SSRIの副作用
今、磯部潮の『「うつ」かもしれない』(光文社新書)を読んでいます。
薬のことが詳しく載っています。
昨年、勉強会で質問されたときは私には全く知識がなかった、SSRIとSNRIの副作用についての記述もあります。まとめておきましょう。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)
フルボキサミン(商品名:デプロメール、ルボックス)
パロキセチン(商品名:パキシル)
SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)
ミルナシプラン(商品名:トレドミン)
副作用
①吐き気、むかつき(投薬後1週間前後から減っていき、2週間ほどで減弱。薬の効果は副作用の減退と相前後して発現)
②眠気(それほど気にならない程度。長期的な服用での安全性は高い)
③性欲が落ちる(うつの症状でもあるが)
④Activation syndrome(不安、焦燥、不眠、攻撃衝動、自殺企図)
→18歳未満の人にSSRIを投与したとき、自殺企図のリスクが高まると報告されたが、著者は自分の経験から否定している
⑤離脱症状(断薬したときに現れる禁断症状、ふらつき、めまい、動悸)
うつ以外への処方
SSRI
パキシル→パニック障害、社会不安障害
デプロメール、ルボックス→強迫性障害、社会不安障害
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コメント
まったーさん、いらっしゃい。
私は大学も大学院も神戸でした。大学院と研修では、あんなにしんどい思いをして4年間通ったことも、今は昔の今日この頃です。
人生にはいろいろなことがあります。前向きばかりでは、しんどいこともありますね。
私もがけっぷちまで行った経験があります。そのとき、全部なくす前になんとかしなくちゃと踏みとどまり、はいずり上がって、かれこれ20年近くです。
だから、私の30代は、山あり谷ありの苦難の連続でしたが、苦労した分、今は比較的自由な私がいます。
まったーさんも、ファイト!です。
投稿: ひろみ | 2007.06.29 00:18
はじめまして。
私は指定校Ⅰ種大学院に入学するために
勉強している33歳の男です。神戸在住。
実は私カウンセリングを志しながら、
現在自分がカウンセリングを受けています。
週に1回、カウンセラーは臨床心理士です。
私は「遷延性うつ病」という診断名を持っています。
ここの方に説明をするのは野暮ですから
特にしません。7年半患っています。
今は認知行動療法を受けています。
この経験で病気がよくなって
試験に役に立てばとなんて思ってます。
これからも宜しくお願い致します。
投稿: まったー | 2007.06.27 03:09
ちなみにもう1種、SSRIで
セルトラリン(サートラリン)(商品名:ジェイゾロフト)
というのもあります。
セルトラリン(アメリカではゾロフト)は有名ですが、
やっと日本で使えるようになりました。
各SSRIは患者さんによって微妙に感じが違うよう
で、さまざまな感想がネット上にも書き込まれて
います。
投稿: さんちゃん | 2007.06.20 00:40