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2006.09.23

箱庭療法

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箱庭療法について、質問をいただきました。

過去問を解いていたら、不明な点がありまして、教えていただけたらと思います。 15-77Cでは、「砂に手を触れる程度が大きいほど、クライエントの心理的健康度は高い」は×になっていますが、13-81事例で、クライエントの自我の健康状態を査定するには?で、選択肢A「砂を掘って川を作ったこと」が○になっています。これは、砂をいじる云々より、川のほうに健康状態を査定する何かがあるのでしょうか?箱庭は専門書を読んだ事がなく、どなたか御存知の方、ご教授願います。

13-81に関しては、「川」に意味があると思います。確か風景構成法の「川」と同じ解釈でよかったと理解しています。しかし…手元に文献もなく、これ以上わかりません。どなたか補足をお願いします。

「砂」に関しては「退行」と結びつきますね。従って、触れる程度が大きいほど、より退行していると考えるのでしょう。

ご意見をお願いします。

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過去問の解説-心理療法」カテゴリの記事

コメント

砂に触ることと心理的な健康度は無関係ではないとコメントしたつもりですが・・・。ただ,問題文のような関数的な関係として捉えないようにする視点が大切だということなのではないでしょうか。河合先生がよく引き合いに出す中村雄二郎の「科学の知」と「臨床の知」という視点をもつことの大切さだと思うのですが。

投稿: 匿名 | 2006.09.25 20:39

八四一さん、匿名さん、コメントありがとうございます。

「砂に手を触れる程度が大きいほど、クライエントの心理的健康度は高い」が×だからといって、「砂に触れる程度が大きいほど、健康度が低い」ということにはならないですね。

匿名さんがおっしゃるように、砂に触ることに心理療法的な効果があり、また退行を引き起こす危険もはらんでいるのでしょう。たくさん触れれば心理的に健康とかは、無関係だから×ですね。

投稿: ひろみ | 2006.09.24 23:12

河合先生が,ある講演会で「心理的に健康でない子どもは砂に触りません。それが触るようになってくると,だんだん良くなってきたかなと思うんです」と語っていました。これは,砂に触れる程度が大きいほど心理的健康度が高いということをおっしゃっているようにも聞こえます。でも,そういうことではなくて,触る程度と健康度の関係は,あくまで臨床的な視点であって,触る程度と健康度との間に関数的な関係があるということではないのだと理解できますが,いかがでしょうか。

投稿: 匿名 | 2006.09.24 12:42

私が大学時代、箱庭療法を教えて下さった先生は、「川を作った時に、統合失調症の人とかはそのままなことが多い。健康な人だと、橋をかけたり、何か小物を川に置いたりして、仲介するような形にする」とお話して下さったことがあります。
何か本を読んだり、確かめたりして、専門的には説明できなくて申し訳ないのですが、私はその先生の説明を思い出し、13-81に対しては、「川」をどういう風に作るかに意味があって、砂を触る程度とは別問題と解釈しておりました。
また、それを具体的には説明可能な方にお願いして^^;、とりあえず簡単にで、ごめんなさいm(__)m。

投稿: 八四一 | 2006.09.23 21:19

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