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2006.11.26

緊急企画-いじめられている君へ

果報は寝て待て!? 人気ブログランキング

今日は午前中学校心理士の研修会に参加しました。「いのちの授業」を実践されている講師から、いろいろなワークショップを含めた報告を聞きました。大変興味深いものでしたので、また、当サイトでも取り上げていきたいと思います。

研修会でも取り上げられましたが、全国でいじめ自殺が後を絶ちません。受験勉強も一段落した今、今さらと言われそうですが、新企画として、臨床心理士、または臨床心理士のたまごとして、いじめについて考えていけたらと思います。

「いじめられている君へ」というタイトルをつけました。今いじめを受けている当事者の子どもたちへ、あなたからのメッセージをお願いします。

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研修が終わり、地元へ帰ると、「愛知県岡崎市観光キャラバン」のイベントに誘われ、アンケートや抽選会に参加してしまいました。(^_^; 抽選会では、なんと!2等の国産線香花火が当たりました。箱を開けてみて、きれいなのにびっくり! 夏まで大切にとっておいて、楽しみたいと思います。

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いじめられている君へ

私からあなたに言えることは2つです。

1つはがんばらないでください。逃げてもいいんです。いままで十分にがんばった、あなたの勇気と忍耐力は誰にも負けるものではありません。そして、自分を支えられなくなるまでがんばることを、勇気とは呼びません。自分を守るために、いじめから逃げてください。

そして、一人で苦しまないで、誰かに話してください。あなたのことを大切に思っている人が、必ず味方をしてくれます。

私は、親から反対されて結婚した一年後に、夫から暴力を受けるようになりました。思ったことは、「親には絶対に言えない!」でした。「それみたことか」と言われるのがこわかったです。意地でもうそでも幸せにならないといけないと思っていました。夢のように描いていた幸せの姿があって、それがすでに崩れ去っているにも関わらず、その残骸にすがりついていました。

でも、どうにもならない状況がやってきました。苦しすぎて、精神がどうかなってくれたらと思いました。自分で死ぬか、殺されるかどちらかを選ばなければならない状況でした。そんな崖っぷちに立ったとき、私は戦うのをやめるという、第3の選択をすることができました。このとき、大きな荷物を1つ降ろせたのでしょうね。

実家に戻った私を、両親は守ってくれました。夫の両親とも話し合ってくれました。近所のうわさもあったようですが、私を一切責めませんでした。

あなたのご両親もきっとあなたを守ってくれます。親は子どもにとって最後のとりでです。安全地帯です。だから、一人で悩まないで、うちあけてください。守ってもらってください。

私が一番辛かった時期は、秋から冬にかけてでした。実家に帰ってから、いくつも病気に罹っていることがわかり、複数の医院への通院が続きましたが、春には体調も快復してきました。暖かくなり、いろんな花が咲き始めるたびに、その美しさに癒されたことを覚えています。世界の美しさと生命力のようなものを感じました。

世界は命と美しさで満ちています。あなたもそれを感じて、自分の中に取り入れてください。

長くなりました。他の方もよろしくお願いします。適当なトラックバック先を探して、送ろうと思います。


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臨床について」カテゴリの記事

コメント

自分自身のいじめ被害者体験と、日頃の仕事の上で感じることから一つの考えをまとめてみます。

私自身が被害者であった時に助けになったことは、

☆その場で助け舟をだしてくれなくても、後から一緒になって怒って悲しんでくれる友人が少数でも居たこと。

☆親が、親身になってくれ、時には学校を休むことをゆるしてくれたこと。

☆いじめている加害者は、私だけをいじめているのではなく、それまでも定期的に被害者が変わっていたこと。

☆結果的に、いじめは1ヶ月くらいの短期間で、班を変えることでなくなっていったこと。

です。

ただし思うのは、1ヶ月くらいの短期間でも辛かった思いが残っているのに、何年にも渡るいじめにあうと、非常に辛いだろうと思います。

私も、親にいじめられていることを言いづらかったのですが、親が、私のいつもと違う様子を不信に思って、しつこく(笑)尋ねてくれたので、言い出すことが出来ました。
言い出した時は、辛かったけれども、半分はホッともしていました。

解決方法は、難しいですね。一般的なものは打ち出せないけれども、少しでも仲間になってくれる友人がいたり、親に話せたりすることで、小さくても変化は生まれると実感しています。

本当に疲れた時には、お休みすることも必要だと思います。

そうして最後に、この被害者の経験は、その後の私の人生にプラスになっているところもあります。
例えば、友だちがとても大切だと思えたり、いじめはいけない、と心の底から思えたり……。

そんなところでしょうか。
長々と乱文失礼いたしました。

投稿: のの | 2006.11.30 23:49

 いじめについて、長い間児童臨床に携わって、いろんな事例が想起されます。20年以上前では、「いじめられる子が悪い」といった論法でした。様々な「事件」があり、最近でこそいじめられる子どもの立場に立った意見が主流になってきました。ある事例では、学校安全会の給付をめぐっての裁判にもなり、最終判決では被害の子ども側の勝訴となりました。
 実は、我が家の娘も中学時代に辛いいじめの被害者になりました。学校に話しても、対応は「否認」でした。娘は「死にたい」とまで訴え、最終的には家を買い直すことで転校し、少しずつ元気になりました。あの時、娘の味方をしたことは良かったと思っています。今では、希望の大学を目指して頑張っています。
 あの時、「学校なんか行かなくてもいいんだよ」「あなたはきっといい人生を歩みだすことが出来るから」
と伝えた言葉は、行き続けていると思っています。

投稿: わん | 2006.11.27 19:41

こんばんは。ぷりんです。
先日はひろみさん始めみなさんからのコメントをいただき、ありがとうございました。

日常の仕事と、周囲の方たちの励ましもあり、二次の面接のショックからすこしだけ立ち直ってきました。

学校現場で働いている者として、中学校でのいじめの解決について考えていることと実践について、少し述べさせていただければと思います。

私の考え方も基本的にはひろみさんの考えに重なるように思います。


・ひとりで解決しようとがんばりすぎない。
信頼できる人に現状をありのままに伝え、助けを求めること。(校長に直談判する、学校を休めるように親から理由を伝える連絡をとってもらう、学校へは母親だけでなく父親も相談に行く、等々が効果的。)

・転校する、転職する、転居する等々が可能ならば、それも立派な解決法と考えること。
(親戚がいる、友だちがいる、というところなら馴染みやすい。)

・いじめられることは恥ずかしいことではない、むしろ「他人と違う素晴らしい個性を恐れる凡人のひがみ」くらいに思うこと。
(天才、偉人、芸能人…など、世の中で個性的な活動をしているひとたちは、学校時代はいじめられっこだったという人が多いように思います。)

大なり小なり、人の世にいじめは必ずあります。いじめのケースもいろいろですが、これらの考え方に基づく対応は各々実際に相談のあったいじめへの策となりました。

いじめている側も家庭なり学校なりでいつも抑圧を感じており、そのはけ口が他人に向かえばいじめに、自分に向かえばリストカットや摂食障害などの自傷的行為になるのかなと感じています。

女子の場合、「いじめは悪いことだ、反省しろ」と説教し、無理やり「仲直りの握手」ではなく、いじめた側の言い分も聞き、「それは本来のあなたじゃないよね」「学校って案外、友だちと本心で語りあえる機会がないものね。お互い知らないところがたくさんある」「怒りの矛先が、それを受け止めててくれそうな○○さんにむいてしまったんだよね。あやまって、受け止めてくれたお礼をしなくちゃね」など、問題を外在化したり、自分の怒りの在りようを自覚させること、そして、いじめた相手に受け止めてくれたことを感謝することも、いじめをやめさせる効果があったように思います。

男子間の暴力がからむいじめについては、やはり男としての序列が上であると納得できる、信頼できる大人の男性にも入ってもらう方が良いと思います。
女性に弱みを打ち明けさせることは、男のプライドを傷付けるという感覚があります。そして、大人の女性としては、双方の子に個別に、「きみはすごい。いつも心配しているよ。大事に思っているよ」という思いを折に触れ伝えることかな、と思います。

こういう考え方や対応は、折衷的であり、面接で問われたような「先生とは違う心理の専門家ならではの技法」とは言えないのかもしれません。
しかしながら、臨機応変にその場の状況に応じて、きめ細かく段階的に対応していくしかないのが私の現状です。

(もし「ADHDを一発で治す」ような技法が存在するのなら、「いじめを一発で解決する技法」もあるのかもしれませんが…。)

明日から中学校の期末テストです。教室で受けられないため、評価には反映されないながらも、一生懸命勉強し、別室で受ける子たちがいます。

今は苦しいだろうけど、五年後、十年後にはきっと楽に生きられるようになると信じています。


投稿: ぷりん | 2006.11.26 22:39

自分で読み返して、臨床心理士として、というより当事者として語っていることに気づきました。当事者性と専門性の間でどうバランスを取るかは、私のテーマであります。

みなさんはどうぞ、臨床心理士または目指している方としてのご意見をお願いします。

投稿: ひろみ | 2006.11.26 18:28

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