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2006.05.01

資質を磨く

hitomi さんからの「こんな私でいいの?」という問いに、たくさんのコメントありがとうございます。

そんな中、にゃさんからのコメントが大変意味深く、私も考えさせられることが多かったので、引用させていただきます。

私はスーパービジョンで苦い経験があります。何人かの先生について気がついたのは”自分の中の何を使って(どのような資質)臨床に携われるのか”ということでした。これはいわゆるその人のセンスを磨くことに通じるように思います。自分に備わっている資質と足りないものを探すことになります。自分の中の資質を見つけるためには専門分野の視点だけでなく(つまりスーパービジョンや教育分析などにこだわるのではなく)実は日常の生活の中で自分の支えてくれる人、育ててくれ人を探すことも重要だと思います。  専門の知識も大切ですし、同時に「こんな自分が・・・」という気持ちがあるなら、自分の資質を見つけて、磨くこと、補うことを考えると良いかもしれません。

「足し算」していく発想がすばらしいですね!
 

つまり、「私はこれができない。あれもダメ」というのでは、「引き算」です。完璧なイメージや、あるべき姿と比べて、足りないところを探しています。しかし、にゃさんの発想は、まず「自分に使えるものはなにか」から始まっていて、ゼロに足していく方法ですね。そして、足りないところをどんどん足していく、だから足し算です。

なんだか、引き算だと、せいぜい1にしかなれない気がしますが、足し算だと、1.2や1.5くらいになれそうな気がします。あるべき姿(=1)を規準にしていないので、どんどん足していって、+αの付加価値を自分につけられそう!

にゃさんが書いてくださった、「日常の生活の中で自分の支えてくれる人、育ててくれ人を探すことも重要」というのも、とても興味深いです。私がこのサイトを通じてやっていることとも通じるように感じます。ホント、人と人との関係は重要です。(プライベートブログも見てください!)

さて、肝心の私の資質ですが???
一度自分が完全にゼロになって、そこから回復したのが私の売りですが、それを全面に出しすぎるのもなんだかですね。個人カウンセリングではなく、グループの中で回復していった過程が、今の私の活動の原動力になっているのは確かです……ゆっくり自分の資質と向き合って、「磨くこと」「補うこと」を考えていきます。

にゃさん、すてきなコメントありがとうございます。hitomi さんも、私は少し傲慢になっていたかもしれません。考えるきっかけを与えてくださって、ありがとうございます。コメントをくださったみなさんも、ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。

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コメント

はじめまして。
心理学系のブログを検索してたどり着きました。
大学進学を目指す20代の社会人です。
短大で心理学に出会い心理士への興味を持ったのですが、金銭的な問題と、うつになり易い性格だった為、4年制へ編入するのを中断しました。
以来、自分にないもの、というか、自分に気づく為の社会人生活が始まりました。
今でも人と接するのが苦手ですが、接客業の仕事を通して多くの人と出会い、少しずつ心身共に健康になってきた気がします。

管理者様。とても勉強になります。
これからもチェックしていきます♪

投稿: まいごるる | 2006.05.22 13:38

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