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2006.11.12

面接練習

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今日、地元のメンバーと面接練習をしました。2次試験を前に緊張しすぎている方、考えがまとまらない方の陥っているパターンが少しわかりましたので、整理してみます。

まず、今日の面接練習の方法です。これからやってみようという方、参考になさってください。終わってみたら、私がやっている自己表現トレーニングと同じでした。

手順
①メンバーの自己紹介(はじめて顔をあわせた人もいたので)
②模擬面接1回目
→3人1組で。2人が面接官役、1人が受験生役で順番に行う。入室から退室まで中断なし。1人が終わるごとにフィードバックしてから役割の交代
③回答の見直し
→うまく答えられなかった質問の回答を個別に練り直す。グループで意見交換をしながらしたかったのですが、今日は私と受験生との間でしてしまいました。
④模擬面接2回目
→1回目とは別人になって終了

②でまず自分の弱点や問題点を明らかにし、③でその対策を考え、④で仕上げです。

③の部分ですることは、「回答」という形ではなく、自分の持っているもの全部出してみることです。うまく言えていなかった人も、こんなにしゃべることがあるじゃない、と驚きます。それを回答にふさわしいように文章化できればOKです。

③で終わらず、④も大切です。1回目と比べて格段によくなるので、自信につながります。

練習した質問は
1.現在の仕事と4領域(面接、査定、地域援助、研究)
2.SV、SVで何を学んでいるか
3.具体的なケース
4.面接で心がけていること
5.臨床心理士を目指す理由、資格をどう生かしたいか

③について補足です。質問に対して、その回答を見つけようとするのを一度止めてください。そして、自分の全体像、実践していること、見てもらいたいところを整理しましょう。するとその中から、どれを回答に選べばよいかがわかります。持ち駒は全部使ってもかまいません。「たいしたことない」とか思って、出し惜しみをしないように。

私は面接では「正直に、自分らしく」と言ってきました。でも、正直に「今はケースを持っていません」「査定はやったことがありません」と言うのがいいとは思いません。
だって、臨床を学びはじめてから今までケースを持ったことがないわけがないでしょう。今はたまたまケースがないだけなのですから。せめて「××で、△△として、今まで○○のケースを担当してまいりました。最近どれも終了しましたので、たまたま現在担当しているケースはありません。しかし××の△△として待機し、いつでもケースを持てるように、週に1回の事例検討会には欠かさず参加しています」ぐらいは言いましょう。(でも、ウソはだめなので、事例検討会に出ていないなら言わないでくださいね。一例として書いただけです)

こんな風に書いてやや自己嫌悪に陥ります。模範回答はありません。私はそんなことを教えるつもりはありません。(ただ、ライターをしている関係で、文章化はやや得意なようです。これは私自身訓練を積みましたので、みなさんもがんばってください) 模範回答はみなさんの中にあります。ご自身の力で見つけ出して、形にしてください。

長くなったし遅くなったので、今日は終わります。明日は地元の臨士会です。居眠りしたら大変!

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コメント

やっとこさん、すてきなコメントありがとうございます。みなさんの励みにもなったと思います。

あなたのいい面を、しっかり見てもらってきてください。応援しています。

投稿: ひろみ | 2006.11.15 01:36

面接についてあれこれ考えていました。
結局は、試験に通るためというよりも、自分自身の資質を、キャリアの長い、先輩に見てもらうめったにない機会なのだと捉えようと思いました。
自分の考えを聞いてもらえる機会と思うとよいのではないでしょうか。
それで駄目だというのなら、やらないほうが良いということかもしれません。
先日からの質問や圧迫面接と呼ばれるものは、企業の幹部研修や公務員試験では当たり前のようにやられていること、そう考えれば、開き直れるように思います。
ただ、言うべきことをきちんと頭の中に整理することだけは、しておこうと思います。
いろいろ諸事情に追われて、これからですが、頑張ります。

投稿: やっとこ | 2006.11.13 10:17

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