卒業前企画
いよいよ明日は卒業前の、私には恒例の自主企画HRです。
どうなるものか…生徒には、「自分と友だちを信じなさい」と言っています。私も、気負わず、力まず、生徒を信じて、平常心で向かえようと思います。
以下、予告のクラス通信から。
卒業を前に
自分の進路、将来の夢を話そう!
4月に5年ぶりで担任を持つことが決まったとき、クラス作りの目標としたことがいくつかありました。その1つは、クラス通信でも書いてきましたが、みなさんが自己尊重感を高めて、自分を大切にしつつ、他人も尊重できる人になって欲しいというものでした。みなさんが自分に自信を持って自己決定し、責任を持って実行できる力を身につけられるよう、できるサポートを考えてきました。そして、その1人1人がバラバラにクラスにいるのではなく、おだやかに繋がりながら、何かのときには協力しあい、支え合える関係になって欲しいと願ってきました。
もう1つ、みなさんの自己表現する力も伸ばして欲しいと思っていました。コミュニケーション能力とも言われますが、自分の気持ちを適切な言葉で表現できる力は、これから社会に出て、いろいろな人と関わっていかなければならないときに、非常に重要です。これにはうまいへたがあると感じている人がいるかもしれませんが、実は練習すればできるようになります。これまで、文章で表現することは何度かやってきましたが、最後に自分の言葉で語ることをしてみたいと思います。
卒業前の最後のHRとして、一人一人が自分の将来の進路と夢について話す時間を持ちます。お互いに尊重し信頼しあえている集団の中でこそ、自分の気持ちが素直に話せます。受け入れられたという心地よさが味わえます。そして、お互いにお互いの夢を、支え合い応援しあえればと思います。
1月23日(火)×限、24日(水)×限 ○○の時間に実施したいと思います。次のことをクラスのみんなに話せるように準備をしてきてください。早く終われば23日だけです。話す順番の決め方はHRでお知らせします。
① 卒業後の進路
② 将来の夢、こうなりたい!
③ その他クラスのみんなに伝えたいこと
(クラス通信からの引用以上)
順番は、貼り出された順番表に自分で名前を書くという方法で自分で決めてもらいました。が…クラスの中心的なメンバーに最初に話してくれるよう頼んで、同意してもらえました。(^_^; トリも自分たちで決めていました。
学校とクラス嫌いな方には、身の毛がよだつようなことを、やります。主役は生徒なので、始まってしまったら、彼らにまかせます。互いに認めあう土壌作り、下地作りはやってきたつもりですが、どうなるでしょうね。
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コメント
donさん、コメントありがとうございます。
「聖職」は私には当てはまりません。教師のアイデンティティーがとても低いです。
今日は、まじめにいい感じでできました。でも、今の子たちは夢がなくなっているのか、自己表現の力が下がっているのか、ちょっと物足りなくはありました。
でも、自分なりの決意表明をしてくれたので、今日のことが今後彼らの行く先を照らす灯りの1つになってくれると信じます。
投稿: ひろみ | 2007.01.23 20:51
良いですねえ!ひろみ先生の姿が久し振りに活き活きとして見えます。
わたしの人生の設計図に教師という選択肢はなかったのですが、小学校5年生の時、畠田たけしという担任にであわなかったら、今のわたしはなかったとおもいます。先生というのは将に聖職です。小、中、高というのはロケットで云えば発射台のようなもので、少しのゆがみも後々のロケットの軌道に影響をあたえます。聖職とはいえ教師は決して聖人ではなく良い面も悪い面も含めて生徒達のモデルとなるものです。乱暴者だったわたしが諸学校の廊下で畠田先生に殴りかかろうとしたとき先生は静かに仰ったのです。「君にわたしが殴れますか!」それはとても自身に満ちた言葉でした。振り上げた手を下ろしかねているとき、先生はそっとわたしの腕に手を差し延べられ、腰の横まで下ろして下さいました。今は亡き恩師が今だに夢枕に立ってわたしを戒めてくださっています。
投稿: don | 2007.01.23 10:49