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2006.11.25

2次試験を振り返って-論述に関する質問

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圧迫面接に関して、たくさんのコメントありがとうございます。私は受験生の受け止め方だけはないものを感じますが、でも、受け止め方も重要であると思います。これから受験される方は参考になさってください。

今年の特徴、ではないかもしれませんが、論述試験について、質問された方が多かったように感じました。そのあたりについて、ご意見をお願いします。

今日は紅葉を観にでかけました。午後から曇りましたが、日差しのあるうちに堪能してきました。

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論述試験ですが、診断と査定の違いは、診断=精神科医がするもの、査定=臨床心理士がするもの、では間違いなのでしょうか。そのあたりもよくわかっていません。σ(^^)

また、面接で論述について尋ねる意図はどこにあるのでしょう。

コメントをお願いします。m(__)m

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コメント

診断と査定の異同・・・
臨床心理士の国家資格化問題が議論される中で、他の専門家(ここでは精神科医)とは違う専門性を、臨床心理士がどう発揮していくのか?を問われているのだと読んで、医学的診断に加えて心理査定が重要であるということを意識して書きました。

投稿: poo | 2006.11.26 23:43

k-siさん

構造的診断、例えば、『構造と性倒錯』(ジョエル・ドール 青土社)などに、詳しいです。メジャーな用語とは言えないでしょうが。

投稿: mizu | 2006.11.26 20:57

mizuさん

なるほど~。
構造的診断!勉強してみます!

投稿: k-si | 2006.11.26 19:52

>面接で論述について尋ねる意図はどこにあるのでしょう。

今回の件について言うと、カウンセリングにおいて、クライエントの語りその他の様相から、クライエントについての理解を深める為、一瞬一瞬査定し、過去の査定に対して吟味し、査定を弁証的に進めていくセンスがあるかどうか、査定をそのようなものとして理解しているかどうか、を見る為ではないかと思います。

ちなみに、心理士も診断するのではないでしょうか。例えば、精神分析でも、精神医学的診断とは違う、「不安神経症」や「パラノイア」「外傷神経症」などの診断名を持っています(表面の言動からの精神医学的診断とは違う、背景の構造からの診断として。時々、精神分析の一派からは「構造的診断」と名づけられたりしています。)。それは、心理士も、自分の中で、あるいは身内や、学会で、幾らでも使えるのではないでしょうか(勿論、カルテや医療機関からの公の診断名としては使えませんが。)。

投稿: mizu | 2006.11.26 12:33

私も論述についてはたずねられませんでした。
筆記試験の結果について、「難しかった」と答えたら、しかめ面をされましたが・・・。
事例はおもしろいし解きやすかったけれど、基礎のあたりはやっぱりみたことのない言葉や、「重箱の隅」と私には感じられる問題もあったものですからそう答えました。

診断と査定については、診断は医師、査定はコメディカルという書き方をしました。また医師の診断については医学的モデルに基づいたものであり、査定は心理社会的モデルに基づいたものといった形で書いていきました。
共通点として診断と査定はクライエントの福祉に資するものであることを一生懸命述べました(笑)

診断について突っ込まれた面接もあったようですが、
診断と査定としか書いていないわけだから学問的定義云々よりは、どう考え、どう論じ、どう語るかなのではないかと考えていました。
これが精神医学的診断と心理査定との異同ということであれば、かなり限定された答えになるかと思いますが。

投稿: k-si | 2006.11.26 10:09

私は論述について一言も触れられませんでした。
「診断=医師」「査定=心理を含むそれ以外」という前提で書いたので,筆記後不安に駆られ参考書などを見て「やはり違ったかも・・・」とおののきながらの面接でした。しかし,論述については一言も聞かれずでした。
むしろ,これまでの面接について印象的な1ケースについて細かく聞かれました。主訴・見立て・治療法・終結時の状況をケース報告的な形で聞かれました。
論述について聞かれることもあるけど,必ずしも全員ではないようです。私は「筆記試験はできましたか?」とは聞かれましたが,「論述試験はどうでしたか?」とは聞かれませんでした。筆記試験について「事例問題が多く,現場の人間としては取り組みやすかったです」と答えたところ,試験官の方は「うんうん」とうなずきながらメモしていらっしゃいました。もしかすると臨床現場重視の傾向が事例増加に関係しているのかな,と勝手に推測しています。

投稿: にゃん | 2006.11.26 02:06

訂正です。

>、「自分の見方や直感」、も一つの体系として含めています

「直感」されたものは、「自分の見方」を起源として出てきた、すでに査定ですね。ですので、「直感」は削除です。

投稿: mizu | 2006.11.26 01:55

>論述試験ですが、診断と査定の違いは、診断=精神科医がするもの、査定=臨床心理士がするもの、では間違いなのでしょうか。

全然試験用に、そういう言葉について勉強したことも無く、又、日常的に何となく使っている印象からの話しで、あてにして欲しくはないですが、とりあえず、「診断は、ある状態が、既存の限られた類型のどれに属するかを探す行為。査定は、何かの目的の為に(例えばクライエントについての臨床家自身の理解の為とか)、ある状態を何らかの体系(広く、「自分の見方や直感」、も一つの体系として含めています)から再構成してみる行為。」というふうに感じます。付属的なことでしかありませんが、診断は類型が限られておりその一つ一つはある程度幅がありますから、変わったとしても診断名がかわるスピードは、査定よりおそいでしょう。査定は、緻密な再構成をしようとするほど、一瞬一瞬変わったり加えられたりすることとなりましょう。

精神科医だって、一瞬一瞬査定をしているのではないですか。診断名をつける、あるいは、確認する為に、患者の状態像を、常に査定しているのが日常ではないですか。それに精神科医でも、カウンセリングや精神分析etc.の見方を取り入れてやっているひとはいますから、「診断=精神科医がするもの、査定=臨床心理士がするもの」と言ってしまうと、精神科医にカウンセリングや精神分析はありえないことになってしまうのではないか、と思うのですがどうでしょうか。

投稿: mizu | 2006.11.26 01:48

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