想起テスト
いよいよ試験当日となりました。受験生のみなさんはもうお休みになっていることと思います。
今日の日まで努力してきた、ご自分を信じて、決してあきらめないで、マラソンレースのようなマークシートテストと続く論述試験を乗り切ってください。きっとできます。
今日も過去問についての質問と回答のコメントがありましたので、今後のために整理しておきます。
6-10c
暗記学習の保持量を測定するには、再学習法、再認法、再生法などがあるが、どの方法でも結果には大きな差異はない。→×
私は保持量は多い順に 再学習法>再認法>再生法 と理解していましたが、間違っていたようです。
再認法>再学習法>再生法 の順です!
以下、コメントをいただいた内容から整理させていただきます。
再認法とは、いわゆる選択肢から選ぶ測定方法です。
再生法は、思い出した内容を書き出します。
再学習法がどうして想起テストになるのかがわからなかったのですが、教えてもらいました。
以前の学習をもう一度行うこと。 その際、一定の学習水準まで達するのに必要な試行回数や時間が前より少なくてすむので、これが記憶の効果とされる。 その程度は節約率で示される。
なるほど、2回目に暗記するときは、1回目より短い時間で済むということだったんですね。
しかし、それの結果をどうやって他の2つの測定方法と比較するのかは、?ですが…
保持量測定結果の数字も教えてもらいました。
『心理学』(東京大学出版会)の95ページから
【20秒後の保持率】
再認:100%
自由再生:85%
再学習:73%【2日後の保持率】
再認:72%
自由再生:27%
再学習:48%
コメントくださった田所兵衛さん、今年こそは!!!さん、ぐうたら三昧さん、ありがとうございます。
試験、がんばってくださいね。応援しています!
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