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2007.03.07

ドラの症例

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フロイトのドラの症例についてコメントをいただきました。ありがとうございます。
検索しやすいように、新規にアップしておきます。

卒業式が終わり、ふぬけ状態でした。ぼちぼちですね~。
とは言え、明日から旅行に行きます。ちょっと北の方へ。真冬の寒さが戻ってきたというのに!です。
メインは豪華寝台特急の旅です。復路で利用します。一番豪華なスイートではないのですが、ロイヤルというA個室がとれました。なにしろホテル並のサービス、アメニティもあるということで、楽しみにしています。

携帯を使って、こちらの方に旅日記をアップしようと思います。よろしかったら、お読み下さい。

では、ドラの症例。過去問にちらっと登場しているのは、15-75Cです。
ドラの症例は、Freud, S. の夢分析の代表的な例と言える。→○

ドラの症例は、最初から最後までのセラピー記録が 出版されています。「あるヒステリー分析の断片」。 その意味でも、貴重な資料であり、症例です。 フロイトは詳細に彼女の夢を分析しています。

この症例は、最終的には失敗に終わっていて、
フロイト的に良くなってると思っていた矢先(実は転移でよくなってるように見えただけ)ドラは治療を断ってしまいます。

ちなみに、フロイトは腹を立てます。結構この怒りは引きずってます。そして、この自分の失敗に対する引きずりと、腹正しさが、そして、当時非常に賛否両論(主に反対の嵐)だった性欲説を認めてもらいたいという思いが、フロイトにこの症例の出版に踏み切らせたのでしょう。

が、この症例で、フロイトは転移の重要性に気づきます。
このころはまだ「転移」はセオリー化されてませんが、
後に彼はこの失敗を、「転移の分析の甘さ」からきたものだと自ら分析します。

さて、「転移」という精神分析において最も重要な
理論の内の一つがこの症例において
見つけられたわけですが、
ここにきてやっと、エディプスC、夢分析、転移という
3本柱が揃ったわけで、この症例は、
初の「精神分析」の症例であるといえます。
小児性欲説、夢分析、これらをミックスさせようとした試みでもある、ともいえるかもしれません。

なるほど、だから「ドラの症例」は夢分析の症例であると同時に、転移についての症例でもあるのですね。よくわかりました。コメントをくださった方、ありがとうございます。

ちなみに論文は1905年に発表されました。1896年に催眠によらない精神分析を創始し、1916年に『精神分析入門」を発表するまでの間です。この間の1900年から1910年代にかけて、フロイトは13の技法論文を発表していますが、「ドラの症例」もその1つということです。

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