自立支援法
新しい法律はすぐには出題されないこともあるのですが、自立支援法は出ましたね。
正解を巡って議論も沸騰していますが、こちらで整理します。
設問は、自立支援法による措置でどのように変わったか、ですね。選択肢から正しいものを1つ選ぶ問題でよろしいでしょうか。
選択肢に関して少し混乱があるようです。どなたか、選択肢を整理していただけませんでしょうか。
今報告を受けているのは以下です。
障害にかかわらずすべてのサービスが一本化(一元化?)された
b 障害を一元化した、というような内容e 応益負担から応能負担へ変わった
私は問題文を読んでいませんが、出題されたらしい事項についてまとめておきます。
厚生労働省/社会福祉法人全国社会福祉協議会が作成した資料から引用です。
障害者自立支援法のポイント
①障害の種別(身体障害・知的障害・精神障害)にかかわらず、障害のある人々が必要とするサービスを利用できるよう、サービスを利用するための仕組みを一元化し、施設・事業を再編②障害のある人々に、身近な市町村が責任をもって一元的にサービスを提供
③サービスを利用する人々もサービスの利用量と所得に応じた負担を行うとともに、国と地方自治体が責任をもって費用負担を行うことをルール化して財源を確保し、必要なサービスを計画的に充実
④就労支援を抜本的に強化
⑤支給決定の仕組みを透明化、明確化
利用者負担の仕組みはこう変わります(平成18年4月から)
利用者負担は、所得に着目した応能負担から、サービス量と所得に着目した負担の仕組み(1割の定率負担と所得に応じた月額上限の設定)に見直されるとともに、障害種別で異なる食費・光熱水費等の実費負担も見直され、3障害共通した利用者負担の仕組みとなります。定率負担、実費負担のそれぞれに、低所得の方に配慮した軽減策が講じられています。
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コメント
自立支援法に関して、臨床心理士は(臨床心理士会は)あまり関心がないようですが、本当はすごく大事な法律と思います。
試験にも出題されて皆さん勉強していくことがひつよです。
ざっと読ませていただいただけでどういう問題だったのか分かりませんが…
・障害にかかわらずすべてのサービスが一本化(一元化?)された
→これは正しいと思います。厳密にはまだ1本化されていないですが。3障害一緒というのがこの法律の理念です。
e 応益負担から応能負担へ変わった
→逆です。応益負担になりました。これだけのサービスを受けたらこれだけの負担ということです。ただし、自己負担のないサービスもありますし、また所得による軽減策もあるので応能負担的な部分もあります。
・2割負担になった
・国が費用は負担する
→事業内容にもよりますが、国が半分、地方自治体が4割、自己負担が1割というのがメインだったと思います。
中途半端な情報で申し訳ないですが一緒に勉強していけたらと思っております。
管理人さんはじめ皆様よろしくお願いします。
投稿: jazzyyysmile | 2006.10.23 21:25
はじめまして。
残りの2つの選択肢は、
・2割負担になった
・国が費用は負担する
というものだったように思います。
投稿: suidou | 2006.10.19 00:33