試験にでる心理学』のシリーズと併用しました。
心理学の基礎分野は、『キーワードコレクション心理学』と『しけしん』の一般心理学編でかなり網羅できます。
ただ、『キーワードコレクション 心理学』の弱点は、発達心理学と社会心理学です。姉妹編として『キーワードコレクション 発達心理学』は出版されていますが、社会心理学はまだですね~。
有斐閣からの『キーワード』シリーズは、発達心理学、社会心理学、認知心理学、といろいろあるようですね。でもこのシリーズはやや易しいので、院試向きだと思います。臨士試験でも、基礎事項のまとめと確認にはよいかもしれません。
『しけしん』シリーズからは、社会心理学編がでています。
| 固定リンク
「参考書の紹介」カテゴリの記事
- 統計の参考書(2012.08.04)
- ブロイエルとアンナ・O(2012.07.18)
- 包括システムの参考書(2011.07.26)
- 統計の参考書(2010.06.05)
- 面白いほどよくわかるシリーズ(2010.03.24)
コメント
ひろみさん、おはようございます。
昨年度、通信講座でお世話になった者です。
おかげさまで、認定証一式が届きました!
合格後長い間燃え尽きていて
呆けていた私ですが、
また意欲が沸いてきました。
さて、
ひろみさんに今回ご紹介いただいている、
キーワードコレクション、
私もお世話になりました(^^)
まずは1度、
付箋などをつけながら読んでみて、
しばらく他で勉強した後読み返すと、
内容がすっと頭に入ってきたような
憶えがあります。
あとは心理学のいろいろな技法を、
自分のモチベーション維持に
役立てたりもしていました。
こちらの勉強部屋さんには、
これからもポイント取得の件の質問などで
お世話になると思います。
よろしくお願いいたします。
投稿: まこ | 2006.04.08 08:25