2次試験の準備-SV
質問をいただきました。
私はSVをきちんとした形で受けていないことが弱点です。 指摘を受けたらどのように切り抜けたらいいのでしょうか? それとも、今すぐにでもでも受けるべきでしょうか??
SVについては、以前も話し合ってきました。
(コメントは新しい順に並んでいます。流れを追う場合は一番下からお読みください)
私は「今すぐ受ける」派です。
みなさんはどう思われますか。コメントをお願いします。
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コメント
ひろみさん、SVについて、卵の方には少し厳しく、かつ現状についての問題をシビアに言っている意見を尊重していただき、ありがとうございます。
真摯に仕事に向き合い、地道な努力をしているみなさんに、頭がさがります。
私自身は、初めは民間機関で学び、今はわかりませんが、その時にはシステムに組み込まれていたことと、必要に迫られて教育分析・SVをしていただき、それは本当に恵まれたことだったのだと思います。
でも、料金には納得できませんでした。
私の通った養成校ではそういうシステムがなく、お願いしたら「忙しくてそんなひまがない」と言い、全然なさっていない先生や、「ぼくは・・・」とひかれてしまったり、人格を平気で傷つける先生もいてこの先生につきたくはないと思ったり、本当にいろいろな経験をしました。
システムにないことについて疑問ももたない指導者の先生方のことは忘れられませんし、ご自分がそういう経験がない先生も多いように感じていました。
なので、今見つけられない方のことへの理解が足りなかったと思っています。
でも初めの学びの時に個人への指導が当たり前で丁寧にご指導を受けられたことは自分の臨床の基盤になっていると思います。
お忙しい先生お一人では間に合わなくなった時には自分からぶつかって開拓していき、先のようにいろいろな対応をされました。
事例検討とSVの違いはどのようにみなさまはとらえていらっしゃるのかお聞きしたくなりました。
スーパービジョンは文字通り、スーパーなところからのビジョンで自分やケースをみてもらい、結果として自分でも見られるようになるのかと(私はまだですが)と思いました。
ですので個人やグループなどでの事例検討会で丁寧なご指導をしていただいたり、職場他でケースについて率直に話し合えていけていると、同じような体験になっていることもあるのではないかと思いました。
それが「自己吟味力の能力を活性化させる方法」
とも言われることなのでしょうか?
決して自分の臨床を否定されることではなく、臨床技術の向上につながることのように思うのですがいかがでしょうか?
ですので、そういうことを面接で話すという意見に賛成です。
心理士の資格について語ると長くなるので、控えますが、私は卵のうちから臨床心理士の地位向上や、 臨床心理学のコミュニティ(学会など)の健全化なんか求めるのはおかしいと考えます。
自分をみがいてきちんと仕事ができるように努力をすることで、せいいっぱいでしょうし、それこそが結果として臨床心理士の地位向上につながると思います。
また長くなり、試験とは関係ない方向にもいってしまい申し訳ありません。
投稿: 仕事大変! | 2006.11.10 00:54
私の面接体験記はひろみさんの本に載っていますが、
現在受けているかどうかが重要なのではなく、SVに対する
その人なりの捉え方や取り組みをどれだけ正直に
振り返って伝えられるかが大事だと思います。
当時院卒1年目だった私は、面接官から
「今後SVではこんなことを、研究ではこんなことを
取り組んでいけるといいですね」と
今後の指針までいただきました。
もちろんその後、個人SVと集団SVをずっと続けています。
私にとって2次試験は、つっぱしってきたこれまでを振り返り、
今後を照らしてもらえるような面接でした。
正直つっこまれつづける嫌な面接もあるとは思いますが、
こんな面接もあったという参考までに・・・。
どうぞ怯えずにみなさんの力が発揮されますように
ご検討をお祈りいたします。
投稿: みどり | 2006.11.08 22:35
tokuさん、コメントありがとうございます。
大変すばらしい内容で、何も申し上げることはありません。1つ乗り越えられたので、他の質問に関しても、きっと同じように自信を持って前向きにしっかり回答できますよ! がんばってください。
投稿: ひろみ | 2006.11.08 22:11
みなさん、コメント、ご意見ありがとうございました。
二次試験を前にして、SVについての自分なりの考えに整理がついてきたように思います。
面接でSVのことを尋ねられたら、ひろみさんや「sak」からアドバイスしていただいたように、現在SVを受けていないこと、受けられない職場環境や出身大学院の事情を説明するのにあわせ、現在、面接において自分なりに向上するよう努力している点を説明してみるつもりです。
「今すぐSVを受ける」というのは、面接を前にして、SVについて語るのに一度体験しておきたかったということです。(もちろんそれをきっかけに発展的にSVが受けられる道筋ができればそれが最良の道かとも思います。)
認定協会はSVを非常に重要視しているように見受けられます。私もそのことには大いに賛同します。ですから、面接で、今できていないことを伝える際に、今後どうSVを受ける手立てを作っていくのかを述べたいと思いますが、実際に受けた上で見えてくるものを体験してから語れればと思ったのです。
今回は、大学院卒業後の事例検討会での指導教官や先輩から受けた指摘や、職場でのケース会議で同僚や他職種の人たちから受けた意見などをイメージして自分なりに表現してみます。
さらに、先の話になりますが、SVをどう探すかは「仕事大変!」さんのアドバイスにより、自分で良いと思える方を探すことが大切だとわかりました。これから個人的に探す努力をしてみます。また、「現代のエスプリ」の別冊「臨床心理スパーヴィジョン」の中の一文に、臨床心理士同士のスーパーヴィジョンの可能性について触れられている内容がありました。SVを「自己吟味力の能力を活性化させる方法」とするならば、いろいろな形態の可能性があるいう意味で了解できました。そのことも今後考えていきたいと思います。
長々とすみません。
受験される方は共にがんばりましょう。
試験後もまた、心理、臨床に関わる人たちと、ひろみさんの力をお借りしながら交流できることを願っております。
投稿: toku | 2006.11.08 21:43
私は昨年大卒で初めて受験、合格したものですが、SVについては全く聞かれませんでしたよ。
今から取り繕うより、受ける機会がなかった理由(経済的にとか環境的にとか)を素直に答えたら良いと思いますよ。それに大学時代に受けた指導や研究会に参加しているのとかを話せばOKだと思います。
SV受けていない位で落とされません。面接はびびっている人多いですが、捉え方しだいじゃないかな。私の友人はみんな「楽勝やったわ」と話してましたし、全員合格してますよ。私は試験も論述もできませんでしたが(多分40前半の得点)問題なかったですよ。論述は読んでそうになかったですし、履歴書もあまり正確に読んでいるようではなかったです。某教授からは「落とす為の面接ではない」と聞いてます。落ち着いて頑張って下さい。
投稿: sak | 2006.11.07 13:16
私も、受験した身なので、tokuさんの「合格したい」「合格できるように…」という気持ちは、とても分かるように思います。
ただ、「う~ん」さんの思いも分かる……と、コウモリさんみたいですが……。
「今から!」と思ったのなら、今からでもSVを続けて受けていくのなら、試験が良いきっかけを生んだことになるでしょうし、「今から!」が悪いとは思いません。
ただ私の場合(面接試験)、直接SVについて聞かれはしなかったのですが、質問に対して「SVの中で○○を学び……」と応えることが、多かった(一つの質問に限られなかった)ように記憶しております。
と、いうことで、長くSVを受けていると、得??ではあると思います。
今からSVに望まれる皆さん、充実したSVを受けることが出来るよう、お祈りしております。
二次試験に向けて、体調を整えてください!
投稿: のの | 2006.11.06 09:12
「う~ん」さんは受験されたのでしょうか。もしそうなら、『合格したい』という気持ちはわかるはず。
「2次面接の為にいますぐSVを受けるという態度」というよりも、「少しでも合格できる自分に近づくために努力しようとする態度」のように私には思えます。
熱意があると思います。
折角一次試験を突破したわけですし、もしかしたら最後の受験チャンスなのかもしれません。そういう人の気持ちを汲んで、より前向きな助言をして差し上げる方がずっと有意義な場所になると思います。
(本当に無茶なことなら『無茶だよ』と言ってあげることも必要かもしれませんが)
もしSVが必要なら、受験の条件として「SVを受けている者」となるはずですよね?
ここの訪問者がもっと元気になれるような助言をしてあげましょうよ。CPもしくはCPの卵なわけですから。
みんな合格するまでは不安なんです。
投稿: こまち | 2006.11.04 23:36
仕事大変!さん、コメントありがとうございます。
SVについて、具体的でわかりやすく、かつ大変適切な助言をいただきました。
ご指摘は受験生の方たちだけでなく、臨床にたずさわる者すべてが留意しなければならないことだと感じました。私自身も、しっかり心に刻みたいと思います。
投稿: ひろみ | 2006.11.03 16:03
私は、現在他の資格で仕事をしながら、いろいろな方と仕事をしています。
臨床心理士の資格をおもちの若い方、今年受験される方、学部卒から経験で資格をとられたベテランの方、経歴もさまざまで、週5日のフル勤務ではないので、他の日には会社、大学、塾、施設、医療関係、不登校対策のところなどいろいろなところで仕事をしていらっしゃる方々です。
私自身は、20年くらい教育分析はもとより、SVをうけ続け、何かあったら相談していただける体制を作ってから仕事をしています。
またSVでどういうことを指導(教育?)されているかの情報交換もしています。
まず、仕事場で思うのは、心理の専門職に課せられる責任の重さです。
力がないと本当に大変です。自分へのいましめも含め、いらした方ときれてしまったり、うまくいかなくて悩まれている話を伺うと、SVは必須だと思いますし、その前のどういう勉強をし、どういう実習他の経験をしているか、そこからの問題になっていると思います。
苦労がないわけではありませんが安定して仕事をしていらっしゃる方はSVだけでなく、事例検討会や研究会にでて研鑽に勤めていると感じています。
現場にいて、忙しくしているとそれだけでも、意識をもたないと自分の臨床をきちんと検証する余裕さえなく、仕事をしている状態になりがちです。
電話相談もしていて、ご自分がかかられているドクターや有名な方と面接や相談をしていて、対応に苦慮しての相談も少なからずあり、困って頼られる方に対して、ベテランでいらっしゃるからきちんと仕事
ができているわけではないことも感じています。
これから大学院を受ける方へのメッセージも含め、これからSVの方を探される方は、きとんとしたフォローのある体制のある大学院を選ばれることと、責任をもち、きちんと指導していただける方をみつけてSVを受けないと、私はSVで傷ついた方も知っています。
ご自分の臨床も自信がないまま、SVを立場上していたり、SVを引き受け、自分で引き受けられなくなった時に、受けている方に外傷体験をおこし、それをひきずっていらっしゃる方さえいらっしゃいます。
ではどうやってみつけるかと言うと、やはり、研修会などにでて、いい先生を探したり、都会であれば山王だけでなく、民間の養成機関は少なからずあると思います。そういう機関がない地方の場合は別として、厳しい言い方ですが、そういう機関を見つける努力もせずに責任ある仕事をする姿勢でこの仕事はできないのではないでしょうか。
また、ご指導を受け、ご自分の臨床の力にならない場合は、他に探すことも必要ではないかと思います。
事例検討会でも、ある種の色合いがあることを経験しています。
それと、SVをただで受けている人はSVではないという意見が以前にありましたが、プロとして、責任、専門性・・・などのことを言っているのだと思いますが、出世払いで困窮している専門職を救ってくださっている方も少なからずいます。
先輩が後輩を育成するのは義務だと私は思います。自分も育てられることでベテランになっていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
育てるということが簡単でないことは、とても思いますし、本当の指導できる力が問題なのだと思います。料金云々以前の問題のように私は感じます。
話が変わりますが、先日大きな学会にでて、臨床心理士だけが心理士の王道で、他の心理士は○○だということをおっしゃっていらっしゃる偉い方がいらっしゃり、そういう方だけではないことも知っていますが、そういう方も審査をされるので、そこで資格をとるには、ある対策も必要なのかもしれないと思いました。
矛盾しますが、SVを受けていなくても、ちゃんとやれているなら、面接官にはある程度わかるのかもしれません。
2次に望まれる方、がんばってください。
長々と大変失礼ですし、ひろみさんのチェックを受けてのせてくださるようお願いします。
投稿: 仕事大変! | 2006.11.03 12:50
コメントありがとうございます。
私は試験のためのSVでも、受ける価値はあると思います。もちろん、これがきっかけで継続してSVを受けていくことが前提ですが。
不安は払拭されるでしょうし、なにより、悪いことをするわけではないし、試験をきっかけに、これから臨床心理士としてやっていく心構えの1つとして始めることに、うしろめたさや抵抗を感じる必要はないと思います。
tokuさんの場合は、条件的に難しいのですね。同じような状況で試験を受けられた方、アドヴァイスはないでしょうか?
私から申し上げられるのは、精神科医からSVを受けられている方も同じですが、SVというものについての自分の姿勢、置かれている状況の中で、どういうものをそれとしているか、自分の臨床技法の向上のためにどのような努力を払っているかを明確にできればいいのではないでしょうか。
「そんなのSVじゃない」と言われることもあるかもしれませんが、「今は条件的にこれが精一杯ですが、これからは○○したいという思います」と言いましょう。それしかないですよ。うそは言えないし。
投稿: ひろみ | 2006.11.03 00:42
でも、2次面接の為にいますぐSVを受けるという態度がいかがなものかと・・・
そんな気持ちでSVを受けているのをCL及びPTが知ったらどう思うでしょうか・・・
投稿: う~ん | 2006.11.02 23:33
初めてお便りします。いつも貴重な情報に感謝しています。重ねて、教えていただければお願いします。SVについて「今すぐに受ける」にはどうしたらよいのでしょうか。私は、今年初めてで、そして最後の受験となります。すなわち出身大学院は近接領域ということでSVの対応がないと思います。職場にもありません。民間でSVを受けるにはどのようにすればよいのか情報があれば教えてください。
投稿: toku | 2006.11.02 20:53
一次試験と一緒に書いた論述は、少なくともあれだけをよめば、合格に値するかどうかは、90分くらいかけて書いた文章があるのだから、わずか10分の面接における救済的な要素はともかくと考えて、この人材を逸するには惜しいと思わせる形の面接にもっていくべきではないでしょうか?あの選択テストのあとにまあまあの論述が書けた人間をおとせるものでしょうか?
投稿: 神よ! | 2006.11.02 19:28