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ウェクスラー

ウェクスラーの検査と適応年齢について、ご質問をいただきました。
以下、その質問です。

検査用具の適応年齢のことなのですが、例えば、6歳の子供を検査しようと思ったとき、WPPSI(適応年齢4才~6歳6ヶ月)とWISC(5歳~15歳)のどちらの検査用具を使うのか、わからないのですが・・・これだけでなく、ウェクスラー法の検査で、検査しようとする方の年齢が、どちらの検査用具の適応年齢にも該当する場合(今の場合だったら、WPPSIとWISC)、検査用具をどのように選択するべきか、実際は、どのように判断がなされているのでしょうか?実際は、予算が潤沢にある相談機関は少ないと思うので、様々な検査用具をそろえてあることは少なく、使うものは限られているのかとと思いますが、実際は、どのようにされているのだろう?と思い、どなたか教えていただけたらと思います。この検査については、学生時代、少しやっただけで、実際に使ったことが無いので、お願いします。また、ウェクスラーでも、こちらの検査用具が、主流であるなど、実際の現場の情報を教えていただけたら、嬉しいです。 どうぞ宜しくお願いいたします。

まず、WISCの適応年齢ですが、私は著書などに6歳からと書いています。しかし日本版は5歳からの適応が可ですね。この場で確認させていただきます。

質問された方がご自身で書いていらっしゃいますが、私も高価な検査具なので、WPPSIとWISCの両方を準備している場は少ないのではと思います。それでも、両方備えている場合はどうされていますか?

現場にいらっしゃる方のご意見をお待ちしています。

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コメント

はなさん、みどりさん、さけこさん、コメントありがとうございます。また質問くださったzeroさんもありがとうございます。

実際の臨床の場面では、本に載っている知識だけではカバーしきれない、いろいろな対応があるのだという、当たり前のことをよくわからせていただきました。
これからも勉強させてください。よろしくお願いします。

投稿: ひろみ | 2006.06.19 02:18

はじめてコメントさせていただきます。
私は、市の教育センターで発達相談員をしています。といっても発達相談の経歴はまだ1年くらいです。
直接的な答えになってないかもしれませんが、私は発達業界で有名な先生から「小学校1・2年の場合はWISCでの言語性数値が高くでる場合がある。だから、あまりにも高くでたときはWPPSIで言語能力をもう一度きっちりみたほうがよい。」と教えてもらったことがあります。
WISCは中学生の子供まで検査できるので、検査適応年齢が低い子供だと、数問答えただけでも、高くでやるしくみになってるみたいです。
ですから、WISCでとって、言語性(特に知識など)で数値が高くでた場合は、それがその子供の持っている力だとすぐに判断せず、注意して解釈するのがいいみたいです。
答えにはなってないかもですが、何かの参考になればとコメントさせていただきました。

投稿: さけこ | 2006.06.17 22:52

みどりさん、教えていただきありがとうございます。
発達関連の査定になると、さらに、未経験で、これからしっかり勉強、研鑚を積まなければと、大変刺激になりました。今後も、また、この場を通して、いろいろお伺いすると思います。皆さん、これからも宜しくお願いします!

投稿: zero | 2006.06.09 13:45

私も経験から少し。

基本的に、検査をする場合はなんらかの目的があるはずですので、「適用年齢」で選ぶというよりは検査の中身で選びます。
はなさんがかかれているように、ウェクスラー式だけでなく様々な知能検査・発達検査がある中で、どれを選ぶかをアセスメントすることもとても大切なことです。


その中で、「ウェクスラー式が最も適している」と判断してWPPSIとWISCで迷うならば、結果を予想してどちらか選びます。
つまり「WISCを選んでみたら評価点がほとんど1か2になってしまって数値がでない。下位検査間の差もでないので個人内差が査定できなかった」なんてことにならないようにWPPSIを選ぶ、とか「どちらでも数値が出そうだが、今後の再検査時の比較を考えてWISCを選ぶ」などです。

しかし、たいてい就学前のお子さんの場合は知能検査よりも発達検査の方が、結果が有用に思います。療育センターなどでも新版K式やビネー式を使うことが多いですね。
就学時には、MRが想定される場合はWISCよりビネーがいいと思いますが、知的な問題が軽く(またはなく)PDD傾向が想定される場合はWISCがいいでしょう。(なぜだかはそれぞれの検査をしっかり勉強すればわかります)
また年齢があがって、中学生~高校生くらいでMRが予想される場合でビネー式をとる場合には、ビネーⅤより田中ビネーを選んだ方が有益でしょう。(集計方法が大きく違うため)


これらはそれぞれの検査について十分知った上で、検査目的や被検査者に最も合った検査を施行するという検査者の最低条件に関わる問題だと思います。
適切な面接法を選ぶのと同じですね。

投稿: みどり | 2006.06.07 23:36

はなさん、お返事ありがとうございます。現場で扱ったことがなかったので、現状をお聞かせいただき嬉しく思います。また、細かく教えていただき、参考になりました。この検査だけでなく、他の検査も現状もまた、お聞きするかもしれません。そのときは宜しくお願いします。 又、他の現場の状況も知りたいので、他の方のご意見もありましたら、宜しくお願いします。

投稿: zero | 2006.06.07 13:52

どこでもそうかはわかりませんが、私の場合です。

検査を取るということ自体、なんらかの発達上の問題が疑われることが多いので、基本的にはWISCの適応年齢の下限ギリギリの生活年齢の場合は、WPPSIを選んでいます。

また、初回などまだ子どものことをよくわからない場合はウェクスラーでなく、新版K式や田中ビネーなど、細かくは見られないけど時間がかからないものを選びます。
そうすれば、おおよその知能水準や検査の態度などから、ウェクスラー式を実施するときにどちらを選ぶのがいいか判断しやすいからです。

ちなみに、知能検査(発達検査)のオーソドックスなもので用意があるのは、新版K式、田中ビネー、WPPSI、WISC-Ⅲですが、
未発話だったり、多動など検査に集中しにくいと推測される場合は新版K式、
それ以外の未就学児は主に田中ビネー、
認知発達のバランスなどを特に細かく判断したい場合はWPPSI、
知的水準が6歳以上と推測される場合はWISCⅢ
という感じでしょうか。

投稿: はな | 2006.06.06 20:25

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