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2006.08.24

面接に関する論述問題

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来月大学院を受験される方から質問をいただきました。
院試の論述問題ですが、臨士試験の論述試験の練習問題、あるいは実際の臨床場面のケーススタディとして考えてみませんか。

クライエントが毎回、面接の終了間際になって深刻な話題を持ち出し、時間の延長 を余儀なくさせる場合、心理療法家はどう理解し、どう治療に活かしていけばよいか 述べなさい

論述試験ならば、どう理解するかについて、いくつかの仮説を併記するのがよいと思います。でも、今日は疲れていて、うまく整理ができません…どなたか助けてください。

仮説
①困っているほんとうに深刻な問題ならば、クライエントは面接の最初に話すものである。と考えると、クライエントが意図的に引き延ばしている可能性がある。理由として考えられるのは、セラピストへの依存(質問くださった方のご意見です)? わざとセラピストを困らせ、反応を見る意図(セラピストをコントロールしたい欲求?)??

②本当に深刻な問題をなかなか話し出すことができないだけ。一種の抵抗と考える。

面接枠は守っていかなければなりません。時間延長になる、終了間際に深刻な話題を持ち出すこと自体を面接の中で取り上げていくのかなぁと、思います。ラポールの形成やセラピスト-クライエント関係の構築に問題がある可能性が高いので、その点に留意しながら面接をすすめなければならないと感じます。

正解はないと思いますよ。>質問くださった方。

ご意見をお願いします。>みなさま。

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院試関係」カテゴリの記事

コメント

ひろみさん、あたたかいメッセージをありがとうございます。
癒され、励まされます。

今SCとしても仕事をしながら、大学院もいっています。
学校がさまざまで、一生懸命やっていらしゃる先生がほとんどの中で、やはり大変な学校があり、子どもにとって大変な先生がいるのも事実です。

これから第3者評価が入ってきて、チェックされていくので、違うのではないかと思いますが、子どもを育てていくところ、心にかかわるものを育てていくところが、きちんと整備されていなくては、いけないと強く思います。

特に臨床の大学院は2年間、1年目が授業で、2年目は修士論文にいっぱいいっぱいで、これで現場にでるのか?と不安なまま卒業し、不安なまま仕事をしている人がたくさんいるように思います。

医者が6年間の専門教育を受け、現場の実習で勉強をすることが当たり前で、その上で国家試験を受けて資格を取り、その上に研修医として指導医の元で育てられていくシステムに比べると、心理職の養成はお寒い状況に思えてなりません。
(ただ、精神科の実態もお寒い状況ではあるようですね。)

心を扱う専門職の教員が、学生の心を平気で傷つけることが、私もありましたし、身近な例でいくらでもきいています。
私の印象では、自分の指導力の問題が先ではないかと感じています。

学ぼうとする者に対して、育てる側は、力を尽くすべきで、育てることの専門家でない指導者が余りにも多いように私には思える現実に、これから学ばれる方は、よくよく選んでからの受験をと言わすにはいられません。
その上で向こうからも選ばれる訳です。
また、社会人を経験してから学校に入ると、ただ状況に甘んじていく学生の方が多いことも、憂いています。
仕事に入った時に困るのは自分自身なので、そのためには、声をあげていかないと、変わっていかないように思えてなりません。

私自身、卒業に向かって、大学院に入る前と大学院に入った後で、どのぐらい臨床の力がついたのかが疑問です。
知識は増えました。でも私が養成の大学院に望んだことは、臨床の力をつけることでした。
それは実習とそれに対する指導が余りにもお粗末だったことと、体制も不備だったことが大きな原因だと思っています。

私は、それを自腹をきって、いろいろなところで補う努力をしました。でもSVにしろ、研修にしろ、値段と時間など、普通の学生の方にはむずかしいように思いました。
大学院時代に付属の機関で5ケース担当し、5人のSVがついて、学んだ大学の話もききます。
そして、卒後のフォローもある、それぐらいが当たり前になってほしいと思います。
ちなみにうちの大学院は養成校の審査ではCレベルらしいです。でも、外部の評価はそれと反対です。そういうのも明らかにしてほしいと思いました。

養成する側に言いたいことですが、必要なところに限って耳を傾ける姿勢がないので、こんなところで、愚痴ってしまい、申し訳ありません。

投稿: ほんわり | 2006.09.04 01:43

ほんわりさん、コメントありがとうございます。
厳しいご意見、これから受験される方にとって、貴重なものです。ありがとうございます。

ものすごくがんばっていらっしゃいますね。

疲れたとき、しんどいとき、それを受け止めてくる家族や友人がいて、その人たちにわがままを言い、甘え、時には大泣きさせてもらって、私はなんとか生きてこられました。

自分があじの開きみたいにぺったんこになっていても、その上を丁寧にローラーで押しつぶされたのは、DVを受けていたときです。最後に残っていた空気が「ぷしゅっ」と破裂する前に、自分を救出しましたが。

ほんわりさんの詳しい状況はわかりませんが、同じ道を志す仲間として応援しています。乗り切ってください。

投稿: ひろみ | 2006.09.03 02:18

お久しぶりにプログを見ました。試験まで、追い込みの雰囲気に圧倒されています。
私は修士論文と仕事と生活に追われて、体調もくずし、人生にも疲れてしまっていたので、少し刺激になりました。
このプログの趣旨には合わないかもしれませんが、大学院入試の勉強をしている方もいるようですので、前にも書いたのですが、大学院を選ぶ時によく情報を得て、いい大学院を選ぶことを、お勧めします。

先日も、ゼミの合宿があり、指導教官が学生に対して、優秀な学生を求めてしまう気持ちを正直に言っていましたが、私には納得できませんでした。
試験で選抜してとった学生に対して、自分の指導能力を棚にあげ、優秀な学生を求めてしまう教官に失望し、何のための養成校であり、指導教官なのだろうと思います。

1種であっても、実習をきちんとやらせてくれない大学院もあります。
2種でも実習・SV・指導も充実していて、就職もフォローしてくれ、かつ卒業後もSVを初め、事例検討会への参加、勉強会などめんどうをみてくれる大学もあります。

結局は、大学院のシステム、教官の責任感、意識の問題に思えてなりません。教員が少なければ、外部の講師に頼り、そういう臨床についても、修士論文についてもカバーできていません。

特に社会人入試を目指す方は、心理で仕事をしていく時に、中学校のSC以外は、十分な収入は期待できないと考え、収入を得られるところを、考えておかないと、大学院に使ったお金+卒業後の人生設計に影響されます。
特に家族を養っている方は厳しさを覚悟されたほうがいいと思います。

夜間で、仕事をしながら、2年以上でも単位ごとの授業料で学べる体制がある大学院を選ぶとか、昼間の大学であったら、割のいいアルバイトをさがしながらの勉強もかなりきびしい学生生活だと思います。
3年目からは授業料は納めなくてもいい大学院もあるそうです。(大学院は大体4年までいられますし、休学や授業料の支払い猶予など、今の経済的な厳しい状況に、対応してくれる大学もあります。そういうことに配慮のない大学も、教員もいます。)

社会人の場合、子どものことや、親の介護などもかかえなければならないことも多く、見られています。

臨床についた場合は、社会人としての経験はかなり役にたつと思いますので、社会人で入試を考えている方には、がんばっていただきたいですが、気力と体力が何よりも優先され、学生としての優秀さなんか求められてもねーというのがいつわらざる心境です。
力をつけるために、仕事をやめてまで学びにきている学生に対して、教員は養成することの責任や義務をどれだけ感じているのか疑問の大学があるのも、悲しいですが現状です。

ですので、なるべく、中の具体的な情報をしっかり集め、私のように大学院選びで失敗して、使ったエネルギー、時間、お金・・・すべてに後悔することのないようにと願わずにはいられません。

つい気持ちが入り過ぎ、長々となって申し訳ありません。

投稿: ほんわり | 2006.09.02 09:02

ひろみさん、しーちゃんさん、ご意見いただきありがとうございます!とても参考になりました。
実際に面接をした経験もないのでどう書いたらいいのやら・・・と困惑してました;
あと院試まで10日しかなくてかなり焦っているのですが、復習を中心に頑張りたいと思います!

投稿: めぐみ(質問者) | 2006.08.27 01:31

しーちゃんさん、いらっしゃい。お久しぶりです。コメントありがとうございます。

修士論文に楽しんで取り組まれているようですね。お仕事との両立、大変でしょうがあと少し! 持ち前の妥協しない粘り強さで乗り切られることを期待しています。

これからもよろしくお願いします。

投稿: ひろみ | 2006.08.25 23:46

ひろみさん、お久しぶりです。
院受験のときにはお世話になりました。
今は修士論文の執筆へ向けて、データを整理しているところですが、なかなか進みません。
(働きながらなんとか院を卒業できそうな感じです。
院のみんなにはすごく助けられています。)
来年は心理士受験なので、
ひろみさんにはまたお世話になると思います。
よろしくお願いします。

さて、面接終了間際に質問をするClについてですが、ある種の転移であるかとも思いますが、
私的にはそのことには触れないかなぁと思います。

実際、
時間ギリギリで重要なこと、例えば自殺念慮など、
を言うclさんも居たりしますが、
実際そんなときどうするかというと、
まず自分の気持ちを告白するかな、と思います。
時間ギリギリでそんな大切な話を聞いて、
すごく動揺している。
このまま続けるか、それとも適当に切り上げるか、
その判断に困っている。とても判断できない。
あなたの助けにはなりたい、けれど、
時間の枠もあるし、それがあるから面接として成立もするし。
しかし、その話はほっておけない。どうしたらいいのか。
ストレートに告白する場合があります。
(そして告白しながら、すごく悩みながら話を打ち切ります。)
つまりClの転移に対して逆転移している自分を告白するのです。そうすることで、Clへのloving presenceを示そうと思います。
Clの転移を指摘する(ギリギリになって大切な話をするのは転移の可能性が大きいと思いますが)よりは、
Thの逆転移を告白したほうが、
Clにとっては安全なのだろうという私のスタンスです。

これは別にClをだまし討ちにしているわけでもなく、
これ以降、ラポールがスムーズに取れたりもすることもあるので、こんなやり方もありだな、
と自分では思っています。

けど、こんな回答は、
院の入試では極悪回答の模範例になっちゃうかもしれないので、受験生の人は、ひろみさんの言うように
枠と転移の線で仕上げるといいのかと。

全然参考になってませんね。
こんな感じで仕事の合間に(笑)院生活を送っています。

残暑きびしいです。ひろみさん&受験生の皆様、お身体、ご自愛くださいね。

投稿: しーちゃん | 2006.08.24 22:12

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