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2006.07.30

増補改訂 試験にでる心理学

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増補改訂 試験にでる心理学 一般心理学編
について、途中になっていたので続きを書きます。

私が著者の心意気に心酔しているのは、以下の理由によります。

1.声高に「学問」と言う人たちに対して、試験のための勉強はおおいに結構と言っている点

2.試験のためだけという目的を越えて、心理学テキストとしてきちんとしたものを作ろうとしている姿勢

1について、著者の一人である山口氏は「確かに試験にでる知識は次世代につなげるべき重要な事項であることが多い。最良とまでは言わないにしても、現時点での必要悪として最低限知っておくべきことである」と述べています。

受験勉強の内容に関してあれやこれやと文句を言う人がいます。たとえば、英語ならば、こんなことができてもはなせるようにはならない、という感じです。私は文句を言う人は勉強が嫌いだから、理屈を言って正当化しようとしているだけだと思っています。英語の受験勉強をしっかりやっておけば、後はトレーニングをすれば、会話の力をつけることができます。受験の知識は最強のベースになります。

だから山口氏述べている、試験のために学ぶことの意味にはとても共感します。また試験のためのテキストであると同時に、心理学に関する必須事項をあつめたテキストを目指している、そのより高い目標を立てる姿勢も大好きです。
これだけでいいとか、最低限のことを目指すのは、私の生き方にやや反します。また、試験の合格というのを目指すときにも、好ましくないと思います。

しけしんの増補改訂版を手にして、
受験勉強を通して、心理学の基礎をしっかり学び、臨床に生かせる知識も習得しよう!
という目標が明確になるのを感じています。

新しいしけしんはとてもいいですよ~。欲しかった択一式問題が、受験対策に最適です。項目も過去問によく出ている分野が網羅されています。問題は難しいですが、がんばれば+αの勉強ができます!!

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コメント

この度、ある独立行政法人病院の受験用に、増補改訂 試験にでる心理学(一般心理学編)を購入しました。一応修士課程卒、臨床心理士ですがこの問題は難しいですね。時間がないので解答を見ながら納得して進んでいます。15年の年月は知識を想起しづらくしています。

投稿: waseda university | 2011.01.24 22:59

pooさん、コメントありがとうございます。
増補版しけしんの択一問題はとてもよいです。過去問をやり尽くした人にはオススメです。時期的には…

私が受験のときは9月にしけしんの臨床心理学編が出て、心理臨床学会の書籍販売で2割引きで買って、試験まで1ヶ月、必死で読んだことを思い出します…

青本(高い方)が先に出るというのは、どうかと思いますね。すでに持っている人は昨年度問題のためだけに高い本を購入することになるのですから!! 昨年赤本で公表されてた追加問題は掲載されているのでしょうかね? 
アマゾンはまだ品切れ(たぶん未入荷)ですが、どなたか入手された方、情報をお願いします。

投稿: ひろみ | 2006.07.31 16:44

しけしんの増補改訂版が出たのですね(あと青本も!)。択一問題が加わって、1.7倍のページ数・・・とても気になるので、入手すると思いますが、この時期に新しい本を買い足すことには多少心配があります。
色々な参考書にあれこれと手を出して、結局どれも中途半端になるのはもったいないですよね;;試験までの時間と、自分のエネルギーを計算してみたり。
ん~でも択一問題が入っているとなると…やっぱり買いに行くと思います^^;

投稿: poo | 2006.07.30 23:58

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