Frank, L. K.
私の仕事でのおっきなイベントが終わりました。
私の長い××生活で最高とは申しません。そのときどきに輝いていた○○を比較したり、順位をつけることはできないので。でも、今私と共にある彼らにとって、2006年9月のあの日の思い出は、生涯最高のものであると、信じられる熱気と盛り上がりと感動でした。
7月以来、ときどきペットボトル飲料を差し入れるくらいで、ずっと見守ってきただけでした。ところが!そんな私でも感じるところがあり、なんと! 十数年ぶりぐらいで、「詩」を書いてしまいました。へたくそなので、とても公開はできません。感動のおすそわけとして、恥ずかしながら短歌(?)だけ、紹介させてください。
いつまでも見ていたい風景は 君たちの笑顔
輝いた 人生の宝石
たいへん字余り。おそまつでした。一瞬一瞬がとても precious に思えたのです。
さて、学会も終わりましたが、ついでに関西に集まったメンバーで勉強会をしました。教えてもらったことをアップします。
17-12のFrank, L. K. について
私はさらっと問題を解いたときは、Frankl と読み間違えていました。
「心理臨床大事典」519ページに載っています。
学術用語として投映という言葉を初めてつかったのは、Freud で、防衛機制の1つとしてです。それは、意識的に認知するにはあまりにも苦痛な衝動や願望などを抑圧していたのが、外在化してしまう防衛機制です。そのときに衝動や願望の変形が起こりますが、具体的には、「私は彼を憎む」という認めがたい感情が、「彼は私を憎む」というように変形します。
一方 Frank, L. K. (1939) は、心理学の論文で「投影法」という名称をはじめて用いたと言われています。以下引用です。
フランクによれば、投映法とは非構造的な刺激状況を被験者がどのような仕方で解釈し、意味を与え、体制づけていくかを知ることから、彼固有の体験のあり方について洞察を得る方法であって、「みずからは語り得ない、あるいは語ろうとしない」被験者の私的世界を、投映によってあらわにすることができると考えられている。つまり、フランクの投映概念は、反応の中に被験者独自の私的世界が映し出されることであり、フロイトのそれよりも広義である。
とうことで、Frank は、投映法手続きの本質について述べたわけではありません。
Rapapor, D. については、引き続き、情報をお待ちしています。
投映は投影と書いても、どちらでもいいようです。
| 固定リンク
「過去問の解説-心理査定」カテゴリの記事
- DAM(2014.10.08)
- ITPA(2012.01.07)
- N式老年用精神状態尺度(NMスケール)(2012.01.03)
- 高次脳機能障害の理解と支援のために(2011.03.03)
- P-Fスタディの9タイプ(2010.05.09)
「H17問題」カテゴリの記事
- 特別支援教育(2012.08.12)
- H17問題(ロールシャッハ)(2012.08.10)
- H17問題(質問の回答)(2012.08.09)
- 結果が届き始めましたか(2006.10.27)
- Frank, L. K.(2006.09.18)
コメント