鈴木・ビネー
試験まであと2日ですね。
「しけしん臨床心理学編」の択一問題について質問をいただきました。一緒に考えましょう!
第16問(P.149~)選択肢4の解説には、「鈴木・ビネー式知能検査の生活年齢に対する精神年齢の比で算出されるIQは、異年齢であってもIQの比較が可能」と記載されいます。ですが、ビネー式のMA/CM×100で示されるIQは、異年齢では直接比較はできないのではないでしょうか?この選択肢の間違い箇所は後半部ではなく、前半の「成人前の年齢層を対象とした...」にあるのではないでしょうか。鈴木・ビネー式は2歳から23歳までの年齢級で構成され、成人も検査対象となっていたはずです。
確かに、「心理査定プラクティス」にも「2歳以上成人まで」とあります。
また、年齢によってIQのばらつきの程度が異なるため「同じIQの数値が年齢によって異なる意味をもつ」ともあります。
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