大学院の準備
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大学院進学が決まった方から質問をいただきました。
私は、今年の4月から臨床心理学系の大学院に通うことが決まっています。
入学までの2ヶ月の間に、受験勉強に引き続き、英語と専門分野についての知識を増やすこと、研究計画について吟味することは必要であると考えていますが、他に、入学までにやっておくとよいことはありますか?
未熟な質問で心苦しいのですが、よろしければ、教えて頂けますでしょうか。
よろしくお願い致します。
ご自身がおっしゃっいる「専門分野についての知識を増やす」「研究計画について吟味する」で十分かと思いますが。(たぶん、少なくとも私の場合は英語は必要ありませんでした(^_^;) 欲を言えば、研究分野の吟味と言わず、踏み込める部分は研究を始めてしまえばいいとも思いますが。
私がどうだったかは後でお話します。みなさん、ずっこけないでください。m(__)m
専門分野の知識を増やすために、私が読んでおいたらいいなぁと思う本をあげておきます。
臨床に関しては必読書ではないでしょうか。
鑪幹八郎著 『心理臨床家の手引き』
学校臨床を学ばれるつもりなら
石隈利紀著 『学校心理学』
発達障害の子どもさんなどのプレイをするための、行動系の必読書があるのですが…、書名がわかりません。黄色い表紙の本です。分かる方教えてください!
小此木啓吾ほか著の『心の臨床家のための精神医学ハンドブック』も、読んでおくとよいと思います。
姉妹編の『心理査定実践ハンドブック』もよさそう~と思っていますが、お値段がそれなりにしますので、まだ買っていません。
すぐに思いつくのは以上です。他の方のアドヴァイスをお待ちします。
では、私の場合です。
私は夜間大学院に仕事しながら通いました。その仕事が、いきなり経験のない部署の長をすることになり、その引継に手一杯で、大学院の準備どころではなかったです。
それでも、やったことが1つありました。4月からはもう時間がなくなる!と思ったら、これだけはしておかなくては!! と、ごく短期間ですが、熱中してやりました。
「金継ぎ」ってご存じですか?
きっかけは、お茶の大先輩であり、私にとっては第2の師である先生が、教授になられたときのお祝いのお席におよばれした際の記念品だったお茶碗です。ほんと不注意で割ってしまって、申し訳ないし、もったいないし、というとき、金継ぎのことを知りました。
教えてくれる教室もあるようですが、探せないでいたときに、通信販売で「金継ぎセット」を見つけて即購入しました。それがたぶん買ったままになっていたのを、今やらなければ後がない!と、すごく一生懸命に取り組みました。
それがこれです! じゃ~ん!
こんな風に、割れてしまった茶碗を美しくよみがえらせる技術にも惹かれました。継ぎ目の金は、本当のやり方では継ぎ目ににかわのノリをつけ、金粉や金箔を貼るという、難しい技術が必要です。ところが私は、いろいろものを作るのが好きだったので、貝合わせを作るときに使った「練り金」というすぐれものを持っていました。金とノリをまぜてどろどろにしたものです。それを継ぎ目に筆でぬりました。まずまずきれいにできたと思いませんか!(写真はクリックしていただくと、多少大きくなります)
別のお茶会の記念品のお茶碗も割っちゃったので、そちらも直しました。破片が足りない部分も、こんな風に埋めてしまいます。
この後は、大事なお茶碗を割るというそそうはしていないので、金継ぎセットは押入に入れたままです~。もう、使えなくなってるだろうな~。
長々とすみませんでした。
4月から大学院入学のみなさん、たっぷり時間をつかって、存分に学んでください。
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コメント
初めてコメント致します。指定大学院を修了し、昨年の試験で合格し、今年の4月から臨床心理士となるものです。このサイトには、合格に至るまで、随分助けられました。ありがとうございます。
さて、大学院生活への準備ということですが、私も、「専門分野についての知識を増やす」、「研究計画について吟味する」ということで、十分であろうと思います。特に、研究計画について吟味するということは、大事であると思います。私は、大学院に入学する前の春休みに研究計画について再検討するとともに、かなり文献を読みました。そのことが、その後の大学院生活をかなり楽にしたと思います。大学院生活が始まると、授業、実習、ケース検討会、勉強会など、いろいろあり、かなり忙しくなります。修士論文の作成のために使うことができる時間は以外と少ないものです。ゆとりがある今の時期に研究に関して深めておくことは、かなり大事なことでしょう。最近は、いろいろな参考文献があると思いますが、妹尾堅一郎氏が書かれた「研究計画書の考え方」(ダイヤモンド社)は大変有効に活用できました。これを読むと、研究のイロハが分かりますよ。
投稿: ネイキッド | 2007.02.19 20:20